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オリジナルレターセットを作る。

お手紙文化が好きです。
これだけデジタル化が進んでもお手紙が持つ温かみは特別で、時折お友達や大切な方々から届くそれは、私の心に小さな温かい光を灯してくれます。
今や普通郵便は相手に届くまでに数日間を要するとしても、私が送る立場になった途端に決して上手くはない字で拙い想いや感想を書き殴って綴っているだけのものになってしまったとしても、大切な気持ちはなるべくお手紙で届けたいなと思っています。

そして私は文房具が好きです。特に紙もの。
相手によって、または公演によってレターセットやシールを選ぶ時間は本当に楽しく幸せで、書く分以上に買い込んでしまうこともしばしば。家には未使用のレターセットが溢れかえっています。
いやだって、買うの躊躇している内に販売終了してしまったり品切れになってしまったら悲しいじゃないですか。推しは推せる内に推せ、物は買える内に買え、がモットーです。
※本でも雑貨でもこうなので家族には物が多すぎるから捨ててくれとすこぶる不評です。捨てられるものなら最初から買わないので、そいつは無理な相談だぜ。

さて、気の早いことに初夏~夏に向けて3月頃からレターセットを探し始めたのですが、どうもしっくりくるものが見つからない。
ひと月ほどかけて大型の実店舗やウェブショップをさまよいまくり、ようやくこれだ!と思うものをネットで見つけたものの、10年以上前に海外のメーカーで製作されたもので現在は廃番になっている模様。大手店舗で在庫照会したりウェブショップを渡り歩いても手に入らず…諦めきれずその会社のHPに飛びオーダーメイド出来ないか調べたのですが、残念ながら取り扱いはなし。絶望。

その時、悲嘆にくれる私の脳内で、さる王妃様が囁きました。
「理想のレターセットがなければ、自分で作れば良いじゃない」、と。

そう、私は以前にも似たような理由でオリジナルレターセットを作成していたのです。

こうして昔の記事を読み返すとびっくりするくらい中身が成長していないですね。我ながらいささか心配になるけれど、これはこれで人生楽しいから良いか(自己完結)。
なお、センスもなければ超絶不器用なので、自分で工夫して作る(消しゴムはんことかシールとかイラストとか切り絵とか?)選択肢は最初からありません。餅は餅屋って言いますしね。
相変わらず自分でデザインは出来ないので、ぼんやりとしたラフだけ書いて、前回の時もお願いしたお友達にデザインとデータ化をお願いしました。

そして、完成したものがこちら!

フランス・ブルボン家をイメージしたレターセットです。
大事な事なのでもう一度言います。
これはフランス・ブルボン家をイメージしたレターセットです。

昨今のあれこれでね!言葉選びには大変気を遣うわけですけども!
フルール・ド・リス(ユリもしくはアヤメの紋章)は一般的なモチーフですし、それを用いて個人がレターセットを作成して使用することは何ら問題ないですからね!
(まあでもこれは訴えられても勝てる気がする)(やめなさい)

そうそう、モチーフの形もこだわったんですよ。
フルール・ド・リスと一口に言っても時代や地域や王家によって結構形が変わるらしいのですが、これはブルボン家の紋章に使われているものを参考にデザインしてもらいました。
色は青と金色の二色と決めていたので、封筒の紙色はネイビー、箔はつや消しの金色。便箋の箔色はシルキーネイビー。
宛名を書くので封筒の表面はシンプルに、ひっくり返したときに上品な箔押しが映えるよう意識しました。便箋は同柄で箔の色を封筒に合わせてみましたが、金色でも良かったかなあ。でもこの箔色もすごく気に入っています。

印刷をお願いしたのは前回と同じ、箔押し印刷あさだ屋さん。
何度も発注やご相談をさせていただいているので(再注文もした)、品質と対応には信頼しかない印刷会社さんです。

今回も「封筒のフタ部分に箔押ししたい」という、私のわがままな相談に懇切丁寧に答えてくださいました。注文前にデザインデータのチェックとお見積りもしていただけるので、安心してお任せ出来ます。

箔押しや色のイメージが湧かない…という方向けにサンプルも用意されていますし、

推し活に特化した小ロットのプランもありますよ。

しかも注文時はちょうどキャンペーン中で、割引と色違いの封筒5枚のおまけが!ありがとうございます!嬉しい!

理想通りのレターセットが完成して、お友達とあさだ屋さんに感謝しかありません。
作っただけで既に満足した感はあるのですが笑、せっかくなので沢山お手紙書こうと思います!

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