６月２９日　今日のメッセージ

人が「自分」というとき、実は様々な性質をその中に含めている。
「自分は男だ。ドイツ人だ。一家の大黒柱だ。教師だ。自分は積極的で精力的、雅量があって有能、動物愛好家で戦争には反対。茶が好きで料理が趣味・・・」これらの性質は、人生のどこか二つの可能性のうち片方を選び、もう一方を捨てて得られたものだ。
そのため「自分は積極的で有能である」と言った時「自分は消極的で怠惰だ」という性質を排除している。
性質を固定すると、価値観が生じる。「積極的で有能なことは良い事だ。消極的で怠惰なのはよくない」と。
根拠や理論を持ちだして裏付けるまでもなく、この価値観は主観的には納得できる。
客観的にいえば、これは任意の見方でしかない。赤いバラが「赤い花はきれいだし正しいのよ。青い花は間違っていて危険よ」と言ったらどうだろうか？ある現象を拒むのは、なんらかの性質が欠如しているしるしである（だから菫は青い花びらも拒否していない）
選択された性質は、反対のものを外に追い払ってしまう。追い出されたものーつまり自分の性質と認めたくないものは影となる。
なぜなら、可能性の半分を拒否してもそれが消滅するわけではなく、上意識から放逐されただけだからである。

病気が教えてくれる、病気の治し方

今日も闇の続きと結婚についても。