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プロバンスの風景の解説

サラリーマンサックス奏者のヨッピーです。

今回はクラッシックサクソフォンの定番曲

ポールモーリス作曲の

『プロバンスの風景』について

解説していきます♫

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ポールモーリスについて

女性作曲家:ポールモーリス氏

1910年にフランスのパリに生まれ

旦那様は同じく作曲家のピエールランティエ。

プロバンスの風景

彼女の代表作、

アルトサクソフォンとピアノの為にかかれた

『プロバンスの風景』は

1956年に親交があった

クラッシックサクソフォン界の神様

マルセルミュールに献呈された。

曲は5楽章からなる小品形式。

クラッシックサクソフォンのオリジナル曲として

定番の地位となり、

数多くのプレイヤーが演奏を

博した名曲中の名曲です。

では、各楽章ごとに解説していきます。

第一楽章 若い娘達が踊るファランドール

ファランドールとはプロバンス地方の民族舞曲で

軽快な6/8拍子でかかれています。

アーティキュレーションに関しては

時代やプレイヤーによって

様々な解釈がある為、

師事される方からの解釈を正としたい。

第二楽章 愛しい人への歌

冒頭ギターの調弦(チューニング)から始まる

とても美しい歌。

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日が静まった頃、愛する人への想いを

サクソフォンの調べにのせて語られる。

第三楽章 ジプシーの女

民族音楽ロマをテーマとした曲。

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バスケドラム(タンバリンのような)で

二拍子で踊っている様を描写。

第四楽章 アリスカン魂はなげきて

アリスカンとはアルル地方にある

墓地の名前。

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モーリスの友人の子供が亡くなったことから

この楽章が入れられたと聞いております。

楽譜には音ミスがあるので注意したい。

第五楽章 カブリダン

大きな虻(アブ)

ブンブンと飛び回る様を描写しており

最後には遠く見えなくなってしまう。

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四楽章同様音ミスがあるので注意したい

参考音源

なんと言っても上記にもあげた

サクソフォンの神様

マルセルミュールです。

その他にも数多くのプレイヤーから

CDが発売されており

・ジャンイブフルモー氏

・ファブリスモレッティ氏

・須川展也氏

・上野耕平氏

など是非聴いて頂きたい。

最後に

今回はイメージしやすいように

言葉や画像を添付しましたが

あくまでも個人的見解です。

是非、ご自身でも聴き・演奏して

音楽からくる印象・イメージを

大事に模索して頂けたら幸いです。


それではサックスライフを楽しんで下さい👋

ヨッピーでした🎷




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