救うことで救われたい
今日は落ち込んでないよ
救うことで救われたい
これは私の中にずっとある強い思想。いつ芽生えたのかはわからないけれど、小学校に入学した時点では既にあったような気がする。救うことは、救われること。助けることは、助けられること。与えることは、与えられること。愛することは、愛されること。少なくとも20年間、この強い思想と共に生きている。
誰かの役に立ちたい。常日頃から脳髄に染み付いている願いだ。必要とされることに自分の存在価値を見出している。昨今SNSでよく流れてくる「引き寄せる側の強い人間になりなさい」という流行りに大逆らいだ。ついていけそうにないしいく気もない。
自分にはただ黙っているだけで誰かに必要とされるような価値はどこにもない。だから、ぜんぶ、大事にする。どこで手繰り寄せた縁が大切になるかわからないから、一旦、全部。いつか私が助けられる縁かもしれない。いつか私を助けてくれる縁かもしれない。人間関係ですら断捨離が当たり前になってきた現代社会で、私はなんにも捨てられない。それが生きづらさに繋がる日もあるのかもしれないけれど(実際たまにウワ! てなるけど)、今のところはこれがいちばん私に合った生き方だ。と、思う。
「その人とは縁を切った方が良い」
大人になってから特に言われることが増えた言葉だ。大人になった今だから、その言葉がなんとなく"正解"なのは理解できる。理解した上で、私は正解をどうしても選べそうにない。記憶に残っている中で自分から縁を切った人間は相当少ないし、それのどれもが誰かに縁を切れとアドバイスを受けて行ったものだ。最初から最後まで自分の意思で断ち切った人はひとりもいないと思う。強姦してきた人のことは自分の意思で切ったけれど、当然のことなのでノーカンにした。あとは、どんなに酷いことをされても、言われても、それよりずっと、綺麗な思い出が上回ってしまう。来るものは拒まず受け入れて、去るものは全力で追ってしまう。私は私のこの生き方が、結構好きだったりする。
よく言えば友達が多い、悪く言えば八方美人。誰かに嫌われるのが怖い。だから、全部を愛してみる。愛してみないとわからないから。
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