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エゴの大暴走・親の問題の影響を受ける子供

ここに出てくるお母さん、まさにエゴの大暴走中。

このお母さんは自分には何の問題もないと思っていて、問題は全て息子と息子の生みの親にあり、自分はその息子の行動の被害者でしかないと思ってる。
だからジョシュと息子の間で解決してくれればいい
問題が解決できないのであれば息子と縁を切ればいいと思ってる。
完全に息子の問題と自分を切り離してしまってる。

なのに根本解決をしようとするジョシュは当然両親が抱える問題を明らかにしようとする。
すると、そのジョシュの行動に対しても攻撃と捉え母親は自分の中にある被害者意識を爆発させる。
問題解決しようとする人の言動は、エゴにとって攻撃でしかありませんから。

31分のところでvoluntaryという言葉が出てきましたね。
母親にとって養子を迎えるという事はどこか「やってあげてる」わけで
「(養子に迎えてやったのに)やってあげてるのにこんな目に遭わされている」という被害者意識が母親の中にあるのでしょう。

なぜ養子を迎える事になったのか?の経緯は明らかになっていませんが
あの両親にとって子供は「自分たちの傷と自尊心を満たす為の存在」にすぎなかったのでは?と思いました。
なので自分たちの都合に合わない言動をする子に対しては「縁を切る」という選択肢を選べるのだと思います。

彼らは法律上は親子なのかもしれませんが、心の面で親子としての絆は形成されず
「養子にしてあげたんだからその分、ちょうだいね」という関係に過ぎない。
だから自分たちにとって不都合な言動を繰り返す息子に真っ向から向き合えない
問題の全てを息子に押し付け
息子をありのまま、そのまま受け止めることが出来ない。

*      *

彼らの問題の犠牲者になったのは息子であり
息子は彼らの問題を目に見える形で表現したに過ぎないわけで
母親がどれだけ「自分は被害者だ」と言い張っても、その言葉に大した意味はないわけです。

エゴが強い人は「こんなにしてあげてるのに、それ相当の見返りがない」ことに腹を立てますが、このお母さんはまさにこの状態。

でも彼は今回のジョシュとの出会いで、自分が進みたい道に気づいたので
彼は両親や違法物の力を借りなくても、自分が生きる道を生きられるんじゃないかと思います。
結果的に親から離れていくのは息子のほうかもしれません。

*     *

子は親が抱える問題を体現する事が良くあります。
だからこそ子を変えるだけではなく、まずは親から変わることが大切だと思います。

親が幸せでいれば自動的に子も幸せです。
親が自分の未消化の感情を昇華する事は子供を幸せにする第一歩です。



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