胎界主ピュア戦のおもしろいところ

※めちゃくちゃ俺なりの解釈が入ってるのと、ご存知の通り設定が膨大なので記憶違いあったらごめんなさい。

俺の解釈では胎界主っていうのは、ある『物語』において『主人公』級になれる人物のことを言うのだと思う。
運ぶ力という概念も単なるラッキーパワーではなく主人公補正みたいなものだと俺は考えている。

だから胎界主という作品は主人公級の登場人物がいっぱい出てくるクロスオーバー的な構想を出発にしてるんじゃないかな……という妄想。

この解釈をふまえてピュア戦を読むとゲロクソにおもしろいと思う。

まず稀男というキャラクタの位置付けは主人公がたくさんいる世界観の中で便宜上の主人公で、主人公補正の鬼(≒作中最強クラスの運ぶ力)という理解です。
いっぽうピュアというのはメタキャラ(この世界が作品世界だと理解している登場人物)という理解です。

めだかボックス的に言えばめだかが稀男で球磨川がピュアみたいな感じです。主人公vs裏主人公的な……適切な例えでないような気もしますけど。

ピュアは《主流》について語ってるあたりが特にメタっぽいキャラなんだなという感じがします。
たくさんいる胎界主達は大なり小なり登場人物としての目的があって、ピュアは最古の人類かつ寓話の作者というメタ視点でそれらを俯瞰しているので、自分がどうすればふさわしいのかを凄まじい精度でロールプレイできているっていう感じ。

真の胎界主というのは、まさしく真の主人公のことだと思うので、便宜上の主人公である稀男から真の主人公の座を奪還すること世界が完結させるってことで、それがピュアの物語ということなのかな。
バハムート戦終了後の最大の事象節では稀男・ピュア以外にも多数の胎界主が集まっていて。
アドニス、デュラハン、ハッグ、ミミコポ筆頭にした殺技団ワイト、ニキ、エトセトラ、彼らには稀男やピュアすらを出し抜いて真の胎界主になるチャンスは本当にあったように描写されてる。
(まあ彼らのうちの誰かが仮に真の胎界主になったとしても、結局ソロモンが限界を迎えて大惨事が再来して生成世界が崩壊するだけ……のはず)
ピュア戦は主人公クラスの多数の胎界主が胎界主の格をあまり落とさず、かつ破綻なく進行するのがすごくおもしろいんだよね。

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