アメリカ出張における入出国審査まとめ(2022年6月上旬)

アメリカ(ニューヨーク)に出張してきました。コロナ禍で結局のところ入出国審査がどうなってるのかあんまり明確ではない気がするので僕の経験をまとめておきます。

用意したもの

以下のものを出国前に用意しました。
・VariFLYアプリのインストール
・MySOSアプリのインストール
・ワクチン接種証明書
・国内でのPCR検査結果(出発日前日に検査を受けた)
・ESTA

また、アメリカ国内では以下のものを用意しました
・アメリカ国内でのPCR検査結果及びそれを日本入国フォーマットにしたもの

移動当日の動き

日本からアメリカ

コロナ前と同じようにチェックインします。その際にアプリなどで証明書を見せる必要があります。アプリが無ければ原本を提示するようです。ところでワクチン接種証明書や検査結果は必ず原本を携帯するようにしてください携帯上で見せる場合は充電が切れないように注意してください
アメリカ国内入国手続では特になにも求められませんでした。滞在期間と仕事かどうかだけ聞かれておしまい。めっちゃ早かった。

アメリカから日本

チェックインは特に変わりません。チェックインの時に航空会社の人にMySOSアプリの画面を見せる必要があります。
日本についてからが少し大変です。飛行機→検疫所→入国審査と進むのですが、検疫所の場所が遠くてひたすら歩きます。検疫所ではアプリの画面を何度か見せることになりますが、ほぼ立ち止まることなく進めます。多分20分くらい歩きながら手続きを終えます。それさえ終わればあとは普通の入国手続きです。並んでなければ一瞬です。

今後海外に行く場合に意識すべきこと

いちばん最初に考えるべきなのはワクチン接種証明書の取得です。アメリカ出入国では今現在それを求められることは原則ないのですが、状況が変わるおそれは十分にあります。
マイナンバーカード(マイナンバー通知カードではない)を所持していればアプリですぐに手に入りますが、してない場合は市区町村に問い合わせる必要があります。自治体によって数日から2-3週間程度かかる可能性があります。
あ、ワクチン接種してない人は早くしましょう。特に海外に行く可能性が少しでもあるなら。仮に海外で感染して重症化した場合、言葉が完全に通じない(特に医療関係の語彙は普通の人はそんなにない)環境で原則一人で療養することになります。

次に意識するのは、いつどこで検査を受けるかということです。日本→アメリカの場合は抗原検査で良いらしく、木下グループのやってる迅速検査で十分のようです。ただし、証明書にパスポート番号等の必要事項を入れることを忘れないでください。医師もしくは検査機関の明示も必要だと思います。そしてここが少し大変なのですが、出国の前日もしくは当日の検体を使った検査が必要です。例えば日本の深夜12時過ぎに出発する便だったりすると、実質的には出発日しかありません。国内での乗り継ぎがあったりすると更に厄介です。受け取ったらこれをVeriFLY(もしくは航空会社指定のアプリ)に登録しましょう。
アメリカ→日本の場合は許容される検査がもう少し限られています。一方で離陸の72時間以内の検体を使えばよいので、その点は少し楽です。詳しくは厚生労働省のページを参照してください。アメリカの場合は結構いろいろなところで道端に無料検査所があるっぽいです。ニューヨークはいっぱいありましたし、ホノルルにもあると聞きました。ここでも重要なのは、名前とパスポート番号が入っていることです。医師の名前等はなくてもなんとかなるらしいと聞きました。が、ここは運になるかもしれません。検査結果は大体メールで来るのですが、受け取ったら即座にMySOSアプリに登録することを強く推奨します。国内でおそらくマンパワーによる審査が行われ、検査結果が受理されるまでは手続きが面倒になる可能性があります。

その他感想

日本からアメリカもアメリカから日本も、大変さは現状似たようなものだと思います。細かい点で言えば例えば感染後回復証明で行き来できるかや、感染拡大が続いている国を経由する場合にどうなるかのような違いはありますが、正常系においてはほぼ同等になっていると理解しています。
これで良いのか、あるいは更に国境を開いていくことが良いのか、僕にはなんとも言えません。不要不急かどうかは各個人が決めるより他にないとはいえ、じゃあ果たしてインバウンドが期待できるレベルまで入国者を増やすべきなのか、外国人旅行者でごった返す京都が復活するのが良いのかと言われると、それにはまだ早いのではと思わなくもないです。もちろん事業者にとって死活問題なのもわかるし、外国に住む家族に長く会えないのは耐え難いみたいなのもわかりますが。
ただニューヨークの様子を見ると、「手続き的に少し面倒になるものの精神的には国境を超えることに一切抵抗がない」という人が大半に見えます(あくまで見た感じのイメージです)。なので、手続きを簡略化してしまえば本当に国外から来る人数はコロナ前と同等になるんじゃないかと思っていますし、その人達はニューヨークの様子を見るに大半がマスクをしないんじゃないかと思ったりします。別に法律で決められてるわけじゃないですし、彼らに日本の文化に合わせる理由はそんなにないので。
ということでしばらく多少の障壁は残しておいたほうがいいんじゃないかなあと思いますが、はてさて。
あとそれと、羽田の動線の悪さは何とかしたほうがいいと思います。これを理由に日本入国者が減るとは思えないので、単にみんながしんどいだけです。お金かかりそうではあるので難しいかもしれませんが・・・

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