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推し(仮)と、オタクな私と友人と

こんにちは、さやです。
早いもので6月ももう終わってしまいますね😳
この6月、私は前ジャンルの新作舞台にどハマりしていました💃
黒歴史だと思っていた前ジャンルの思い出を、前向きなものに塗り替えてくれた新作舞台には感謝しかないです🙏

そしてどハマりしたおかげで、初めて、2.5次元の若手俳優なるものを推すことになりそうです😳
今回は推し(仮)を巡る自問自答と、久しぶりにオタクのたくさんいる現場に参加しての自問自答を書いていこうと思います。
今回の記事もお付き合いいただけたら幸いです🥰


人間性が見えない推し(仮)

そもそもなんで推し(仮)を推すことになりそうなのか、というのを簡単にご説明しますと。

①5年振りに今回の舞台に登場した俳優さんがいて、5年前の新人だった頃からの成長にめざましいものがあった
②舞台を一緒に観劇していた友人(昔、2.5次元若手俳優オタクをやっていた)が、「私、若手俳優の成長に弱いんだ……」とうめきながら彼にハマっていく
③友人に付き合って過去出演作を色々見るうちに、私も彼のことをいいなと思う
④友人と私「とりあえず次の出演舞台を観に行こう!」

大体、こんな経緯です😂

「推し」と言い切ることができず、「推し(仮)」と呼んでいるのは、彼の人間性があまり見えないからです🤔
カーテンコールでのコメントも、バクステ映像も、X(Twitter)も、インスタも、ファンクラブのブログも。良く言えば真面目・優等生、悪く言えば没個性、といった感じで……。

唯一彼の人間性が垣間見えたのは、以前アイドルとして活動していた時のメンバーとの、飲酒しながらのYouTubeぐらいです。
推し(仮)は歳の割には童顔で、あまり癖のない無難な顔をしています。アイドル時代は彼に惹かれてグループのファンになったのに、顔から勝手に理想を抱かれては幻滅されて、他のメンバーに流れていく……というのがあったようで。
「顔で判断されたくない、理想を抱かれたくない」と語る姿を、私は「美人にも美人の悩みがあるのだな」「それはそれとして、顔という武器を持っているのに割り切れていないのがかわいい」と思ってしまいました。ごめんなさい🙇同い年なのでかわいいと思っても許されたい。

そういう昔の思い出もあって、あまり人間性が見えないのかもしれない……と思うのですが、人間性が見えないことには本腰を入れて推せない、というのが私と友人の共通意見です。
次の舞台ではもう少し自分を出したりしてくれるだろうか……🤔

今のところ、推し(仮)より、推し(仮)を共通言語に友人と盛り上がるのが楽しくて好き、まである

これは、前述した(仮)がまだ外せないのと、「好きに責任を持ちたがるオタク問題」(勝手に命名)も関わっていると思うのですが🤔
推し(仮)、「いいな〜、かっこいいしかわいいな〜」とは思うのですが、「うおおお!大好き!」までの熱量はまだなく。
大好き!とはなっていない現状、推し(仮)よりも、推し(仮)を通して友人と盛り上がる方が楽しくて好きまであるな?🤔と思っています。
友人とは大学4年間の付き合いで今でも定期的に連絡を取る仲なので、仲が悪いとかではないんですが、やっぱり卒業後それぞれの進路を歩む中で共通言語って日に日に減っていくわけですよね。
友人と少し離れてしまったように感じていた距離が、今回の舞台と推し(仮)を通してまた以前のように近くなった気がして、私はそれが嬉しくて、推し(仮)を利用しているのかもしれない🤔
そんなことを思ったりもしています。

「女オタクって、こういう感じだよね」の嘲笑から抜け出そうとすることは、嘲笑する側に回ることではないはず、なのに

今回の舞台、結局3回観ました。もちろん制服を着て(内訳:春夏1回、盛夏2回)、自己評価靴、自己紹介鞄、アクセサリーをつけて。
(余談:指輪をたくさんつけている状態でトリプルカーテンコールの間ずっと拍手をし続けると、打ちどころが悪ければ血豆ができるのを初めて知りました😂ごくごく小さいものなので痛みなどはないのですが、まだ治りません😂)

久しぶりに、オタクがたくさんいる現場に参加しました。舞台の公式グッズでイメージアクセサリーが売られているので、それをつけている方も多かったですし、そうでなくても明らかにキャラの配色やイメージを意識した服装やアクセサリーだな〜と思う方もたくさんいました。

うーん、赤裸々に言葉にするのが憚られるのですが……。

「自問自答ファッションのメソッドをインストールして、胸を張って制服を着ている私は、もう周りのオタクがどんな格好をしていても気にしないはずだ」と思っていたのですが、そうではありませんでした。バリバリ気にしました。

オタクの集団の中にいると、せっかく自問自答ファッションで得た「私は私、それでOK。あなたはあなた、それもOK」というマインドが、私の醜い感情でぐちゃぐちゃになっていく感じがして、待機列にいるのが嫌でした。

私は、おしゃれになりたくて、確かに一歩踏み出したはずなのに、傍から見たら周りのオタクと何も変わらないのかもしれない。周りのオタクのことを「それでOK」と未だに思えず、「同類に見られたくない」と思ってしまう自分を恥じました。

私は、引用したポストのように、「女オタクってこういう感じだよね」の嘲笑から抜け出したかったのもひとつの理由で、今ここにいます。
実際のところ、抜け出す一歩をきちんと踏めているのかわかりません。結局、魂はオタクのままなので、いつまで経っても変わらないのかもしれません。

自問自答ガールズのことは、どんな格好をされていても「あなたはあなた」と思えるのに。どうしてオタクが相手になると、こうなのでしょう。
嘲笑される側から抜け出そうとすることは、嘲笑する側に回ることではないはずなのに。私は私だけに自嘲を向けるべきであって、自傷に他人を巻き込んではいけないと思うのに。

もっとマインドの部分を変えていきたいと思いました🥲

うーん……

推し(仮)のわりと楽しげな話から、いきなり暗い話になってすみませんでした🙇
推し(仮)をもしこれから本格的に推していくことになったら、「推しに恥じない私でいなければ」と思って、自分にも他人にも、ルッキズムが加速するかもしれないのが怖いです。

私、自問自答ファッションに飛び込んで、結構変わったはずだと思っていたのに、それは自問自答ガールズ相手の話で、その他では全然変われていなかったのだなぁ……というのが、じくじくとショックです。

自問自答ガールズならどんな格好でも「あなたはあなた」と思えるのは、ガールズならその人なりの自問自答でたどり着いた格好をしていると想像できて、バックストーリーに敬意が持てるからです。
オタクだって、推しの配色とかモチーフとか、その人なりに色々考えて現場服を選んで着てきているはずなのに、なんでそこには敬意が持てないんでしょうね🤷‍♀️私の「自分もオタクなのに、オタク嫌悪が強い」のは根深いものがある気がします。

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いずれ同人誌として本にする予定のエッセイを先行公開のような形でまとめています

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