見出し画像

2022/12/17 仕立て屋のサ―カス

本とコ―ヒ―tegamishaで見つけた。
「仕立て屋のサ―カス」という
舞台?
実験?
社会運動?

本とコーヒーtegamisya で購入。
観れば分かるさ。(18才以下無料 !!!)
受付を抜けて最初に現れる幕。
舟と光。
受付と舞台の間で開かれる市場。
古本にZINE、出版社。
雑貨にカレ―、
ル―ロ―ハンにお酒に焼き芋。
ジャムやスパイス。
祭りじゃ祭りじゃ―。
ガラスにアクセサリー、服屋さんも。
開演前。(写真、動画撮影は邪魔にならない様に注意すればOK)
後ろの客席にも広がる布。境界を超えていく。
舞台は刻々と変化していく。

布を切る。結ぶ。広げる。動かす。単純なのに見たことがない景色。最前列のお客さんしか舞台が見えなくなっちゃったりする。それがまた面白い。

舞台と客席を行き来して、
仕立て屋達は空間を作っていく。

一見危なっかしく見えるが、お客さんを信頼しているから生まれるものがある。壊そうと思えば、いつでもすぐに壊れそうな空間を、みんなで大切に見守るのだ。後半の歴史学者の「知の訓練」という名の問いかけは、哲学対話の始まりを思い出す。子どもを子ども扱いしない。一人の人間として問いかければ、一人の人間として応答がある。

何か食べたり飲んだりしながら観ても良いのも、緊張し過ぎなくて良い。最前列で子どもが自由に布で遊んでいるのも面白かった。あと大工も。大工もいつか舞台に…って本に書いてあったのが実現するとは。

終演後。

舞台の中に入って見る人もいれば、市場で何かお土産を買う人もいる。客席でしばらく座っている人もちらほら。去りがたい。公演中にまた観たい、と思わせる舞台。そんなのそうそうない。

ぼえーっとなる。

しっかりちゃっかり古本
ラムチャイとカレー
を楽しみましたとさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?