見出し画像

観劇録/ナビレラ


出演 三浦宏規 川平慈英 岡まゆみ 狩野英孝 オレノグヲフィティ 瀧澤翼 青山なぎさ/井上音生(wキャスト) 舘形比呂
2021.5.18 SAT - 6.8 SAT
https://www.tohostage.com/navillera/

あらすじ

一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロクは才能を持ちながらも、自身を取り巻く厳しい現実に将来を見出せず、スランプに陥っていた。一方、郵便配達員として家族のため長年働いたシム・ドクチュルは定年を迎え、残りの人生を考え始める。
ある日、ドクチュルはダンススタジオを通りかかり、そこでチェロクが踊る姿に心を奪われる。ドクチュルは子どもの頃バレエダンサーに憧れていたが、家庭は貧しく、実現できる環境ではなかったのだ。かつて諦めた夢に挑戦しようと、チェロクが踊っていたスタジオを訪ね、バレエのレッスンを受けたいと伝えるが、チェロクは相手にしない。それでも熱心に通い続けるドクチュルを見たバレエスタジオの団長から、チェロクはドクチュルのバレエの指導者になるよう、そしてドクチュルはチェロクのマネージャーになるよう、言い渡される。
こうして、若者と老人、一見奇妙な2人のバレエレッスンが始まった―。
(公式サイトより引用)


6月1日の昼公演を観劇。
Netflixでもドラマ化された韓国のWEB浸画が日本で初のミュージカル化、とのことで、役名なども全部韓国名です。

まず劇場に入るとチャイコフスキーが流れています。
はい、優勝。
チャイコフスキーの曲大好き私幕が開く前からハッピー。チャイコフスキーといったらバレエの名曲勢揃いですからね。ありがとうございます。

ストーリーの展開は韓国作品らしいな、と思うところもあり(表現し難いのだけどわかりますかね、韓国ドラマとか見てると始まる超展開なやつ)ますが、「何歳になっても夢を諦めちゃだめだ」「今やりたいことを悔いなくやれ」という強いメッセージが伝わってきて、そこに心を揺さぶられる人が多いんだろうなぁと思いました。
もう1幕の後半から観客席がすすり泣いてて、なるほどハンカチと箱ティッシュを持って行けという言葉は間違いではないな、と感じました。
スポーツ観戦好きとしてはサッカーのイメージが強いんで、慈英さんにこんなに泣かされることある?!って思いました。

三浦くんのバレエが余すところなく楽しめるのも良かったなぁ。大変綺麗だった。
兄者(髭切)やってた頃から、本当にターンなんかが綺麗で、一度ちゃんとバレエやってるの見てみたいなと思ってたので。うっとり楽しめました。
そういえば前回見たも「のだめ」だったからシアタークリエだったな。

最後のバーベキューのシーンが時が経つことの哀しみもありつつこれはこれで大団円なのかもしれない、と思いました。
ドクチュル幸せそうだったし。

あと、個人的に、見る前はなぜ次男役は狩野英孝さん?と思ったけど、妙にマッチしてて良かった。多分本人の芸風のおかげでキャラの軽薄な感じが好印象に受け入れられているのだと思う。
普通に見たら、俺親父のこと応援するよ、と言いつつ自分のテレビ番組の仕事のネタに使っちゃうような息子って結構薄情というか自分の父親ネタにするなよって苛立つと思うんだけど、劇中そういう印象はあまり抱かなくて、彼なりに記録を残して応援したいんだろうなーと思って見ていたことに気づいたので。
長男と次男の意見の食い違いもリアルなんだよなぁ。何かあったら困る、怪我したらどうするんだって長男の気持ちもわかる。二人の職業が真逆だから意見の食い違い部分もわかりやすくて、テンプレっちゃぁテンプレだけど2時間で初見に理解してもらうにはわかりやすくていいと思う。


そんな三浦さんはこのあとイギリスでハクをやるそうで。
どうか異国の地でもお元気で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?