昔話

こんばんは、さわひろ子です。
たあいない、昔話をすこし。

小さいころ、眠る前に
祖母が枕もとで
即興のおとぎ話を
してくれるのが
すきでした。

今となってはひとつひとつを
覚えていないのですが、
桃太郎が海に潜ったり
豚ともぐらがけんかをしたり

不思議で終わりの見えない
お話ばかりだったように、
なんとなく、記憶しています。

つづきは明日やね、と
言ってくれても
明日になれば
登場人物ががらりと
変わっていたことも
よくあった、ような。

曖昧な思い出なのに
たいせつに感じているのは
おばあちゃんから今日は
どんなおはなしが飛び出すのかと
毎晩わくわくしていたのでしょう。

ものがたりは
メッセージを伝える
手段なだけではなく、
知らない世界をのぞく、
旅のようなものでもあります。

そこに一冊の本があれば、
わたしたちはお布団の中からも
遠くへ旅行に行くことができます。

それはもしかしたら、
音楽も同じ役目が
できるかもしれません。

なんだか、さいきん世の中、
フィクションが足りないと
思ったりして。
毎日旅をしていたいです。

随分とりとめのない話に
なってしまいましたが、
はじめての、
ほんとの日記ぽいものでした。

たのしんでいただけましたように。

では、また。おやすみなさい。

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