誰だって誰かの1番になりたい
〜水溜りボンド毎日投稿終了に寄せて〜
なんだかよく分からないけど、いいな。
そう思ってYouTuber「水溜りボンド」を見始めたのは2017年のゴールデンウィーク頃だったと思う。
それまでもYouTubeを見ていたけれど空いた時間に少し、というくらいで特別なにかを求めているわけではなかった。
小さな画面に映る2人。テレビタレントに比べて特別華がある訳でもない(2人ともまだどこにでもいそうな大学生だった)でも表情から、立ち振る舞いから、お箸の持ち方一つとっても「育ちの良さ」が表れている。
後に有名私立大学生なのだと知り、「ああ、本物のボンボンやったんか」と妙に納得した。
安心して見られる、人が傷つくことをしない、なんか知らんがめちゃくちゃ仲良い。
そんな2人の姿がすごく良かった。心の琴線に触れた。
トミー(以下富永さん)は、いつでもどこでもストレート。やりたくないことはやらないし、これだと思ったものには惜しみない愛情を送る。
正直、ここまで成功したからこそカンタ(以下カンタくん)のすごさは知れ渡っているが、大学生出会ってすぐにその才能を見抜き自分の人生をかけたのは、すごいとしか言いようがない。
野性の勘、豪運。どれも富永さんを表すのにぴったりの言葉だ。
一方でカンタくんは不器用な人だ。一見富永さんよりも取っつきやすい。ニコニコしているし、理性的だ。常に周りを見て、自分がどう見られているか、相方がどう見られてるか確認している。
でも気持ちを表現しようとする時、カンタくんはめちゃくちゃ下手だ。英文を日本語に翻訳するソフトにそのままぶん投げたみたいに、なんだかぎこちない言葉になってしまう。
考えている言葉が無いわけじゃない。気持ちが無いわけじゃない。でもすごく独特な表現で伝えてくる。うまく伝わらない時もある。その時、彼はどうするか。
行動で見せる。
それが一番カンタくんらしい。才能がある、でもそれだけじゃない努力をする。自分にしか出来ないことをやる。ひたむきにそれだけ。
そうやってファンもアンチも黙らせてきた。こいつは子羊の皮を被ったとんでもない野心家だぞと。
そんな正反対の2人の関係は特殊だ。
生まれた場所も育ち方も違う。性格も考え方も違う。でも根本ではぴったりと重なっている。
「2人で過ごす楽しい時間を少しでも長く」
大学時代、2人で話しているのが楽しくてそれを出来るだけ長く続けるために、
良い家柄→良い大学→良い就職
というルートを捨てて、YouTuberとして食べていくという選択をした。(いや、どれだけ楽しかったらそんな選択出来るんや)
そして、2人ともすごく楽しそうに笑う。
カンタじゃないとダメ、
トミーじゃないとダメ、と言いながら、ずっとお互いを大事にし感謝して過ごし続ける。うまく行ったことは相手のおかげ、うまくいかなかったことは2人の責任。
いや、理想か。
少しでも男女問わず人生を誰かと共に生きようしたことがある人には、この2人の関係の稀有さが分かるだろう。
こんなに人を尊重し、大切にしあうことなんて、それも3カ月とかじゃないから、6年だから。
いや、本当にすごい。
2人も散々、夫婦か付き合ってるんかと言われてきたが、本人たちがどう思うか無視して盛り上がるのは良くないと分かった上で言うが、
そう言いたくなる気持ち良くわかる。
こんな強い絆、一般社会では夫婦くらいなもんだ。いや、夫婦もフタをあけたらもっと冷え切ってることなんて沢山あるけど。
だから私たちは自分の知っている「夫婦」という言葉に、2人を落とし込んでしまうんだよな。
そして今年、なんだかそうでは無さそうだが、だとしたらさらに尊いな状態に入ってしまった。
こうなると無敵である。
私は、2人が仲良しである限りはずっと水溜りボンドの動画を見ると思う。
誰だって誰かの唯一無二の存在になりたい。それが人生の最終到達点だと思うから。
顔も見たくないほどケンカする日もあっていいし、相方がうんち漏らしたら冷たい目で見てもいいし、ゲームの勝ち負けに白熱し過ぎる日があってもいい。
でも最終的には仲直りして、今日も笑っていてくれたら良いなと思う。
水溜りボンド、毎日投稿終了おつかれさまでした!!
p.s
富永さんへ
誰にでも長男やっちゃう大変さ分かる!
ネコみたいに甘えられる相手見つけれたら最強。
胃を大切にしろ。
カンタくんへ
カンタくんは心理学勉強したら最強になると思う!残ってくれてる毛根を(以下略)
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