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感情の感じ切りを始めるタイミング

感情の感じ切りは心、身体、魂の健康を守るためには必須。

でも、今までの経験上「いつでも、だれでも始められます」という事はありません。
感情の感じ切りを始めるタイミングは「何を差し置いても、自分を楽にする事を優先したい」と思った時です。

仕事より
お金より
立場より
財産より
道徳心より
一般常識より
あの人の言葉や意見より
未来の安心、安全より・・・
自分を楽にする事に集中したい、と思っていたら
その時がタイミング。

いや、でも仕事は大切だし
でも、何かあった時のために貯金は必要でしょう?
やっぱり、今まで頑張って築き上げてきた立場は守りたい
この家を手放すなんて考えられない
って思っている段階は、優先順位が仕事や家、立場を守ることが上なので
タイミングじゃありません。

そして、タイミングじゃないのに感情に向き合うのは人生を悪化させるだけなので止めたほうがいい。

その理由は

感情は長い輪廻転生の中で自分自身に裏切られ、傷つけられ、痛めつけられ続けてきて
挙句の果てに自分自身に闇に葬りさられたままの「自分自身」です。
相手は肉体を持たないけれど、しっかり存在しているわけです。
確実に存在し、自分の人生に深く影響する存在。
その存在をインナーチャイルドって表現もできるかもしれません。

感情に向き合うと宣言するという事は、その傷ついてきた自分に向き合うと宣言するのと同じです。
その存在に「私はあなたに向き合います」と伝えるってことは
「あなたを私がその闇から救いだす」と言うのと同じこと。

でも、感情に向き合うという事は
自分の感情を使いながら、闇に葬り去った相手が抱えている感情を徹底的に向き合うということ
自分が見たくなくて闇に葬り去った自分と向き合うには相当な覚悟が必要。
そしてその覚悟が「何を差し置いても」という言葉に当てはまるわけです。

でも、相手は当然傷つきすぎているからあなたの言葉を疑うし、歩み寄る時もあれば一機に遠ざかることもある
あなたの本気度を試す事も何度もある。
その度に「出来ない」「もう無理」とあなたがしたら相手をまた深く傷つける。
希望を与えたあなたが、また相手を裏切ることになる。
しかも意図的に。
その先のことは想像してみて下さい。

*      *

また感情に中途半端に向き合うという事は、自分の人生に深く影響する思い込み(自分が受けた傷から出来た自己防衛策)が存在するパンドラの箱を開けるという事。
そして、一度開いたその箱はあなたが「やーめた」としても閉じるこは無く
開いた箱に入っていた思い込みが潜在意識に浮上して、
あなたは人生の中でそれらを経験しながら生きることになる。

準備が出来ていないけど、一度でも自分の感情に向きあうと宣言してしまったのなら
そのあと、どれだけ抵抗感が出ようとも
どれだけ仕事やお金などを守りたい自分が出てきても
その欲や恐怖心に自ら打ち勝ち
必死で自分の感情に食らいつくしかありません。

これは宣言しちゃった自分が責任取るしかない。

*      *

感情に向き合うって簡単なことじゃない。
その理由は、感情は魂の代弁者なので
感情に向き合うという事は、「自分の魂の軌跡」に向き合うという事だから。

自分の魂の軌跡の中で出来た傷に今の自分が向き合い、その傷を再体験する事で癒すという事。
だから、強烈にキツイ。
でも、こればかりは自分でしか出来ないこと。
だからこそ、その自分を魂レベルで癒すタイミングがある、という事。

癒しは他人によって与えられるものじゃない。
癒しは本当の自分に気付いた時に起こること。
自分を癒すことが出来るのは自分だけ。

そして人の癒しに関わる立場の人は、相手の感情を揺らす覚悟を持ち
相手の感情が揺れたときの対処法を身に付ける必要があります。
とは言っても、表面的な手法では相手の感情も揺れることは無いので気にしなくて大丈夫です。
クライアントの魂レベルの癒しに関わっている方のみに必要な話です。


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