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2023年1月6日までに見た映画の感想

『AKIRA』
言わずと知れた名作アニメ。何回観ても面白いものは面白い。

『嘘喰い』
実写化されてどうなん?という不安が半分くらい現実のものと化していた変な映画。「嘘喰いのそういうところが面白いんだよな〜〜」と「嘘喰いの面白さってそうじゃねぇから!!」がミックスされているような作品で、楽しめるところは楽しめたんだけど、ウーン……となるような箇所もわりとある仕上がりになっていたのがちょっと残念。廃ビルの改変はいいけどロデオはもうちょいなんとかならんかったのか……。ババ抜き対決をメインに置くためにこうなってしまったのか、原作のテロリスト性が失われた佐田国がなぜか爽やかな雰囲気すらある人物になっていたのは変に面白かったですね。

『キャビン』
ホラー映画のお約束をやりながらもそれを活かしてアンチホラーとしても楽しめる作品になっていたのはとても良かった。観たことのない人はあらすじとかも調べずになるべく情報を入れず観てほしい。

『秘密』
MRIという機械を使い、死んだ人間の脳から死ぬ前の記憶を取り出し事件を解明していくという設定は楽しく、原作を読んでみたいな〜となった。生田斗真や岡田将生、大森南朋といったキャストの演技も良く、漫画の実写化としてはだいぶクオリティの高い作品になっていたように思える。犯人のシリアルキラー性やサイコパス性みたいなのが若干物語に都合良く使われすぎてねぇか?と観ていて感じたりもしたが、全体的には楽しめた映画ですね。

『ルール』
都市伝説になぞらえた連続殺人事件が次々に起こる大学を舞台に、主人公が犯人と真相を解き明かしていく物語。
都市伝説だしどうせオカルトなオチになるんでしょと斜に構えながら観ていたが、意外にも丁寧に犯人当て作品としてよく出来ている映画として成立しており、期待してなかった割には楽しめた。こういうのは好きよ。

『仁義なき戦い』
菅原文太が刑務所から出たり入ったりしてる間に組が設立されたり組員同士の抗争が起きて、結果として菅原文太が可哀想なことになる映画。ネームドキャラが死ぬ度にあのメインテーマが流れるので後半は不謹慎ながら「処刑用BGMじゃんね」と笑ってしまった。
それはさておき、ヤクザvsヤクザの血で血を洗う抗争って怖いな〜と思わせるストーリー運びは秀逸で、今でも観られてるのが納得のいく内容の作品。

『ミュージアム』
雨合羽を着たシリアルキラーが小栗旬とその家族を巻き込んでいく作品。雨天時にしか犯行を行わないという犯人の性質上、作中の大半が雨が降っているシーンが占めているせいでどうしても某有名作がダブってしまい、「これはアレがやりたかっただけなんじゃないか……?」と思わず感じてしまった。
ラストに炸裂する悪意の爆弾には笑顔になっちゃったよね。

『美しい湖の底』
邦題にだけはツッコミを入れさせてくれ。
金曜日の物語の終わりから始まり、火曜日の物語の始まりに向けてストーリーが逆行していくという展開を活かした作りがきちんとキマっている作品で、「なぜこんなわけのわからないことになっているんだ!」という疑問が紐解かれる度に徐々にストーリーの全貌が見えていき、最終的には納得が出来るものになっていくのだが、設定上色々複雑なことをやりすぎるとわかりにくくなるためか、全体を通してシンプルな謎になっているのがちょっと残念。

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