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作ることに集中したい時の招かざる客

クリエイターにとって盆と正月とゴールデンウィーク前ほど忙しいものはない。みんながみんな、休み前に仕事をやっつけてしまいたいからだ。今度の連休前はさほど忙しくはなかったけど、思いがけない依頼が殺到した。

それは「相談」。

いわゆる人生相談とか恋愛相談のたぐいだ。

ここ1週間ほど、毎日のように怒涛の相談の電話が鳴り響き、一人は2時間、ひとりは3時間、そしてもうひとりは夕方から0時過ぎまでLINEで応答、方やLINE通話で午前3時までとまぁ連日に渡ってそれはそれは目が回る忙しさだった。

寝て起きたらまた電話がかかってくる。そんな感じだ。

さっきその一人に、昔とった杵柄である気学の占いを使って、離婚後の引っ越しにおすすめの方位を8枚のレポートにまとめ本と一緒に送ったところ。こういうことが続くと、人さまの本ではなく自分の本をKindleでもっと出版しておくべきかとも思ってしまう。

ある人は友人とトラブってダークサイドに落ちてしまい、相手から鬼の様なストーカー行為が始まり辟易していて、そこへたまたま私が「ダークサイドに落ちても邪気にやられず復帰する方法」というレポートを書いていたもんだから早速それが役に立った。noteに書こうかとも思ったんだけど、パソコンスキルの出品をココナラでしていたものだから一時的にそちらに出していた。売れなかったけどね^^

売らずに削除した理由として、師匠にかつて「占い師は相手の良くない運気をもらってろくな死に方をしないからお金をもらって占うのをやめなさい」と言われた話は時々いろんなところで書いているけど、占ってないのにいまだにこんなに相談が寄せられるところを見ると、もしかしたら道を間違えているのかもしれない。

しかーし!
作ることとか書くことをやめてしまうとめちゃくちゃストレスがたまる。
やっぱりわんさかわんさか湧いてくるアイデアを形にしなければ、泳げないマグロ同様しんでしまうかもしれない。だから今日もコンテンツを作り続けるしかないわけだ。

そのダークサイドに落ちてしまった人をちょっと深堀りするならば、誰かとトラブる時というのはどちらか片方が悪いということは少ない。

少なくとも、互いにそういうチャンネルが合っているタイミングでそれは起こる。つまり偶然でも突発でもない、必然なのだ。
ダークサイドに落とすのが得意な人間がいて、その人自身が意識しなくても相手を怒らせてしまい、それに対して劣化のごとく怒る。ストレスを感じた相手がさらに怒るという負のルーティーンがはじまってしまう図式だ。
自分から肩にぶつかっておいて因縁つけるアレに近い。

どちらかが改心すればOKとかではなくて、どっちにとっても後々いいように
1つの事例で7つも8つも複数のことを解決しようと神様がしておられる。その結果は今すぐでなくても、今後生きていくプロセスのどこかではっきりわかるように仕組まれているのだ。

「あの時のことがなかったら今どうなっていただろう」

だいたい私のところに相談に来る人は、近い将来それをつぶやくのがお約束になっている。いや、私がそう思えなどと諭したことは一度もない。不思議なことだけどみんなそうなのだ。

今こじらせている人間関係が、過去の刧の精算だったり、相手が将来導いて育てていく人たちの役に立つためだったりもする。それは今すぐわからなくとも必ずあとで良かったと言える結果になっていくし、そういうものだと信じていれば神様が実際にそのようにしてくださる。

と、師匠がおっしゃっていた。

ところで、相談してくる人たちは真剣で、めんどくさくはないし何時間でも何日でも解決できるまでつき合えるのだが、つきあえない人がたまにいる。
この前書いたゆっるいニートの親父もそのひとり。

この忙しいGW直前、あさってから連休という日の夜のことだった。

間違えて古いアカウントにログインしてしまったTwitter。
そこに大阪の旧友というか、古くからのビジネス仲間がメッセージを送ってきた。

友人 「能登はコロナどうですか?」

私 「感染者は少ないし普通に生活してますよ。マスクはしてるけど。
   金沢あたりは感染者多いみたいだけどね」

友人 「じゃあ能登に逃げようかなGW」

私 「うーん、そうねえ」

いいねともいえず、やめてともいえない。本音を言えばこないでほしい。

友人 「店ってありますか?」

私 「えっ、食べるとこでしょ?いっぱいありますよ」

友人 「連休は休みですか?」

このあたりからなんとなく苦い気持ちが霧のように漂ってきた。
いやな予感というのが近い。
この流れで行くと、あさって行きますとか3日後に行きますとか
そんな感じになるのではないか。おそらく。多分。メイビー。きっと。


知らん2

この人はいつも、みんなが忙しい時に急に来ると言い張っていきなりやってくる前科がある。しかも約束の時間に必ず遅れてくる。以前、アフィリエイト塾の塾長とスタッフが社員総掛かりでやってるプロダクトローンチの大詰めの時に、忙しいから他の時にしてくれというのに桜を見たいからというのでやってきて塾長にあちこち案内させた過去があるのだ。
塾長も人がいいからつきあっていたが、なんとその時は塾長に全額食事をおごらせていた。しかもお礼の一言もなく、塾長は後でかなりブツブツ怒っていたものだ。

におう。におうぞその時のにおいが。

だってこのままいきなり来られたら、当然私が案内して食事処を予約して最終的におごらなくてはならない。かつてそのアフィリエイト塾の講師と塾生という関係だったときもあるからだ。遠くから来たならお土産も差し上げなくてはならないだろう。

しかも、田舎者はいつも暇だろうという思いがあるのがまたにおう。
ITの仕事していて暇なわけがないではないか。大金持ちなら別だけど。

これはなにかフィルタをかけなくてはならない

フィルタというのはIT用語で、集客したくない人を振り分けて来て欲しい人だけを集める仕組みのことをいう。検索キーワードを絞り込むのと同じ感じだ。

私 「いろいろ用事はありますけど中2日なら空けられますよ(どの口が言う)。焼き肉か居酒屋か海鮮か能登牛ステーキか何かゴチしてくれたらご案内しますよ(*^^*)v

いままでこんなこと言ったのは今回生まれてはじめてだ。
我ながらしゃあしゃあとよく口からするする出たもんだ。テキストだけど。

おそらくこの時点で、なんでこちらが遠方から訪問するのにおごらなきゃいけないのかという考えが、関西人の彼の頭に湧くはずだ。
こっちからすれば突然来るのに時間をつくる上にごちそうしなきゃいけない理由はない。しかも私の場合、お客さんが来たらとことんもてなすという習性があるから今回だけはぜったいヤバい。この忙しいのに時間をだだ漏れにしている場合ではないのだ。相談者のうちひとりは警察沙汰にもなりかけているというのに。

相談をくれる人は遠く県外ばかり。私が話を聞いたからといって遠隔で解決できるものでもないのだけど、数時間電話することで、気持ちが落ち着いてよく寝れるのならそれが何よりのごちそうではないだろうか。守護霊様は聞いてあげたいけど対話ができないからさぞかしもどかしくご覧になっておられるに違いないからだ。

ゴチしろとメッセージを送ってからしばらく間があいて、あとで見たらこう書いてあった。

友人 「行くとしたら車で行くから案内は不要です

よっしゃー!!!!やっぱりなー!!

見事に術中にハマってくれた。
フィルタをかけることに成功したらしい。

これでミホさんにおごれって言われただの何だの言われるかもしれないが、
無理やりつきあうストレスに比べれば粒コショウを踏むくらいなものだ。

ここでさらにもう一手、詰めておく必要がある。
このあと万一、案内はいらないから食事に付き合えなどと言われては困る。

私 「そっか」

それだけ送ってスマホからTwitterをアンインストールした。

Twitterがあってもなくてもつぶやかなければないのと同じだ。
しかも私一人つぶやかなくたって誰ひとり困る人はいない。
それにうっかりログインしてしまった旧アカウントなのだから。

やったー!これでGWの作業時間は確保した。あースッキリしたー。

クリエイターにとって集中力をそがれることと徒労に終わる事ほどストレスに感じることはない。

そもそも人間関係というのは、知り合いだから友達だとは限らない。

相手とこちらの思いのバランスが取れない間柄は友達とは呼ばない。

だいたい長く続いている友人たちは全国にいっぱいいるけど、みんな今いいですかとか、いろいろ気遣ってお互いの時間やタイミングを共有してくれる人たちばかりなのだから。もちろん自分の用事を押し付ける人はおらず、こちらの話も聞こうとしてくれる。

相手の都合を気遣えない人はどんどんひとりになっていくと思う。

もっと事前に連絡をくれたらどっちに転んでもいいようにしておくのにね。






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