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内と外をそろえる

 心が現実をつくる。と言う言葉を、一度は目にしたことがあるかと思います。人は「こうだ」と無意識で思っている通りの現実を生きているようです。
 では、体はどうでしょうか。体の内側で起きている様々は、外側に目に見える形で表れることが多いかと思います。顔色が悪くなったり、肌が荒れていたり。

内は外へ

 って何の事かと言いますと。人は外へ外へとひろがるように成長しています。そして、どれだけ成長していくかは内が握っています。
 内の充実、内の充足が外へと成長する糧となります。バランスよく、内も外も育てるのもありですが、ある時は外へ外へ、ある時は内を内を、育てるタイミングがやって来ます。

内を充足させるには

 内を充足させるには、自分の中にこもって、深く掘り下げる時間が必要になります。内観でも、瞑想でも、外側のツールを使うのでは無い方法が必要となります。
 そんな時に心強いのが体を物理的にととのえるケアなのです。

体は無意識の表れ

 体には無意識が表れると言います。腕を組む、鞄をどちらの手に持つか、自然と前屈みになったり、胸をはって歩いていたり。
 そう言う動作以外でも、体の状態そのものに無意識が表れるということもあります。筋肉を緊張させて自分を守ろうとしていたり、寝ているときでさえ歯を食いしばって耐えていたり。

体を内側から膨らませる

 風船のように膨らませる訳ではありません。縮こまってギューッとしている状態から、ふわりと豊かで自在な状態へととのえていくこと。体のなかで、筋肉が、骨が、内臓が、動きたいように動けるスペースを確保してあげることです。
 ギュっと潰れて型崩れしてしまった体を、ふっくらと元の状態に、物理的なケアで戻していってあげる。そうすると、潰れて無くなっていた容積が元に戻り、内側の空間が生まれ、体の内が自在な状態へ近づいていきます。

そして、そろえる

 内を自在な状態へととのえてあげると、それが外へと反映され始めます。物理的に体をととのえると、体のさらに内である無意識の本音が、聞き取りやすくなるのです。
 体の内側をととのえ、そこへ意識を向けてあげます。そうすることで、本当はどうしたいのか、どんな世界を自分は作り出しているのかが見え易くなってきます。
 見えてきたものをどうするのかはまた別の話でして、先ずは現状確認です。自分の世界観、ものの見方捉え方を、少し違う視点から眺めてみて、外側にどう反映されているのかも見てみる。

まとめ!

 内が外へ反映されるのだとしたら、その内の表れである体をととのえてあげることで、もっと内にある“本音のようなもの”が外へ出てきやすくなります。
 わたしは体のケアをしている人間です。体からととのえてあげることが一つの近道であることは、日々感じています。
 内からととのえる手段の一つとして、体のケアをぜひルーティンに加えられてみてください。


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