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駅のベンチ 探検隊

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西武鉄道の駅にあるベンチを調査しています。駅によって異なるベンチの型式、全92駅のなかでいったいどのようなベンチが待っているのでしょうか。
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【駅のベンチ探検隊】#18 池袋線 練馬(SI06)のベンチ

平安時代の初期までに国家事業としてまとめられた歴史書は6つあり、六国史と呼ばれます。 六国史の一つ、続日本紀は奈良時代、文武天皇から桓武天皇までの歴史をまとめたものです。 続日本紀の中に以下の記述が見られます。 武蔵国乗瀦、豊嶋トシマノ二驛、承テ二山海両路一使命繁多ナリ乞フ准メ二中路ニ、一置ム二馬十匹ヲ一 -『続日本紀』神護景雲二年(七六八)三月乙巳条- 冒頭の武蔵国乗瀦の乗瀦の読み方は諸説ありますが、「アマヌマ」、「ノリヌマ」とされています。 この乗瀦がなまって「

【駅のベンチ探検隊】#15 西武秩父線 西吾野のベンチ

おかげさまで15回目を迎えることができました。見ていただきありがとうございます。 こんにちは。西武鉄道を中心とした鉄道関連のYoutuber、本を執筆しているSAVVY(サヴィー)です。 当noteでは、西武鉄道におけるホームのベンチの観察記録を報告しています。 ベンチは駅の雰囲気を構成する重要なアイテムの一つと僕は考えています。 あの駅にはどのようなベンチが設置されているのか。 西吾野駅のベンチご紹介しましょう。 西吾野駅 埼玉県飯能市吾野下ノ平579 1969

【駅のベンチ探検隊】#14 西武線 吾野のベンチ

乗換案内情報サービスにジョルダンがあります。ご存知の方も多いと思います。社名は、フランスの数学者、Marie Ennemond Camille Jordanに由来します。 このジョルダンの乗換案内サービスで、西武池袋線を検索すると終点が飯能駅として表示されます。乗換路線に西武秩父線との表記がみられ、明確に終点と認識していることが読み取れます。 僕は、この路線図を見るたび吾野駅のことを思います。もし、駅に気持ちがあったなら、吾野駅はどう思うのか気にしてしまうでしょう。なぜな