2023 スワンステークス(G2)＆アルテミスステークス(G3) 予想

先週の菊花賞は長距離の鬼ルメールの天才的な騎乗でドゥレッツァが勝利。
この記事でドゥレッツァに印を打ってなかったのが申し訳ないですが、三連複をタスティエーラ軸で広めに買ってたのでギリギリプラスでした。
140円だけですけど……。
リビアングラスが3着だったら結構大きかったんですけどね。
ただドゥレッツァはルメール騎手の好騎乗だけでなく純粋に素質が凄そうですね。
やはりこの時期に三勝クラスを勝ち上がっているのは素晴らしく今後も楽しみな一頭です。

さて今週は土曜日に2重賞、日曜日にはG1天皇賞(秋)。
今回は土曜日の2重賞を予想していきたいと思います。
スワンSを中心に、アルテミスSは簡単に行きたいと思います。

スワンステークス G2 京都 右回り 芝 1400メートル

今年から京都に戻るスプリント戦で外回りコースを使用。
前半は向正面から3コーナーまで高低差4.3メートルの上り坂で前半のペースは上がりにくく、そこから4コーナーにかけての下り坂で加速をかけていく後傾戦。
逃げたい馬もいなさそうなのでペースはそこそこ落ち着きそうかなと。
馬場は当日は晴れの良馬場だろうが、そこまでの雨の影響もあり内側は荒れてそうなので外が伸びそうな気配。

スワンステークス 予想

◎グレナディアガーズ
○ルガル
▲ウイングレイテスト
☆アヴェラーレ

◎グレナディアガーズ

1400メートルは距離的にはベスト条件で、一昨年の阪神カップを勝利、昨年の阪神カップではクリスチャン・デムーロ騎手を背に大外から中団に控えて差してきて、1400巧者のダイアトニックのハナ差2着と奮闘。
その後2戦(阪急杯、高松宮記念)は今回と同じく岩田望来騎手に変わりやや物足りない結果に終わってはしまったが、阪急杯は折り合い、高松宮記念は不良馬場の特殊な条件だったと考えればそこまで悪くない。
今回は追い切りも良さそうで、上記の通り折り合いが気になる前進気勢の強い馬だけに休み明けなのはちょうど良さそう。
岩田望来騎手も今年は一皮むけてかなり調子も良さそうだし、上手く道中抑えることができれば十分勝ち負けすると思っている本命評価です。

○ルガル

今年の3歳短距離界では中々の素質を持っている馬の一頭で、葵ステークスではモズメイメイの超絶ロケットスタートで逃げ切られてしまったが、それでも出遅れからしっかり最後は伸びてきて2着と人気には応えた競馬だった。
ただそのモズメイメイはスプリンターズSシンガリ負け、葵ステークスで1倍台の人気をしていたビッグシーザーもその後パッとしないところからやや世代間レベルは気になるところ。
ただ前走新潟1400のOP戦朱鷺Sは直線不利を受けながら3着には残っているので、まだこの馬はやれる方なのかなとは思っている。
追い切り自体は坂路でよく動いていて調子は良さそうだし、鞍上は京都は俺の庭ことレジェンド武豊騎手。
前に行きそうな馬も少ないのでもしかしたらハナを取りそうなのも面白そうと思い今回は対抗評価です。

▲ウイングレイテスト

リステッドや重賞で好走はするも、中々重賞勝利までは手の届かない一頭だが、裏を返せば安定感のある馬でもある。
鞍上はウインといえばの松岡騎手で、今回は追い切りを見るにかなり状態は良さそうなのでそろそろ怖い一頭。
1400は久しぶりの距離になるが、元々スプリンターっぽい体型だし短縮は合いそうな予感がしている。
こちらも先行力はそれなりにあるので、下手に控えるよりは出たなりに良い位置で進められれば好走してくれると思い三番手評価です。
それにしても毎回母父サクラユタカオーというのに驚かされます。

☆アヴェラーレ

前走関屋記念勝利、前前走も京王杯SC4着とオープン入り後すぐに頭角を表してきた馬。
正直言うと今回は追い切りは悪くはないが特段抜けて良いようにも感じず悩ましいところだったが、今の時代ドゥラメンテ産駒と川田騎手を切るのは怖すぎるという身も蓋もない理由でこの印を打ちました。
ただもちろんマイルとはいえ重賞を勝利しているのは素質の高さを裏付けているし、川田騎手もこの距離は得意なジョッキー。
今回は混戦模様なのでやはり押さえておきたい四番手評価です。

スワンステークスの予想は以上です。
かなり混戦模様で、オッズ的には美味しいですが当然その分誰が勝っても可笑しくない非常に難解なレースです。
また当日ここに書いてない馬も買うかもしれませんが、それは悪しからず。
買い目は悩みますが広めに薄く行きましょうかね。

引き続きアルテミスステークスの予想を簡単にですがしていきます。

アルテミスステークス G3 東京 左回り 芝 1600メートル

2歳牝馬の重賞で、例年ここを好走した馬は後々大活躍することも多く、早くも来年のクラシックや重賞戦線の中心になる馬が台頭するかもしれない楽しみなレース。
ちなみに枠や前哨戦という理由はあったとはいえリバティアイランドの唯一の敗戦はここだったりするので(勝ち馬ラヴェル)、やはり2歳馬は難しいと思っていた方がよい。
東京は今週からBコース使用で、内側も少しは回復するか。
ペースは落ち着きやすくミドルからスローかなと思っていて、前目の先行馬はやや有利か。
また東京ということもあり、最後の直線勝負にもなりやすいので、上がりの早い馬は要チェック。

アルテミスステークス 予想

◎チェルヴィニア
○サフィラ
▲ショウナンマヌエラ

◎チェルヴィニア

前走は新潟の未勝利戦を上がり3F33秒フラットの末脚で圧勝と素晴らしい脚を見せてくれた。
新馬戦もボンドガールの2着と、サウジアラビアRCの予想でも触れたがこの新馬戦は上位馬が軒並み活躍していてレベルが高い一戦だったので、それに恥じない強さを前走でしっかり見せてくれたのは素直に評価できる。
今回は追い切りも良さそうで、鞍上も木村厩舎のルメール騎手と磐石の体制。
2歳戦だけに怖いところはあるが、今回の東京の末脚勝負で勝ち負けはあると思っている本命評価です。

○サフィラ

名前から見当がつく通り、サリオス、サラキアなどでお馴染みの母サロミナの血統。
新馬戦は直線で不利を受け内ラチに接触して3着になってしまったが、前走阪神での未勝利戦は6頭立てと少頭数ながらも後ろから3F上がり33.7秒の末脚で圧勝と目を見張る競馬を見せてくれた。
今回は3戦目でだんだんと競馬も覚えてきただろうし、鞍上は変わらず松山弘平騎手との安心できるコンビ。
中3週ながらも状態は引き続き良さそうなのでこちらも勝ち負けはあると思っている対抗評価です。

▲ショウナンマヌエラ

ゲートの出が早く加速もつくタイプで前2走共に逃げており、今回も2番に入ったことからもおそらく逃げるのではないかと予想。
前走は新潟1600の新潟2歳Sを逃げ粘ってアスコリピチェーノの2着、新馬戦も中京のマイル戦を逃げて勝利しており、2～4着馬もその後勝ち上がっているのもこの馬の地力があることを物語っている。
左回りのマイル戦を今回で連続3回目と条件はあっていそうで、比較的このレースはペースが上がりにくく東京にしては例年前目の馬が結構有利なこともあり今回はあまり人気しないようなら狙い目かなと。
完全な末脚勝負になるとやや分が悪いが、他に並ばれずに単独の逃げになって自分のペースで運べれば十分面白そうと思い三番手評価です。

アルテミスステークスの予想は以上です。
こちらは頭数も少ないし2歳戦なので軽めにと考えています。

それでは良い しゅウマつ を！