GoogleドライブとcolabをリンクさせてStableDiffusionWebUI(AUTOMATIC1111)を使おう!

 この記事は初めての方に向けて導入方法や使い方の説明をする記事ではなく、すでにGooglecolabでStableDiffusionWebUI(以下SD)を使っている方向けの記事です。

 私のようにcolabでSDを使っている方は結構いると思います。巷には導入方法やcolabのノートブックが溢れているのですが、ドライブとリンクさせて使うという記事はあまりなかったので私が実際に使っているcolabノートブックを公開しようと思います。

 こちらを使うメリットとしては、ドライブの指定のフォルダにモデルやLoRA、VAE、拡張機能等を入れておけば毎回起動時にコピーやダウンロードをせずにWebUIを起動できるという点です。出来上がった画像もドライブ側に保存されていきます。

 リンクしているディレクトリは
 embeddings、extensions、Lora、Stable-diffusion(model)、VAE、outputs
 リンクしているファイルは
 config.jsonui-config.jsonstyles.csv
 となっています。

 以下がcolabノートブックになります。
 Ver2.8が動作しない場合のみVer2.72をお使いください。
 Ver2.8はWebUIのVer1.3.2を使用するようになっています。
 (6/28現在WebUI1.4.0はextension周りにエラーが出る為)
 Ver2.8の変更点
 ・LyCORISフォルダの追加
 ・初回にインストールする拡張機能を選択できるようになりました。
 日本語化、バイリンガル、ControlNetの三点です。ContlolNetのモデルは一番目のセルが終了してから手動でドライブに追加してください。

 実行セルは3つに分かれています。
 基本的に毎回使用するのは一番目と二番目のみで、三番目は初回起動の後だけに使います。

 まず、[準備]と書いてある一番目のセルを実行する事でcolabo側とドライブ側の「Colab Notebooks」フォルダの下に「Stable Diffusion」フォルダが作成され、それぞれがリンクされます。

 初めて使う場合はここで使用するモデルやLoRA、VAE等を各サイトからダウンロードしてドライブ側に展開された各フォルダに入れてください。フォルダ階層はいつもcolabに展開されているのと同じようになっているのですぐにわかると思います。

 モデル等の移動が終わったら二番目の[起動]と書かれているセルを実行すると5分程度でWebUIが起動します。webUIを再起動する場合もこちらのセルを使用してください。

 三番目のセルはconfig.json、ui-config.jsonは起動しないと作られない、またstyles.csvもstyleを保存しないと作られない為に用意しています。
 初めてこのノートブックでwebUIを起動した後、初めてstyleを保存した後、二番目のセルの実行を止めた後に実行する事でドライブ側に各ファイルがコピーされます。
 一度ドライブ側に各ファイルが作られた後はこのセルは実行する必要がありません。最初の起動時に適当にstyleを保存して終了したあとに実行するとよいと思います。

 私が実際に使っているものなので大丈夫だとは思いますが、こちらを使用した際に不具合等が起きても責任は持てませんので使用はくれぐれも自己責任でお願いします。

 最後になりますがこのノートブックを作る際、以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
 こちらのサイトを見れば初めての方でもこのノートブックを使用する事ができるかもしれません。


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