花屋さんでの会話
ここのところ、
ちょっと色々あって
心が疲れ気味かも、、と思っていた。
そんなとき、いつもの花屋さんに行った。
花が家にあると元気をもらうから。
行くのは、
昔ながらの街の小さな花屋さんで、
しゃれっ気が全くないけれど、
この道60年のおじちゃんが選ぶ花は
いつもとびきり元気で生き生きしている。
花達がおじちゃんのお店に来られて
嬉しそうに見えるの。
だから、私も選ぶのが嬉しい。
今日はピンクと紫のと、
そしてオレンジと白の組み合わせを選んだ。
なのに、最後になって現金がちょっとしか手元になかったことに気付く。
カード類が使えないお店だから。
おじちゃん、500円足りないわ、
500円分引いて。
と言うと
「おー、わかったー」
といっておじちゃんは
トルコキキョウを1本だけ引く。
いや、違うよ、2,3本抜かないと。
「いーんだよ、これで500円分だから」
いや、違うよ、
「いーんだよ、大丈夫だから」
ダメだよ、いつも沢山もらっちゃうから、
なんて繰り返してたら
奥からおばさんが
「いーんだよ、って言われる時は良いんだから、
もらっちゃっていいのよー!」
と声をかけてくれる。
そのやり取りだけで、
二人の優しさに触れて泣きそうになる。
そして鼻が赤くなっちゃうのを感じながら、
あー、今弱ってんなー、私。
と思う。
心が疲れている時は、
色々な事がきつく感じられるかもしれない。
でも、そういう時の方が
人の優しさや
何気ない言葉の有り難さに
気付くことができるよね。
今回は少し自覚している時だったけれど、
おじちゃんとおばちゃんの優しさに
触れることができて、
心が暖かくなって、
帰り道、綺麗な色の花達をみながら、
しみじみ幸せを感じたのでした。
おじちゃん、おばちゃん、いつもありがとう。
ずっと元気に花屋さんしていてね。
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