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2022AWから見る多様性-vol1- ~KENZO,JUNYA WATANABE MAN~

こんにちは、sayakaです。
今回は「2022AWから見る多様性」について述べていければいこうと思います。

今回の22AWのショーは本当にどのブランドもコロナ禍ながらもとても面白く、思考を凝らしているのが印象的でした。

特に今回は日本のドメスティックブランドのショーが個人的には胸が熱くなるものが多かった気がします。
今回は日本のブランドに着目し、vol1,2に分けて述べていければいいなと思っています。

今回vol1では「KENZO」「JUNYA WATANABE MAN」にフォーカスしていきたいと思います。

KENZO

2021年9月に新たなアーティスティックディレクターに就任したNIGOは、高田と同じ日本人というだけではなく、不思議なつながりがある。高田がパリで自身の店舗「ジャングル・ジャップ」をオープンした1970年に、NIGOが誕生。同じ文化服装学院で学び、高田は70年代のパリからフォークロアファッションを、NIGOは90年代の東京からストリートファッションを世界に広め、それぞれ新たな時代を切り拓いてきたイノベーターだ。日本と西洋、ファッションと音楽といった文化の融合や、ライフスタイルと結びついたワードローブに対する哲学も、2人の共通点と言える。

FASHION SNAP

NIGOによる新生「KENZO」のスタート。現代の雰囲気をとりいれた今っぽさもり、新しい風を吹かせたように感じました。

ショー会場となったギャラリー・ヴィヴィエンヌ Image by KENZO

新たなケンゾーの歴史が始まる舞台となったのは、ブランドにとってゆかりの地であるギャラリー・ヴィヴィエンヌ。歴史的なパッサージュで、高田のヘリテージとNIGOのヴィジョンが出会った。

FASHION SNAP

ショーの開催場所もブランドのゆかりの地でああるギャラリー・ヴィヴィエンヌで行われた。

服の印象としては今までのアイコニックなトラや花柄などは使いつつ、だぼっとしたシルエットで性別問わずに着ることができるようなユニセックスな洋服が目立ったように感じた。
リアル トゥ ウェアという新しいヴィジョンに最適なリアルクローズとして沢山の人々が着ることができそうだ。

1st look
大きな花柄プリントの服も目立った
特徴的な色使いのスカジャン、花柄のバックがポイント

少し80Sの雰囲気を感じるスタイリングや帽子などの小物使いにも注目できるスタイリングでした。ファーストルックの手袋の色の配色もとても可愛いですよね。
また、スーツのすこしゆったりめのシルエットにサングラスとベレー帽をあわせているスタイリングもお気に入りの一つです。

「非現実的な作業服」のアイディアからのスタイル

茶道の稽古用の前掛けのようなスタイル

和の要素もたくさん盛り込まれているように感じた。

羽織のようなスタイル

新しい風をふかし、現代にも馴染みやすいスタイルのように感じられた。これからの新生KENZOにも期待が高まります。

https://www.youtube.com/watch?v=fgOs9QgaTWM&t=1s




続いては

「JUNYA WATANABE MAN」

デザイナー渡辺淳弥が手掛ける「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」が、英国アーティスト ジャミロクワイ(Jamiroquai)のファッションスタイルにフォーカスし、フロントマンであるジェイ・ケイ(Jay Kay)とのコラボレーションによる2022-23年秋冬コレクションを発表した。代表曲「ヴァーチャル・インサニティ(Virtual Insanity)」のミュージックビデオも再現している。

FASHION SNAP

こちらがオマージュの元になっている「ヴァーチャル・インサニティ」のMV。

冒頭の床が動いて見えるようなシーンなども確実に再現されています。

この独特な床だが、実際には「床が動く」のではなく「壁を動かしている」のであった。これは現場の撮影スタッフ30人がかりで部屋の壁を人力で押しているのだ。

ミドルエッジ

今回のJUNYAのショーをみた際にオリジナルのMVを初めて拝見し、調べてみたのですがまさかの床が動いているわけではなく壁を人力で動かしているというアナログな方法で撮影されていることにとても驚きました。
今回作品としてJUNYAのショーが好きすぎて何回も見ているほどお気に入りの作品の1つです。

それではファッションの解説を

Jamiroquaiの名は「Jam Session」とネイティブアメリカンの「Iroquois」の造語で、ジェイ・ケイは世界中の先住民族文化に共鳴して独自のファッションスタイルを確立してきた。2022-23年秋冬コレクションでは両者のアイデアを表現するために、アメリカ先住民と深いつながりを持つ「ペンドルトン ウーレン ミルズ(Pendleton Woolen Mills)」と、メキシコ文化省の協力を得て制作。ペンドルトンの色鮮やかなオリジナルパターンや、メキシコの伝統的な織物サラペを、ドッキングやパッチワークなどの手法でふんだんに取り入れた。

FASHION SNAP

イギリス初のバンドの「ジャミロクワイ」の名前の意味を、そしてメンバーの1人でもあるジェイ・ケイはファッションスタイルの中に世界中の先住民族文化を取り入れていたことをジュンヤなりに解釈して今回のコレクションに落とし込んだ。帽子などからもジェイ・ケイが連想できる。
特にメキシコのサラペ柄(虹色のような色使いのもの)が目立つコレクションになった。

「サラペ柄を使ったアウター」
「切り替えやパッチワークでサラペ柄を使用」

個人的にお気に入りだったアイテムはリーバイスとカーハートのデニムをドッキングしているこちらのトレンチコート。

このバックサイドと袖の切り替え可愛いですよね、、オーバーオールをドッキングするのってありそうでなかったような感じですよね。
個人的には歳を重ねるごとにジュンヤを着る方ってすごく素敵に感じます、、
おじさまにこのコートをさらっと羽織ってほしい、、なかはジュンヤのシャツとかでも絶対かっこいいです、、

そのほかにもスニーカーはニューバランスとステップニー ワーカーズ クラブのコラボなど多数のコラボ商品が目立ったコレクションでした。

この辺りは女性が着てもとてもしっくり来そうだなと感じました。キルティングの切り替えや大きめのポケットがチャーミングでかわいいですね。

KENZOでも多くみられたスカジャンやニット帽のアイテム。AWも注目すべきアイテムの一つになりそうです。
個人的にこのニット帽欲しいです….


AW解説第一弾はKENZO、JUNYA WATANABE MANを取り上げてみました。
いかがでしたでしょうか?

共通して感じられるのはアイコニックな柄などが取り入れらていたり、ユニセックスで着ることが可能なアイテムが多いように感じました。
小物類もとてもチャーミングで1つは手に入れたいアイテムばかりでしたね。

VOL2ではdoublet、Maison MIHARA YASUHIROについて取り上げようと思っていますのでしばしお待ちください!
またまとめや多様性についても次回私なりに解説していくのでお見逃しなく。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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