佐久間大介さんの好きなところ21 「好き」を大切にしているところ

オタクは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の推しを除かなければならぬと決意した。オタクには芸事がわからぬ。オタクは、まちの事務員である。算盤を弾き、誰とも遊ばずに暮して来た。けれどもweiboの更新に対しては、人一倍に敏感であった。
オタクはweiboを開いた。推しはいつもと変わらずあたりをはばからぬ大きな声で「みんなーーー!!ピーーーーーーーーース!佐久間だよ!」と明朗に笑うと、そこには『縁 -YUÁN-』のソロPVが貼り付けられていた。

「佐久間担大丈夫?」

聞いて、オタクは激怒した。

「呆れた佐久間だ、生かしてはおけぬ」

オタクは、単純なオタクであった。買い物袋を、ぶら下げたままで、のそのそPVを再生すると黒く硬い路の上に倒れ込むようにして死んでしまいました。

おわり




『佐久間担大丈夫?』にあまりにも激怒してしまい走れオタクを書き始めてしまったのですが物語が始まらないうちにオタクが死んでしまったので名作ってやっぱりすごいんだなあって思いました。(本当にすみません……)

上記は今日書こうと思っていたnoteとは一切関係がございません。

佐久間大介さんの好きなところ21 「好き」を大切にしているところ

オタクは佐久間大介さんのオタクになって割と初期の段階で彼が動物系の番組に出演している姿を見たのだが、

この頃から佐久間大介さんの「好き」を大切にする姿がとても印象的だった。それは好きな対象(彼の場合動物だったりアニメだったり)だけではなく、「好き」という感情自体を大切にしているように思えた、という意味だ。「好き」という感情自体を大切にしている、ということはつまり他の人が思う「好き」という感情も対象が何であれ同じように尊重することができるし、わざわざ尊重しよう、という意識を働かせることなく自然とできているのが佐久間大介さんの魅力であると思う。

その後インタビューやラジオなどでもよく「好きなものを好きと言える世界にしよう」と発言しているのを見聞きして、自分の中の意識だけの問題ではなく周りにも言葉にして伝えていこうとする姿勢がますます素敵だなと思った。自分の中でできているだけでも十分素晴らしいのに(そもそも自然と嘘偽りなくそれができる人はそんなにいないとオタクは思っているので)、ちゃんとメディア上でアウトプットして電波の向こうにいるオタクや画面のこちら側にいるオタクにも手を伸ばしてくれるような姿がとても素敵だ。誰かが仲間ハズレになりうる考え方ではないところがとてもいい。彼が伝えたいのは(おそらく)、自分の「好き」という感情をアウトプットすることであって、その対象ではないのだ。(そりゃもちろん対象が同じだったら尚嬉しいことには変わりないけども)

程度の差こそあれ、誰にだって「好き」なものがあるだろう。その感情が自分にもたらしてくれるエネルギーやパワーの大きさを佐久間大介さん自身が知っているからこそ、そのエネルギーの放出をためらわずにしていこうと言ってくれているような気がする。いつもそうですがこのnoteは全て(気がする)構文です。共感とかそういうの抜きにして、周りが好きとか嫌いとか抜きにして、自分が好きならそれでいいのだ。何も怯む必要はなくて、自分の好きという感情に、自分の好きなものに誇りを持つべきなのだ。佐久間大介さんはそういうことを教えてくれているように思う。こんなに自分にエネルギーをくれる感情、何一つ恥ずべき要素などないのだ。

わたしは中学とかその辺からずっとオープンマインドオタクをしているせいで「周りにあまり言えなくて」という悩み自体を抱いたことがなかったのだが、身近な人と話をすると、意外と「隠している」人が多いことに気づく。そういう思いを燻らせている人もいるということをちゃんと理解している佐久間大介さんはやっぱり周り(というかオタク界隈の話はもはや彼の「周り」には当てはまらないほど遠いはずなのに)をすごくよく見ているし、そういう人の気持ちを汲んで、言えずにいることを否定することなく「周りに自信を持って言えるような存在になるね」と口にする佐久間大介さんは、オタクにとって、ヒーローであるように思う。陳腐な言い方かもしれないけれど、佐久間大介さんは間違いなくオタクにとってのヒーローだと思う。大事なことなので2回言いました。限界オタクの限界語彙力なので勘弁してください。佐久間大介さんのWikipediaに、声優・アイドル・天使・妖精・ヒーローと付け加えた方がいい。付け加えておくか。(付け加えません)

この件佐久間大介さんの話じゃなくて自分の話になってしまうので読み飛ばしてくださいなのだが、わたしはオープンオタク(オープンオタク?)をしていてよかったなーと思うことばかりだった。周りに人に恵まれていたのかな、とも思う。あるいは鈍感でもあるのかもしれない。本当に皆さんすみません、ありがとうございます。最高にハッピーでーす。オープン具合で言うと、入社早々ドルオタですと社内報の自己紹介欄に書いてしまうくらいにはオープンオタクである。オープンオタクしていると、会社で口数少なめの人が健康診断の待合室で一緒になった時に、「わたしも今〇〇にハマってるんです」と教えてくれたり、帰り際先輩に「いつも昼休み楽しそうに話してるのオタクとして羨ましいから世が落ち着いたらオタク会をしよう」などと言ってもらえたりする。ありがてえ話である。あとこれは佐久間大介さんが言っているわけではないのだがオタクをオープンにすると仕事や勉強について手が抜けなくなるので、自堕落オタクはその効用を逆に利用してしまっている。自分がだらければ推しの株が下がりかねない。自分は社内、学内において推し背負ってんだこっちは。それくらいの覚悟でオープンオタクしてるんだこっちは。という状態である。どういう状態ですか?

自分の話をしてしまいすみませんでした。
だいぶそれましたが、自分の「好き」を言葉にすることは、もしかすると自分だけでなく誰かの「好き」の気持ちを肯定することにもつながっているのかもしれない。狭い世界で生きているオタクですら、誰かがその人の「好き」を教えてくれるたびにかなり、うれしいな、と思うので。そういう輪を広げようとしてくれている佐久間大介さん、まじですごいな。佐久間大介さんはすごい。この一言に尽きるんだよ。

そして、佐久間大介さんはその「好き」を大切にして自分のアイドルとしてのお仕事につなげていっているところが何よりすごいと思う。何回すごいっていうんだよ。すごいの類義語を100個くらい教えてくれ。もういい加減リンクはるわ。

初めて単独表紙を飾った雑誌が「PetPopSQUARE」だったり、初めての映画主演が声優としてだったり。誰がどう見ても、彼の「好き」という気持ちが武器になった結果だ。こればかりはもう揚げ足を取る隙もない。そして彼の「好き」という気持ちはとっても強いのに、それは誰かに押し付けるような乱暴なものでなく、濁りも澱みもない本物だからこそ、色々な分野で受け入れられるんだろうなと思う。(また激重noteになり始めた。いやずっとじゃねえか……。今更どうこういう話でもないわ……。すみません。)
PetPopSQUAREでの写真や、先日発売されたテレビガイドヴォイスアクターズの対談などを読んでいると、佐久間大介さんがいかにそれぞれのジャンルに優しく迎え入れられているかが伝わってきて、オタクはポロポロ泣いてしまった。
そうした優しい歓迎を受けるのはきっと佐久間大介さんが優しいからに他ならなくて、佐久間大介さんが優しい人たちに囲まれて好きなものを大切にしながら仕事ができてよかったなあとポロポロ泣いた。もうオタクはいくところまでいくとボロボロではなくポロポロと泣くのだという知見を最近得た。ありがとう佐久間大介さん。優しい人の周りが一生優しい人で溢れていてほしい。重い。重すぎる。自覚はあるのに指が止まらないのだ。うるせえうるせえ!

それぞれのジャンルだけではない。今回の声優の仕事に関しては、なんかもう全世界が佐久間大介さんのことを応援しているのではないかと思えてきてしまっている。(大袈裟オタク)
大袈裟オタクってノリで書いたけど、本心を言えば全然大袈裟じゃないと思っている。
海外映画の吹き替えでここまで色々なメディアで話題にしてもらえているのって、結構珍しいように思う。もちろんCMで流れたりワイドショーでアフレコ風景が流れたりといったことはあるけれど、売れている役者さんやタレントさんがゲスト出演している、という内容だったりする。そういった切り取られ方が多い吹き替え映画で、ここまで色々なところで佐久間大介さんが取り上げられているのを見ると、「吹替の主演」ということ以上に、彼が抱いている「声優」としての夢に大きな一歩を踏み出したことを祝福してくれているようにしか見えないのだ。「おいおい親バカならぬオタクバカがすぎるんじゃないの」とどれだけ言われようと、俺は永遠にそう言い続ける。(というかそもそも言わせんが。すぐにおくちにピーマンを詰め込んで黙らせてやる。ぽりぽり美味しくピーマンをかじるんだな。)なぜならオタクは佐久間大介さんのオタクだからだ。親以外誰が子供に親バカ発揮できるんだ。オタク以外誰が推しにオタクバカ発揮できるんだ。オタクバカは発揮してなんぼ。というかオタクバカではないこれは。れっきとした事実だ。次号のnon-noの佐久間大介さんのキャッチコピー見てきなさいよ。

なんだろう、なんだろうが出ちゃうよ。

あまりの激重noteっぷりをかわいさで中和してもらいたくて深澤辰哉さんに縋ってしまった。

なんだろうな、もうこんなに味方がいっぱいだから、オタクには計り知れない不安もあるだろうけれども、佐久間大介さんは自分の「好き」も、自分のこともを信じてこれからも進んでいってください。ほら見てよこんなに味方いるんだよ。だから大丈夫だよ、これはマジ。

ハーーーーーーーーーーーーーまだ1週間はあるのに今日も今日とて激重っぷりが安定していてもはやウケてしまった。


あ、思い出したんだけど、


それにしても『佐久間担大丈夫?』はやっぱり許せなくないですか?(振り出しに戻る)



佐久間大介さんの29歳のお誕生日まであと8日です。

今日は滝沢歌舞伎大千穐楽!!!!!!!投稿時刻的にはちょうど最後の公演をやっている頃でしょう……。本当にここまでお疲れさまでした。良くも悪くも(悪いのはご時世だけだけど)今後歴史に残るような公演になったように思う、なってしまったというか……。これだけ大変な中それでも舞台に立ち続けてくれて本当にありがとう。全落ちマンなので配信でしか見ることができなかったけれどそれでも最高さは十二分に伝わってきました。どうか最後の一瞬まで、無事に走り抜けられますようにとただただ祈っております。

終わったてからしばらくお休みとか取れるのだろうか。とってほしい。もう推しにはいつだって休んでほしい。計画的に休んで欲しい。健やかでいて欲しい。健康でいてほしい。あとMaybeのステフォは5億枚欲しい。

佐久間大介さんが今日も明日もおいしいご飯を食べて思い切りパフォーマンスをしてあたたかいお風呂で体を休めてふかふかのお布団と半身枕でぐっすり眠れますように。



おしまい


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