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介護士の夜勤専従がシングルマザーにおすすめな理由!メリット・デメリットもご紹介



一般的に介護職には3K(きつい、汚い、危険)に加えて給料の安いイメージがありますよね。

実際に、介護士を始めて腰を痛めてしまったり、体力、精神的にきつくて退職してしまった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、実際に介護士の夜勤専従として働くシングルマザーの私が

・介護士の夜勤専従として働くメリット

・夜勤専従がシングルマザーにおすすめな理由

・職場を選ぶうえでの注意

などについて解説していきます。

この記事を読んでいただければ、効率的にお金を稼いで自分のプライベートの充実や副業、勉強にあてる時間も確保できるようになります。

ぜひ、最後までご覧ください。

(前提として夜間子どもを預けられる環境がある方へおすすめしています。子どもを預けられる環境が整わないまま仕事を探すのは子どもにもあなたにも負担になる可能性が高いためお辞めください。)

介護士の夜勤専従とは

介護士の夜勤専従とは、その名の通り夜勤帯のみ仕事をすることです。

夜勤専従には給料や時間が増えたり日中の時間が自由に使えるなど、実際に働くシングルマザーの私も大きなメリットを感じています。

例えば子どもとの時間がたくさんとれるようになったり、給料が増えたことで子どもに習い事をさせてあげられたり、ウェブライティングの副業を始めることもできました。

私は夜勤専従という働き方をえらんで本当に良かったと思っています。

これから夜勤専従のメリット、デメリットも含めてご紹介していきます。

仕事内容

夜勤では一般的に16‐10時の間の長時間勤務で夕食から就寝時の見守り、翌朝の朝食までが就業時間として定められている施設が多いです。
(21‐6時などのショート夜勤もありますが、ロング夜勤の方がより稼げて時間も増えるため今回はおすすめしていません)

おおよその流れを下記にまとめました。

日勤からの申し送り
夕食準備、介助
排泄介助
口腔ケア
就寝介助(居室誘導、着替えやオムツ装着)
介護記録などの事務作業
就寝後の安否確認、巡回、オムツ替え、トイレ誘導
バイタルチェック(血圧や体温測定など)
起床介助(着替え、洗面、オムツ替え、食堂誘導)
朝食の準備、介助
日勤帯へ申し送り

利用者さんが眠っている間は、急変や転倒などの緊急時を除きバタバタすることは少ないと言えるでしょう。

夜勤専従がシングルマザーにおすすめな理由

シングルマザーだと、1人で子育てをしてお金も稼がなければいけません。

以前の私がそうでしたがお金のために仕事を詰めすぎてしまうと自分も疲れてしまうし、子どもとの時間も十分とれず自己嫌悪に陥ります。

しかし働き方を夜勤専従に変えたところ勤務時間も日数も減ったのにお金が稼げるようになり、自由な時間が増えました。

平日の用事もサッと済ませて早い時間から子どもを習い事に連れて行けたり、日中好きなことができるようになると世界が一変します。

給料が増える

夜勤には深夜割増賃金が適用されます。

一般的に夜勤に支給されるのは

・夜勤手当として4,000円~10,000円ほど(施設による)

・22‐5時は基本時給×1.25倍 
 法定労働時間の8時間を超えて働いた場合はさらに1.25倍(時間外労働と深夜割増の重なる時間は最高で1.5倍)

のどちらかとなります。

例えば時給1,000円で1日8時間働くと8,000円ですが、夜勤なら同じ時給でも効率よくお金が稼げるということがわかりますね。

時間が増える

介護士の夜勤では1回で2日分の労働に換算される変形労働時間制をとっているため、月の出勤日数は多くても10-11日までとなります。

出勤日数が少なければ通勤や着替えなどの準備時間も減りますし、定時に退社するのが難しい職場なら残業時間も減らせますね。

もし月20日の出勤で、通勤や着替えに毎日1時間使っていたとすると20時間になりますが、月10日の出勤なら10時間です。

10時間短縮できれば自分を労わってリラックスしたり、新たな副業を始めることもできますよ。

出勤の希望を聞いてもらいやすい

介護業界は常に人手不足の業界です。

そのため自分の勤務希望を聞いてもらいやすく、働ける時間や曜日の限られたシングルマザーにはとても働きやすい環境と言えるでしょう。

実際に私も今は週1回、固定曜日の夜勤のみといった勤務希望を聞いてもらうことができています。

これだけ融通を効かせて貰えるのは介護業界ならではです。

生活リズムが整う

日勤と夜勤の交代勤務をしていると、生活リズムが整わず大変ですよね。

しかし夜勤専従にしてしまえば起床時間も固定され、夜型の方は特に生活リズムが整いやすいと言えるでしょう。

ちなみに私は完全な昼型なので、夜勤前も夜勤明けも寝ていません。

夜勤明けは眠くなることもありますが、夜まで起きておいて娘と早く寝てしまえば翌日の朝スッキリと起きられるので、私のような昼型にもおすすめです。

ただ夜勤のリズムが合わないかたもいるため、決して無理はせず自分に合った勤務体系を選びましょう。

連勤にならない

基本的に夜勤明けと翌日は休みになるため、連勤になることはほとんどありません。(例:月曜日夜勤入り 火曜日夜勤明け 水曜日休みなど)

月に換算すれば同じ労働時間だとしても、連勤になるか休みを挟んで出勤できるかで気分やモチベーションもかなり違ってきますよね。

人間関係の悩みが少ない

夜勤は施設の利用者数により1‐4人程度の少人数でシフトを組むところが多いため、職場の人間関係がわずらわしい人にはぴったりです。

実際に私も日勤帯の仕事をしていたころは人間関係に悩むこともありましたが、今では少人数で自分のペースに合わせて仕事ができているため本当に楽になりました。

また、夜勤は1人でもくもくと仕事をしたいかたにもぴったりだと言えるでしょう。

日中よりゆっくり仕事ができる

先ほどもお伝えしたように、夜勤は自分のペースで仕事ができることが多いです。

理由は入浴介助やレクリエーションがなく、寝ている利用者も多いから。

しかし施設により認知症の利用者が多ければ徘徊などのフォローや、急変時にバタバタすることもあるため心構えが必要です。

日中用事ができる

夜勤明けは基本的に休みのため、平日の昼しかできない用事もすぐに済ませられます。

また私の娘は平日の早い時間に習い事をしているため、仕事を気にせず送り迎えもできることは大きなメリットだと感じています。

夜勤でも子どもを昼間の保育園に預けられる

居住地によって違いはあるかもしれませんが、私が住んでいる市では夜勤入りや夜勤明けにも子どもを預けることができます。

夜間仕事をしている親にとって、昼間寝られないのはつらいですよね。

保育園にあずけられる条件は勤務時間や勤務日数により定められているので、仕事を探す前に保育園や市役所などに問い合わせしておくのが良いでしょう。

ダブルワークができる、学業と両立できる

冒頭でお伝えしたように、夜勤専従なら新しく副業を始めることも可能です。

また、ダブルワークや学業と両立することも可能なため、キャリアアップにも最適と言えるでしょう。

夜勤専従のデメリット

職員が少ない

先ほどメリットでもお伝えしたように夜勤は職員が少ないため、緊急時の対応や徘徊などのサポートも1人で行わなければならないことがあります。

1人で利用者の安全を見守るとなると責任も重くなるため、最初はハードに感じることもあるでしょう。

慣らし日勤がある

夜勤専従では、まず日勤帯で仕事の流れや利用者を覚えてから実際に夜勤に入ることが多いです。

日数は施設により数日から数ヵ月まで幅広いため、最初に確認しておくのが良いでしょう。

未経験では難しい

先ほどもお伝えしたように、夜勤では少人数で緊急時の対応を求められるため未経験では断られてしまう場合もあります。

しかし未経験からでも将来的に夜勤専従を見据えたうえでの採用ならOKな施設もあるため、自分の希望に合う施設が見つかるまで色々と探してみることがおすすめです。

仮眠

少人数の夜勤では、その日の状況や配置などにより仮眠を取るのが難しい場合もあります。

完全に1人体制の夜勤では合間に休憩できても仮眠をとることは難しい可能性が高いため、心配なら事前に施設に聞いておくようにしましょう。

時間が長い

先ほどもお伝えしたように夜勤の拘束時間は長いです。

私も最初は長時間の勤務に慣れておらず大変でしたが、慣れてしまえば苦にならず、金銭や出勤回数の少なさなどのメリットの方が上回ると感じました。

正社員での募集が少ない

夜勤専従の求人は主にパートやアルバイト、派遣などが多く正社員での求人が少ないです。

探せばあることはありますが、場所も限られているため、近くにあればラッキーくらいに思っておいた方が良いかもしれません。

私の場合は正社員での勤務を想定しておらず自由に働きたかったため、特にネックにはなりませんでした。

介護士の職場選び

これまで夜勤専従のメリットやデメリットをお伝えしてきましたが、何より大事なのは職場選びです。

職場選びを間違えれば、夜勤専従のメリットが感じられず嫌になってしまう可能性もあります。

気になる仕事が見つかれば、あなたの希望をとことん伝えてみましょう。

私が仕事を探す際は派遣やエージェント、直接応募など媒体を問わず登録しまずは自分の勤務希望を優先して働けるかを最初に質問していました。

まずは譲れないポイントや職場に求めることを明確にし、実際に問い合わせた際あなたの質問に真摯に答えてくれるか、未経験や無資格でも将来を見据えた採用を検討してくれるか、すぐに返信はあるかなども重要です。

実際に勤務してみないとわからない点もありますが、勤務してみて合わないと感じたら、無理せず次を探しましょう。

まとめ

これまでシングルマザーに介護士の夜勤専従がおすすめな理由について解説してきましたがいかがでしょうか?

ポイントは
・給料が増える
・時間が増える
・少人数のため人間関係に悩まなくて良い
・パートや派遣での仕事が探しやすい
などです。

常に子育てや仕事に向き合わなくてはならないシングルマザーは、毎日心休まる暇もありません。

しかし働き方を変えれば子どもが保育園や学校に行っている間に1人の時間が確保できるためリフレッシュでき、ゆとりを持って子どもに向き合うことができます。

今の仕事が大変だと感じるなら、ぜひ一度夜勤専従を検討してみてくださいね。






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