見出し画像

親知らず4本全部抜く(静脈内鎮静法レポ)〜前編 入院準備編〜

 はじめまして。ビビりで迷走神経反射を起こしやすい28歳女です。

 先日大学病院に入院し、静脈内鎮静法を使用して親知らずを4本同時に抜歯しました。

 静脈内鎮静法による親知らず抜歯は選ぶ方が少ないと思うので、あくまで個人の経験談ですが参考になれば幸いです。

(ちなみにヘッダーの画像は親知らず抜歯前最後に飲んだお酒です。抜歯して2週間ほど経ちましたが、念のためまだお酒は飲んでいません…早く飲めるようになりたい…)

①大学病院への紹介状発行(抜歯の約半年前)

 私は低血圧ゆえ、ほんの少しの出血•痛みでも具合が悪くなる迷走神経反射(主題からは逸れてしまうため、詳しくは検索して下さい)を起こしやすい体質です。

 社会人になり、ストレスや疲れから親知らずが時折痛むようになりました。地域の歯科で局所麻酔にて親知らず1本を抜歯しようとしたのですが、連日の残業の嵐により睡眠不足かつ疲れが残っていたため局所麻酔で迷走神経反射を起こしてしまい、その日はやむなく中止となってしまいました。

 その後、転職及びそれに伴う引越しなども重なり別の歯科で抜歯をお願いしたのですが、その歯科では下の親知らずの1本は神経が近く、もう1本は完全に横を向いているためうちでは親知らず抜歯は難しいと言われました。
(明言はされませんでしたが、前回の抜歯挑戦時に迷走神経反射を起こしたと伝えたことも抜歯ができない理由になっていたかもしれません…)

 そのため、親知らず抜歯は紹介状を発行してもらい、大学病院にて抜歯してもらうことになりました。(ちなみにその歯科では大学病院への診察予約もその場でしてもらえたため、それも合わせてお願いしました。)

 この時の地元の歯医者での診察と大学病院での初回診察までに約2ヶ月ほど時間があったため、その合間に抜歯方法について調べてみた所静脈内麻酔という方法を知りました。
 その方法では半分眠ったような状態で受けられることを知り、怖がりの自分にはこれがいいんじゃないかな〜という軽い気持ちで相談しようと思っていました。(が、のちに後で4本同時抜きという地獄を見ることを知る…)

②大学病院での診察(抜歯の約4ヶ月前)

紹介状を持ち、大学病院へ行きレントゲンなど一般的な診察を行い口の状態を確認してもらいました。

その大学病院の先生曰く「一般的な方法は片側の上下2本セットの親知らずを2回に分けて局所麻酔で抜く方法だ」と言われました。
迷走神経反射持ちの私は局所麻酔だけではなく前述した静脈内麻酔を使用して2回に分けて行いたいと話したのですが、先生は「静脈内麻酔を使うのであれば親知らず2本抜くのも4本抜くのも変わらない。医学的には4本同時に抜かないのは意味がわからない」との旨のまあまあ強めの言葉を言われました…

4本同時抜きという想定外の事態に心が折れそうになりながらも、局所麻酔という意識がある状態で2本同時抜きもきっとしんどいだろうと思った私は、4本同時抜き手術への準備を進めることに合意したのでした…

③入院•手術のための健康診断(抜歯の約1ヶ月前)

 抜歯の約1ヶ月前には、健康診断を実施しました。内容としては、X線検査、心電図、尿検査、肺機能検査等でした。肺機能検査以外は普通の健康診断の項目ですね。(肺機能検査は初めて受けたのですが、中々全力で息を吸ったり吐いたりすることって難しいですね…)

 健康診断を受けて約3日後に再び病院へ行き、健康診断の結果を踏まえて手術が可能だと判断されたため、いよいよあとは入院•手術を残すのみになりました。

 かなり長文になってしまったため、入院•手術とその手術後の話については後編で書きたいと思います…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?