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詩 (単独)

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2021年12月の記事一覧

初日の出

口を馬鹿みたいに大きく広げて、ゆっくりと溶け落ちてくる虹の雫を受け取ります。

悴んだ手を分厚いコートのポケットに入れたまま、通りすがりのマラソンランナーに会釈します。

少し山を下ると展望台があって、お正月になると町の人達がみんなそこに集まって同じ初日の出を寄り添って眺めます。

山の頂上から見える景色はいつも靄がかっていて、思うように景色は見えないけれど、見上げれば世界一綺麗な大空が4光年先ま

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