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MVI 2017年度総括

2017年度を振り返ってブログより。

このシーズン途中の11月から日本代表チームのコーチとしての活動が始まった。このシーズンは、日本リーグの前半戦と後半戦の合間で世界選手権@ドイツへの帯同の為に約1ヶ月チームを離れることになったと記憶している。


プレーオフを終えて2週間のオフを挟み、4月8日から2018年度の三重バイオレットアイリスの活動が再開した。
2018年度の話の前に、2017年度を簡単に振り返っておこう。
2016年度にプレーオフ初出場を果たし、その後日本代表選手2名(右サイドの池原がデンマーク、ポストの角南はSONYへ)が新天地へと移籍。右サイドは島居と佐野、ポストは近藤、原、森本らの奮闘を期待してのシーズンインだった。
日本リーグ前半戦、日本代表の原や河嶋が怪我で戦線離脱する期間は、中田や細江など若い選手たちがここぞとばかりに躍動してくれた。
前半戦を終え、ブレイク期間の11月中旬から12月中旬までの約1ヶ月、監督である僕がチームを離れることになった。(世界選手権@ドイツに出場する日本代表チームのコーチ就任)


ちなみに世界選手権ドイツ大会のおりひめジャパンの奮闘記はこちらから


年明けからの後半戦への大切な準備期間にチームを離れることになったが、この期間は梶原BMがチームを引き受けてくれた。鈴鹿に残った選手たちもこのブレイク期間にテーマを持って取り組んでくれていた。
若い力を引き出しながら、要所要所で経験豊かな中心選手たちが力を発揮してくれた事もあり、リーグ終盤戦の大事な時期に6連勝と波にのり、何とか2年連続でプレーオフ進出することができた。プレーオフでは残念ながらSONYに勝利することが出来なかったが、日本代表選手の移籍や、主力選手の離脱を乗り越えて選手全員が大きく成長してくれた。
終ってみれば、社会人選手権3位、愛媛国体5位入賞、日本選手権ベスト4、日本リーグ4位、結果的に全ての公式戦で過去最高成績あるいは過去最高成績タイというシーズンだった。中でも日本リーグは24戦15勝8敗1分(勝点31)と初めて勝ち越しでレギュラーシーズンを終えることが出来た。
主力選手の海外移籍、結婚、高校生日本リーガー誕生などなど、数々の変化を受け入れながら逞しく成長してくれた選手たち。勝利することも嬉しいが、彼女たちの人間的な成長を感じる瞬間も本当に嬉しい。
バイオレットの監督になって3シーズンを終え、2015年度は12戦4勝7敗1分、2016年度は9勝9敗、そして2017年度が15勝8敗1分と少しずつ勝点を重ねることができるようになってきた。最初の3シーズンをステージ①と位置づけ、このステージ①では日本一を狙うための土台を作ることを大きなテーマにして強化してきた。
2018年度からの3シーズンはステージ②、日本一を狙って掴み取ることが目標だ。
そして新シーズン。高校生ハンドボーラーだった舟久保は一旦チームを離れて関西の大学へ進学した。現在は関西学生リーグに活躍の場を移している。その他、引退者は一人もおらず、現時点では17人の選手たちと再スタートを切ったところだ。
昨シーズンチーム2位の得点を叩き出す活躍をしてくれた島居が膝の手術で約半年リハビリ、そして昨シーズン1年間怪我で苦しんでいた水谷はいよいよ戦列復帰の見込みだ。
今シーズンエントリー予定の公式戦は国体、日本選手権、日本リーグの3大会。(社会人選手権は参加を見送った)
この17人の選手たち、そしてこの選手たちを全力でサポートするスタッフと、気持ち新たに日本一に挑戦だ。勝利する喜びも、負ける悔しさもクラブに関わる全員で共有しながら、成長していこう。
日本人女性と、日本のクラブチームの可能性にチャレンジし、三重バイオレットアイリスが日本のハンドボール会、スポーツ界を少しでも前に進めていこう。鈴鹿をハンドボールで元気にしていこう。
2018年度もSuper Violet Soul !!!

前年度に初めてプレーオフ進出を果たし、池原の海外移籍、角南の国内移籍などをみんなでカバーし合ってたどり着いた2年連続のプレーオフだった。

エレナが入籍し、舟久保が高校生日本リーガーとしてチームに加わってくれるなど、少しずつ今のMVIらしい方向性が見えてきたシーズンでもあった。

何より、初めて勝ち越し終えることができた記憶に残る2017年度のシーズンだった。

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