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【お散歩景色】島添大里城趾(シマシーオオサトグスク)

青空が広がる中の島添大里城跡。

大きく立派な城だった事が想像できる。「島添」とは「島々を支配する」と言う意味らしい。

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標高約150メートルの琉球石灰岩の丘陵台地を利用し、崖を背に自然の地形を巧みに使った県内でも有数の規模を誇るグスク。起源は14世紀頃、当時の島尻地域を支配した島添大里按司(しましーおおざとあじ)によって築城されました。中国とも盛んに貿易をしていたと言われるほど、当時大きな勢力を誇っていた。
正殿跡からの眺望は素晴らしく、勝連、中城、首里といったグスクの動向が把握できるという戦略的に有利な位置にありましたが、後の初代琉球王朝の国王•尚巴志(しょうはし)によって攻め落とされた。2012年1月24日・国指定史跡

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初めてここに来たのは今年の3月、Googleマップに導かれ、この辺りを車でとおりかかった。

なんだか、気持ちがソワソワし気になる場所だらけで、約束の時間があるのに帰れなくなってしまった。

また来ようと決めて約半年ぶり、やはりこの辺り漂う気品ある佇まいの御嶽のエネルギーに心が奪われる。

チチンガーのある場所から城内に入ると正殿に続く広い敷地が現れた。


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「城」と書かれた建物が目に入る。

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誰かが後から書いたんだろうけど、インパクトあってカッコいい。

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広場から右に向かうと祈り場所。

この後ろに洞窟に続く穴があいている。ここを中心にぐるりと石の壁で囲まれていた。

正殿があったと思われる場所。

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青空と白い雲、そして草木の緑が美しい

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秋めいて、フワフワとした綿毛のついた草たちが、気持ち良さげになびいてた。

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展望台が設置されている場所にあった拝所。

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この四角い屋根が置かれた場所は何なんだろう??

この地域にある玉城(タマグスク)の城にも同じ形態の拝所があったなぁ。


展望台が設置されていた。昔なら遠見台と呼ばれるこの場所からの眺めはこの通り。見張りのものが立っていた場所。

もしかして、連絡網だった火を焚く場所でもあったのかもしれない。

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うるま市の勝連城や、那覇の首里城も見える場所。

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こんな沖縄らしい、石灰岩の階段がアチコチにあり、誰もいない場内をテクテクと散歩した。

ここは意味ありげだなぁって場所や、古いお墓があったりして、楽しい。

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写真の石碑に名前が書いてあったけど、こういう場所は長居できないからそっとよこぎる。

「おじゃましま〜す」

「失礼しま〜す」

だけど、せっかく来たので横からの写真だけはおさめさせて頂きました。

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崖崩れ注意の看板とともに、行き止まりになってた場所からの1枚。

ここの城の壁は、1番古い「野面積み」と呼ばれる琉球石灰岩を加工せずそのまま積んでいく技法で造られている。

石好きな私はこの野面積みをみると、古にタイムスリップしたような、なんとも懐かしい気持ちになる。

大切にされた場所への想い。古いほど自然と繋がる純粋さが感じとれる。

それらが心地よくて御嶽や城など、祈りの場所へ時々足を運んでしまうんだなぁ。。


【島添大里城趾】

〒901-1202 沖縄県南城市大里

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