「世界が僕を消したとき」公開の経緯
どうも、毎度お世話になってます。
さざなみと申します。
3月13日の午前0時に、予告なく動画を公開しました。
▼「世界が僕を消したとき」▼
実はこの曲、作ろうと思い立ったのが12日の午後五時くらいでした。
つまり七時間ほどで、作曲、調声、動画を制作した事になります。正直、大変でした。
なぜこのような動画を作ったのか、普段はこのようなことはしませんが、のちにこの動画を見た人に伝えられたならいいなと思い記事にしました。
ぜひぜひ、最後までお読みください!
動画の内容
動画の内容は、見るのが手っ取り早いです。百聞は一聴にしかず。(?)
歌詞はこんな感じです。
動画ではここまでです。早く寝たかったので。
歌詞の細かい説明はしませんが、まとめると「ずんだもんがいなくなった世界」を想像して書いた詞になります。
当時の「ずんだもん界隈」の様子
!このセクションはセンシティブだったり、ネタバレだったりする部分です。ご了承ください。!
当時起きていたのは、界隈全体に及ぶ炎上騒ぎでした。
CHARAZZ企画「麺処きずな」の騒動から約一ヶ月の3月11日、延焼する形でずんだもん界隈を黎明期から支えてきた投稿者が動画削除、ついには永久活動停止を発表しました。立て続けにずんだもん原作者の榊正宗氏は、ずんだもんをアイコンに使用し自身に誹謗中傷を受け、「今後ネットで全てのずんだもんを新規に使用するこを禁止」することを仄めかしました。
私は一連の様子を見て、大きな衝撃を受けました。本当に、ずんだもんがこの世から消えてしまうかもしれない。そうじゃなくても、存在自体がタブー視されるようになるかもしれない。そんなこと起きるはず無いですが、そんな憶測が現実味を帯びるくらい事態は切迫していたんだろうと思います。
そんな世界で私が動画を投稿する意義はない。私は一昨年の1月に活動を始め、8月に「この街は不憫」でずんだもんデビュー。それから11曲のずんだもん曲を作ってきて、今に至ります。そこで今ずんだもんを捨てることは僕には出来ない。そんな世界で私に存在価値はないのです。
全ては自分のためでしたが、同じように悲しむ人は少なくないはずです。だから私は何か行動を起こそうとしました。もちろん、誰かを攻撃して気を紛らわすなんてもってのほかです。私は歌を作ろうと決心しました。
歌なら、僕が「ずんだもんに消えてほしくない」という思いを間接的に、また率直に表現できる。それも、だれか個人を傷つけることなく。(コメント欄で個人にたいして批判するのはやめてね。)この曲が多くの人に聞いてもらえれば、少しでも注目をそちらに向けさせることが出来る。何処までも自分勝手でひとりよがりな動機でしたが、それでも自分なりに考えた結果でした。
!ここまで!
動画作りの過程
とにかくいち早く歌を公開したい。私はMIDI入力の観点からピアノを土台に楽曲を作ることにしました。結果、8トラックのみの超縮小編成で打ち込みが完了しました。多分此処までで二時間くらいだと思います。
ここまで出来たら作詞・調声です。作詞はいつも作曲の前にやるのですが、今回は気に入ったメロディーが先に思い浮かんだので、作詞が後になりました。世界観を壊さないような言葉遣いを心がけたつもりです。
ボーカルですが、今回初めて「VOICEVOXハミング」を使用しました。NEUTRINOずんだもんの底抜けに明るい声も好きですが、曲調に合うのはVOICEVOXかなと選びました。ハミング機能によって大幅に調声時間が短縮されて、ヒホさんには感謝しかありません。
VOICEVOXのエディター上で歌詞の打ち込みを行った後、VocalShifterを利用して細かい調声を行いました。此処までで制作開始から四時間ほどだと思います。
ミックスして完成させた後は、動画作りです。とにかく時間が無いので、過去に作った動画の時に使用した素材を再利用しました。画面中央の縦ノリするずんだもんは拙作「行き着いた先で」で使ったドット絵素材です。歌詞入れも済ませれば完成です。完成したのは午後11時50分位だったと思います。なんとか0時に間に合いました。
いただいた反響・その後の展開
YouTubeには0時15分に投稿、1分弱の動画にかかわらず、24時間で500回再生という反響をいただきました。見てくださりありがとうございます!
YouTubeのコメント欄は、公開後に一時的に閉鎖しました。理由はコメント欄があれるのを防ぐためでしたが、すでにコメントしていただいた方には大変ご迷惑お掛けしました。この場を借りて謝罪させてもらいました。現在コメント欄は復旧しております。
さて、この後ですが、動画内で予告したとおりこの楽曲のフルバージョンを製作中です。なんとか今月中に公開できればと思っています。乞うご期待。
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