食の安定とは、、

皆さんこんにちは♪
今日は日本の食について、
自分の知ってる限りですが話してみようと思います。

さて、日本の食生活の多くは輸入に頼っています。
食料自給率はカロリーベースで38%(2022年)です。
2020年の穀物自給率は僅か31%です、
ちなみに北朝鮮は77%、中国は95%です。
アジアでも大幅に遅れています、
輸入が滞ればたちまち食糧難になります。
最近ではオリーブオイルの急騰がありました。
国内では植物油は作られていますが、
その原料である大豆、菜種、ごま、亜麻仁等はすべてが輸入に頼っています。
大豆は90%以上を輸入に頼っています。
日本食である納豆やお豆腐等はもはや輸入がなければ成り立たないのです。
小麦もほとんどが輸入頼りです、そばは75%が中国からの輸入です。(2019年)
もし、これらの輸入が止まったら?
日本はたちまち食糧難になります。
国内では頼れる食料はお米だけです。
ところが最近は外食産業に輸入米が増えつつあります。

では何故、食品の輸入が多いのか?

国産よりも安いからです。
お肉もそうですよね。
何故、輸入されてくる食品の方が安いのか?
それはまた次の機会にお話します。

今回皆さんに知って欲しいのは、
日本の食は輸入頼りだと言う事です。

何故、いつからこうなったのか?
戦後、アメリカの小麦を日本に買わせようという働きがあり、
当時の学校給食はパン食がメインになっていったようです。
自分も子供の頃の給食はパンがメインでした。
表向きには、食の多様化により様々な食品の消費量が増え、狭い耕地面積、広い牧場が確保できず、
沢山の畜産を行なうのが難しい、
という事になってるようですが、、
その真意はここでは置いておいて。
日本でも牛や豚、鶏など食肉となる家畜も育てていますが、
その家畜たちの餌もほとんどが輸入に頼っています。
かつての農村では、お米を収穫した後に小麦を育てていました。
小麦を収穫したら同じ場所で次はお米を育てるといった事が当たり前でした。
ところがいつからか安い輸入品に変わっていってしまったのです、
高くて売れないから農家さん達は小麦を育てる事ができなくなってしまいました。
そばもごまも同じです。
お米の買取価格も大して上がっていません。
お米を育てる為の経費は上がっているのに、です。

これはホンの氷山の一角です。
もし輸入が止まればとんでもない事になります。
大きなダメージを受けるのは恐らく食料品だけではないでしょう。

ではどうしたら良いのでしょうか?

国産の物を選んで買う事です。
需要が増えれば生産を上げようという働きが起こります。
それによって値段も安定します、
日本の農産物の値段は安過ぎるのでもっと高くても良いはずです。
農家さん達の収入を考えるとそうなります。
農産物が高くなる。
その前に給金が低過ぎます。
モノの値段と税金だけが上がるのでは生活が成り立たなくなります。
物価上昇に伴って給金も上がらなければなりません。
それが経済の成長です。
そもそもそういった事にならないので安い輸入品が売れるといった事が起きている訳です。
更に言いますと、日本は沢山の食料品を輸入しているのですが、
同時に大量の食品を捨てています。
賞味期限、消費期限の設定の為です。
これってお金を捨てている事と同じだと思いませんか?


つまり、食の安定には外交力の強化が不可欠なのです。
そして農家さん達への支援です。

これは自分が農家だから言っている訳ではありません。
日本の農業は衰退し続けています。
こんな状況では、農業を職業に選ぶ若い方々が居る筈ありません。

これを読んでくれている方々にはなるべく地元で生産された農産物を選ぶようにお願いしたいです。
国産の物、地元の物を選ぶ事が食の安定の小さな一歩です。

最後まで読んでくれて有難うございます。

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