noteの読者を6パターンに分類してみた。
noteは、文章を書くことが好きな人があつまって、詩・小説・写真・インタビューなどなんでも投稿できる懐の大きなプラットフォームある。
でも、同時にその懐の大きさゆえに、noteはとてもむずかしいプラットフォームだと思う。
「自由なプラットフォームなのだから、好きなことを書けばいいじゃん」と思うかもしれないが、これはnoteを収入源にしようと考えるとたちまちにむずかしくなる。そして、note一本で食っていこうと考えたら、本当に本当にむずかしいのだ。
100円くらいのnoteだったら、買ってくれる人もたくさんいるかもしれない。noteユーザーは、他のSNSに比べれば、有料に比較的寛容だ。場合によってはふだん仲良くしてくれている人がご祝儀的に記事を買って読んで面白がってくれる場合もある。それはそれですごくうれしいことだし、微笑ましい交流である。けれど、現実は厳しい。掴んだ読者を飽きさせないように、もっと読みたいと思ってもらうのは、とてもむずかしい。そして、このとてもむずかしいことをクリアしなければ、ぼくが目指している理想の生活はまだまだむずかしい。
いずれにせよ、ぼくはこういう苦悩を抱えた人間であることを踏まえたうえでないと読んでいただいても楽しめないと思ったので、このような自己紹介敵な導入文を設けた次第である。
そして、このむずかしさをどう乗り越えるのかについて、今回は無料で公開しちゃおうというのだから。
note記事のむずかしさ
note記事を書くのはむずかしい。
そこで、そのむずかしさを言語化できる手引きとなる言葉のものさしを紹介しよう。このものさしで考えれば、今、noteであなたが何に苦戦しているかが、今よりもくっきりと視界がひらけるはずである。
みなさんはnoteというプラットフォームでユーザーが求めるものはなんだと思いますか。
ここには、三者三様の答えがあっていいと思います。そんなのなんとなくだよと思うかも知れませんが、じっくりと考えてみましょう。
この問いは、こんな問いにおきかえてくださってもいいかもしれません。
noteユーザーは、何を求めてnoteをさまよっているのでしょうか。
情報と答える人がいるかもしれませんし、娯楽だと答える人がいてもいいと思います。交流と答える人もいると思います。応援と答える人もいるはずです。感性と答える人もいるかもしれないし、勉強している人もいるでしょう。
これは、ぼくが思いつく限りのものなので、もっとほかにもたくさんの活用方法があるのだと思います。ぼくが知らない、もっと面白いnoteの使い方があるかもしれないので、もし上記にあてはまらないものがあったらコメント欄で教えて下さい。
いったん、本稿ではそれぞれの人たちに「◯◯層」とします。
あなたは何を求めてnoteをやっているでしょうか。あなたのnoteはどの層があなたに期待しているでしょうか。読んでもらうためには、お客さんがどんな人たちなのか想像することが肝要です。
それでは、note記事を書くのをむずかしい理由とユーザーが求めているものを関連させながら、考えていきましょう。
(1)情報層
noteユーザーの情報層は、note内で情報をもとめてさまよいます。
知的で面白い人が多いnoteですので、知的好奇心を満たすことが目的です。
(2)娯楽層
noteユーザーの娯楽層は、note内で娯楽を求めてさまよいます。
noteには、面白い人の人生をのぞき見できるという特徴があるので、自分とはちがう人生を覗いてそれを楽しむ層です。歴史の普遍の法則として、この層は、パンとサーカスを求めます。
(3)交流層
noteユーザーの交流層は、交流を求めてnote内をさまよいます。
お祭り的な空気感を察知したり、企画に乗っかるのが好きな層です。ここには、「その影響力のおこぼれを自分にも」みたいな打算があるにはあるのですが、それでも基本的に交流を目的としています。誰かの傘にはいるみたいな交流もあれば、切磋琢磨するライバルみたいな交流もあります。あとは、単純に価値観だったり、外の世界では共有できない趣味の理解者をnoteでみつける場合の交流もあります。
(4)応援層
noteユーザーの応援層は、応援できる対象を求めてnoteをさまよいます。
これは、推し活ととても近い考え方だと思います。いろんな理由で推していると思うのですが、がんばっている人を応援するのが好きという人はどこにでもいますよね。
(5)感性層
noteユーザーの感性層は、クリエイターの芸術的感性のようなところを求めてnoteをさまよいます。
(6)勉強層
noteユーザーの勉強層は、勉強するためにnoteをさまよいます。英語の教材や勉強法や志望校別の対策など、実利的な情報を求めてさまよっている人もいます。しかし、もっと抽象的なものを求めて勉強してる人もいます。たとえば、noteでフォロワーの増やし方やマネタイズを求めている人たちです。
彼らの原動力は成長意欲で、目的を実現するために、noteをさまよいます。
まとめ
以上が、山門文治が知っている限りのnoteユーザーのふんわりとし分類です。実際は、もう少し細かく読者層を分けているのですが、大きくわけるとこの6パターンになります。
この6パターンの読者層をまんべんなく満足させ続けなければ、新規で読者を獲得しても、読まれ続けることにはつながらないでしょう。
あなたは、どのパターンでしたか?あるいは、どれとどれの複合パターンだったでしょうか?
それでは、この層に照らし合わせて、自分の得意な領域はどれでしょうか?どれなら戦えそうか。そういう観点から、読者が求めている記事が書けるようになるとあなたは伸びます。
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