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魚座時代の負の遺産である「父権制度」の最後のあがき

社会的権威がある男性が社会を作る
特定の人物たちが作った枠の中で物事を推し進める
人間が作った物が優先される
土地を所有する(財産が自己価値につながる)
地位、財産を守ることが優先される
目に見えるものを大事にする
支配と奴隷の関係
上下関係・年功序列(年齢に支配される)
選民意識とヒエラルキー
戦争による経済の発展

などの男性性優位の魚座時代が残した負の遺産。
水瓶座時代が始まったとはいえ、まだまだこの残された負の遺産による影響は大きいです。
※ ここで言う男性性は身体や心の性別ではなく、エネルギーの質をさします。

*       *

ずっと長い間人間にとって当たり前だった、これらの構造から恩恵を受けて居た人が
ここ最近になって恩恵を受けにくくなってきたこと
今までの生き方では「自分にとっての当たり前」を保てない事を実感しているのだと思います。

最近、耳にする内容がどれも「あの人の考えは古すぎる」と言う結論に至るもの。
そしてその「古い考え」はすべて魚座時代に属するもの。
魚座時代らしい考え方は「古い」と言う考えが一般的になりつつある中
魚座時代らしい考え方は「正しい」とする人がいて
そこにあるギャップは日に日に大きくなっているのだと思います。

彼らは自分たちの立場、地位、年齢など「貴方より上」という武器をまずは相手に提示したうえで自分の意見や考えを発言する傾向があり
そして自分の意見や考えは、あなたに受け入れられ当然、と言う態度を取ったり
自分の意見や考えを相手が受け入れられないと、受け入れられるためには手段を択ばないことすらあります。

その理由は、彼らは今まで当たり前だった事が当たり前でなくなってきたことに不安を感じているのだと思います。
そして、なんとか「これまで」を続けようと必死なんだと思います。
まさに「あがき」だな、と。

昨日、学校から帰ってきた次男が
「母ちゃんは俺がピアスしたら悲しむ?」と
「いや、べつに。っていうかなんでそんな話をしてる?」と聞いてみると
学校帰りに利用したバスの運転手さんと世間話をしていたら、
話の流れで運転手さんから
「ピアスなんてものはゲイがするもので、男がするものじゃない。
そんなのをしたらお母さんが悲しむから止めなさい。
おじさん(運転手が自分のことを指して)がピアスしてたら気持ち悪いでしょ?」と言われた、というのです。
「いえ、別にそうは思いません」と答えると
「いや、気持ち悪いもんだ」という話になったので
「そうなんですね」と言葉を濁して会話を終わらせたそうです。

次男の周りには同性を好きと公言している子もいるし
ピアスをしている子もいます
なので、運転手さんの一方的な考えに次男はかなり驚いたそうです。

「今は恋愛対象を異性に限定する事はなくて
同性を好きとか、性別にこだわらないとかも当たり前じゃん?
今は運転手さんの考えに共感する人は少ないだろうから、運転手さんは寂しいのかもね。
だから年下を捕まえて自分の考えは正しいって言いたいのかもしれないね」
と言う話をしてました。

似たような話が最近、ちょこちょこ増えているのが印象的なのです。
でも、こうやって誰かの中にある古いものは外に出ていくことで
その古いものに触れた人が「自分はどう生きたいか」を改めて確認することが出来る。
そうやって古いものは徐々に徐々に淘汰されていくんだと思います。

考えてみたら、「こうあるべき」「これが正解」を提示されるから安心して生きられるとしてきた人達の目のまえから
「そうあってもいいけど、他の選択肢もあるよ。どれを選んでもいいんだよ」と急に選択肢を広げられ
確固たる正解、唯一の正解が無くなってしまったわけです。

権威ある立場だから安心できたのに、権威が無くても安心できるんだよ、と言われても受け入れがたいでしょうし
異性を恋愛対象にする人もいるけど、同性を恋愛対象にする人もいるよねって言われても異性愛の実が正解としてきた人にとっては、困惑するかもしれません。

彼らにとっての安心が多様性という物によって奪われるわけですから
多様性を何とか阻止しようとするんでしょう。
また、多種多様な選択肢の中から自分にとっての正解を見つけるには、自分の感覚が鍛えてあることも必須ですし。

古い考えで生き続けようとするのは苦しい・・・
それをある意味、彼らは体現してくれている。
私たちは彼らに引っ張られるのではなく、彼らを通じて自分がどう生きたいかを再確認するだけですね。

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