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カキモリのローラーボール 復活させた話

この記事は2019/12/27に作成された記事を移行したものです。情報が古い可能性があります。

復活!

皆さんカキモリのローラーボールって知ってますか?この画像のものがまさにそれなんですけども
端的に言うとカキモリってところが出してるインクの詰め替えができるボールペンです。インクというのは液体の万年筆用のインクのことでして、万年筆のボールペン版みたいな感じです。これを使えなくしてしまったけど復活できたよって話をかきます。

顔料系インクを放置してはいけない

万年筆インクは大きく三種類に分類することができまして、染料インク、古典インク、顔料インクというものがあります。
今回はその中の顔料インクがメインの話です。顔料インクは乾くと水に滲まないです。しかし水に溶けないと言うことは、乾燥してしまうと万年筆のペン先をつまらせてダメにする可能性があり、扱いが難しいインクです。一般的に万年筆によく用いられるインクは水に溶けやすい染料インクです。

で、さっき登場したカキモリさんのインクスタンドというお店でその顔料インクを作ることができるのですが、自分はそこでインクを作成し、それを入れるためのローラーボールを購入してインク入れて使っていました。
でもしばらく放置してしまいまして……

万年筆にも言えることですが、ローラーボールは基本的に放置してはいけません。使い続けることがベスト、使わないときはインクを抜いて保管したほうがいいんです。ローラーボール使わないときの保管方法ちゃんと見てないので推測で話していますけども、おそらくそうだったんです。
顔料インクを入れていたため特にそうするべきだったはずです。水で流せないですし固まったら終わりみたいなところがあるので……

とにかく自分はやってはいけないことをやってしまったんです。
ローラーボールはいくら書こうとしてもインクが出なくなってしまいました。

インククリーナーセット

プラチナ万年筆さんから出ている万年筆インククリーナーキットを使って万年筆を手順通りにクリーニングしている記事を見かけました。インクの成分は万年筆用のものだし、ローラーボールにも効果があるんじゃないかと思ってこれを自分もやってみたんです。(染料インクだけ対応してるのでは?と思ったのですが、顔料も対応してました。古典インクはどうなのか知りません。)

綺麗に拭いてからインクを入れて試し書き……
インク薄い!薄いっていうか残りカスみたいな色しかでません!ダメじゃないですか〜〜!もうオワリです……全ての努力が無駄だ……などと思いながら紙の上をぐるぐるぐるぐる……してると、なんか……インク出てきた感じがします。
若干インクの色が薄い気もするし書ける線が太くなった気もするけど……インク出た〜〜‼️‼️‼️‼️‼️
ペン先をトントンしたり、ゆーっくり書いたりしてみるとだんだんインクの色も濃くなって、書いた字が多少遠目からでも読めるくらいの濃さになりました!

ということで、インク抜いて半年放置したローラーボールでも復活したので、ローラーボールがお釈迦した人は試す価値あると思います。今度はちゃんと使ってあげなきゃ……
もうローラーボールには染料インクしか入れないことにします。またかけなくなったら悲しすぎるからね!

今回はローラーボールを諦めるな!という話でした!
おわり

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