看護学生という身分

看護師界隈は厄介なルールが沢山ある。それを学生の身分から守らなければならない。

例えば、移動はエレベーターを使わずに階段を使う。過去イチでは?って感じたのは、『8階病院の人はエレベーター可。7階病棟の人はエレベーター不可』というルール。
患者様の邪魔にならないようこのルールだとか。
いや、逆に十数人の学生がゾロゾロ階段をのぼっている方が邪魔だろ。そんで、1日中右も左も分からない学生が病院にいること自体邪魔だろ。エレベーター使わなかったころでの話よ。
そんでもって私は、めでたく毎日2往復の階段レースを1ヶ月間虐げられた。フルボッコ。

次に、どんなに無視されても挨拶をしなければならないルール。
実習開始の挨拶、お昼休憩に入る際と実習終了の際の挨拶、この3つは看護学生にとって重大なイベントである。
毎日毎日、誰が挨拶をするか揉める。誰も言いたくないのだ。そりゃそうだよな。面と向かってフルシカトかまされるんだもん。自分の声とナースコールだけがナースステーションに響きわたるんだもん。会釈すらしてくれないんだもん。居ないことにされてるんだもん。精神的にクる。私らを守り、公正な判断をするために、第三者委員会を設置すべき。フルボッコ。

そして、1日の最後、タイマンをしなければならないルールがある。8時間の実習を終えて、看護師に"報告"というものをしなければならない。
『お仕事中すみません。今お時間よろしいですか?』
フルシカト。今は忙しいのだと判断して、後ろで待っていると
『え?私勤務時間終わるけど?過ぎたら報告受け付けないよ。』
心の底から"は?"である。理不尽。意地悪。もはや不気味。
これは報告ではなく、喧嘩である。口喧嘩。負けられない。逃げられない。ボコボコになるまで"根拠"を問われる。
今回もフルボッコ。涙目で帰宅だ。

こんな環境の中無賃金で1ヶ月過ごすなんて、ただの生き地獄。毎日ゲボでそうなくらい行きたくなかった。今思い出すだけでゲボでる。

まあここに書いたことはほんの一部の一部であって、書き出したらキリが無い。
22年間、なんとなーく生きてきた。しかし、ここでしっかりと22年分…いやそれ以上の"理不尽"に遭遇した。

こんなことが、デフォな看護学生相当ハードモードじゃない?
まぁ、いやだったら辞めろよって話なんだけど、それは同じ環境に身を置いた同級生だけが言えることだよ。

まとまりのない文章だけど、おわり。

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