常勝#中日ドラゴンズ大敗の訳

昨夜、中日は大敗した。私は同じ敗れるなら大敗でよかったと思っている。ただ、昨夜の敗北の原因は監督の選手起用によるものである。昨夜の敗北の仕方が昨年の負け方である。昨夜は初回で三点、二回に一点、柳がストライクを取るのに汲々としていた。この時点で柳は交代である。三回を投げてゼロに抑えてその裏、三点入れ一点差になった。それで更に続投、追加点を献上することになった。立浪監督の気持ちとしては先発は最低五回までは投げなければいけないということが頭の中にある。そして中継ぎは勝ちパターン負けパターンと自分で決めている事である。中継ぎは何のためにいるのか。
昨夜は三回から登板間隔のあいている投手を起用するべきではないか。一点差に追いついたからと言って柳が急に良くなることにはならない。柳はエースの一人なのだ。確かに良くなることはあるかも知れないが昨夜の柳の顔色を見れば急に良くなるとは思えなかった。この日の一番の失敗は柳を先発に持って来たことである。これまで三連戦の第一試合を任されて来た。素晴らしい投球を見せていた。これを守るのは柳のローテーションを崩さない事である。本人は二試合連続で好投した。はやる気持ちがあり何時でも好投できると勘違いする。ルーティーンが微妙に変わるのである。投手はそれだけ繊細なのだ。好調な時ほど中継ぎが好投する。何故か。中継ぎは感覚が詰まっている時ほど良いピッチングが出来る傾向がある。間隔が開いた投手は微妙なコントロールに苦しむ。中継ぎにもローテーションが必要なのだ。だからと言って勝ちパターンを崩す必要はないのだが。私なら昨日の先発は本当に先発投手がいないと判断したなら若手の党首かロングリリーフのきく間隔のの開いていた祖父江か梅野を先発させたかも。
最後はマルティネスがいることが非常に大きい。昨夜は休めてOK。マルティネスの存在。これが今の中日に一番の武器だ。マルチネスが一年間働けば中日の優勝は間違いなしとは言わないがかなり高いパーセントになる。また、今年の中日の良いところは内野守備が格段に良い。昨年、一昨年は内野守備で負けた試合が多くあった。今年は安心して見ていられる。特に二塁の田中は予想以上の働きをしている。少し派手さがあるのが気になるが守備範囲も広く感じる。一点気になるのが送球が高いことである。本人の身長が低いためキャッチボールなどどうしても高く投げる癖があるのでは。その一つが引き分けになった試合でベースカバーに入った勝つのに暴投した送球である。もう少し低ければアウトになっていた。しかし、人間は失敗する者でありその後に引きづっていないのは良いことだ。今年の中日が強いのは選手の活躍によるものが大きい。チームの常時クリーンアップを打つ人はプロ野球の中の超エリートなのだ。だが、プロ野球選手は野球人として選ばれたエリートなのだ。その中で自分が何を目標にするか、何が認められるかが一軍と二軍の差である。今中日が強い理由の一つが活躍している選手が崖っぷちにいると危機感を抱いて全力でプレーしていることが好結果になっている。ぜひ継続して行って欲しい。大差で負けても一点差で負けても負けは負け。気にすることはない。上を向いてプレーして下さい。中日は強いのだから。立浪監督は一昨年、昨年と監督としては三流以下だった。今年漸く二流監督になれれば良いが勝ち進んでいる時はすべてが上手くゆく。これからが監督として評価になる。ローテーションは長い目で見てマスコミ受けを考えないこと。マスコミは監督でもコーチでもない。試合の結果や感想などはどれだけ話しても良いがあまり載せられない様に。
優勝するには三つのパターンがあると思う。
1)スタートダッシュを決める。
2)中盤に連勝を重ねる
3)交流戦で大勝する
4)後半に追い上げる
一番多いのが1)スタートダッシュを決めるである。四十試合ほど終わった時に上位三チームに入る事。今年はそれが可能。今の中日は連敗しないと思っている。今のところ今年の一番の功労賞は堂上コーチの守備力アップ。
今年プロ野球が始まる前、中日が強くなるには独り相撲をする立浪監督をトレードに出し他の監督を迎えることと思っていた。それほど期待していなかった。それが大間違いであったと思わせ欲しい。頑張れ中日!
昨日の負けは久々に楽しかったと言えるようにして下さい。負ける時は大敗で良い。ショックも小さい。ただ連敗はしないでね。

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