わたしの折り目

ろくがつは、いちねんを折り返す、
その折り目をつくる月。

こんばんは、さわひろ子です。

最近は、わたしにしては
またとない数の曲を
つくっているのですが、
沼が深いです。

成長してぬかるみから
あがって来ますので、
更新がまばらになるかもしれませんが、
気長に見守ってくださいませ。

こんやの、たあいないおはなしは。

昨年の五月の終わりに
声の出ないワンマンライブをしました。
もう、ちょうど一年前になるのだと、
気がついて驚きました。

このことをお話ししてよいならば
五月が終わる今日ではないかなと思い、
書きとめます。

そのときのことは今も、
よく思い出します。
じぶんには、なにか、それこそ、
折り目のような
時間だったと感じています。

ワンマンライブのひと月前ごろから
大きく崩してしまった体調が、
なかなか戻りませんでした。

もどかしいまま布団で毎日を過ごし、
直前に、もと通り声が
出るようになり、ほっとしました。

リハーサルのときには出ていた声が、
サウンドチェックの後半、
僅かな違和感となり、
本番が始まったとき
曲を重ねるごとに
どんどん使える音色と音域が
狭くなってゆきました。

うたをうたっていて、
これまでで一番、
情けなく、悔しかったです。

なのに、会場で固唾を飲んで
励まし見守ってくださったみなさまが
ほんとうに優しくあたたかく、
最後は全く出ていない、がらがらの声で
アンコールまで歌わせて下さいました。

あの夜のみなさまには、
どれだけ感謝しても、足りません。

チケット代を返金すると言い出し
声が出ないので口をぱくぱくして
謝るばかりのわたしに、
「いいライブだった」と口々に
声をかけていただいて、

わたしは、うたえと言われているのだと、
これからずっと、聴いてくださるかたに
うたを届けて生きてゆきたいと、
思ったのでした。

力をたくさん、いただいた日でした。

あれから一年。

声が出なかった日の
リベンジ投げ銭ライブを、冬になり
前回と同じ、だいすきな会場で行い、

バンドメンバー、
Oji Music Loungeのスタッフさん、
そしてわたしには過去最高動員となった
お客さまのおかげさまで、
大成功の嬉しい夜となりました。

あのころより成長できているかは、
今はまだ、わかりませんが、

季節に一度ひいていた風邪を、
あのワンマンライブ以来、
まったくひいていません。

不思議なものです。

いつも応援してくださって、
ありがとうございます。

すばらしい転機を
いただいたのだから、
がんばらなくちゃな。

改めて気をひきしめて、
たのしく丁寧に、
このろくがつの折り目を
つけたいと思います。

それでは、おやすみなさい。

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3月終わりにはじめた
ファンクラブbiotope
https://note.com/sawahiroko/circle

すごーく、すこーーしずつ、
じわじわー、
じわじわーと
会員さま数が増えていますが、
6月から、すこし変わります。
楽しいほうに変わります。

この機会に、ご参加お待ちしています。