見出し画像

#SaveOurLife 記者会見より ー 福島みずほ 参議院議員(社民党)

どうもこんにちは。社民党参議院議員、福島みずほです。今まで皆さんの話を聞きながら「そうだそうだ」という風に思っておりました。ダブるところもありますが、考えを聞いて下さい。

家賃の支援法案について

第一次補正予算が成立しましたが、野党で第二次補正予算は早く実現できるように提案していこうと合意しています。法案で言えば、家賃の猶予と補助の法案をすでに野党で出していますので、ちょうど今日も含めて与党と調整をします。事業者の皆さんの話を聞いていると、固定費がやっぱりかかるわけですよね。もちろん光熱費や人件費もありますが、一番大きいのは家賃。ですからこの家賃の支援法案が成立すれば、今日のテーマである「SaveOurLife」というのが本当にクリアできると思います。

学生支援法案

ふたつ目は学生支援法案、提出予定です。昨日もWeb会議がありましたし、私もFREEの皆さん達と何度も何度も話してきました。今、学費を払えないということだけのために退学をする人達が出ないように、大学に対する支援も含めこれはやっていこうと。学生支援法案、提出予定です。

生活に困っている人に対する支援法案

それから三つ目は、来週になると思いますが、今(の国民への現金給付)は一律10万円なわけですよね。でも一人一律10万円で、大変な人々がいる。シングルマザーの人や様々な人達、そういう今生活困窮の人達に対して、最低限ひとり一律10万円の二階建ての部分として貧困対策、生活に困っている人に対する支援法案を出して応援しようと。これらを入れた第二次補正予算案、頑張っていきたいと思います。

今、小池さんが文化ということを仰いましたが、SAVE the CINEMA、SAVE THE THEATRE、一緒に役所に行って、皆さん達と一緒に交渉しました。この点も盛り込めることができたらなと思っています。

雇用調整助成金と持続化給付金について

労働現場の話を山のように聞いています。先日も「生きられない」「生きていけない」という声を聞きました。雇用調整助成金(について)、厚生労働省と交渉してますが、簡素化、迅速化、これの手続き、20人未満だとざっくりでいいということを厚生労働省が出しましたが、会社が雇用調整助成金を政府からもらっても、それがちゃんと労働者に解雇なくして支払われるように、それも厚生労働委員会などでさらに提案をしていきたいと思っています。

持続化給付金に関してもなかなか手続きが大変とかいう声も聞いているので、ひとつは家賃、ひとつは持続化給付金、もうひとつはまさに雇用調整助成金。そしてフリーランスと言われる人達、労働者なのか自営業なのか、その中間にいる人達が今エアーポケットのようになかなか支援を受けられない面もあるので、そこもやっていきたいと思っています。

自治体に対する給付

どうでしょうか。地方の人達、実際議員と話すと地方に対する交付金、補正予算1兆円なんですね。これでは足りない。5兆円ということを野党は言っておりましたが、自治体が休業補償をやったり医療のことをやっています。自治体に対する給付も第二次補正予算でやりたいんですね。

Go Toキャンペーンと布マスクの廃止

どうでしょうか。Go Toキャンペーン。1兆7千億円。今ではないですよね。外すことができませんでしたが、外したいです。それからもうひとつ、私自身、布マスクのことをやっていきました。安倍総理の一家に二枚というこれは、予備費と補正予算合わせて466億円もかけてやります。妊婦さん用のマスクはこれとは別なんですが、なんと1割が不具合。しかもこれを保健所にやらせていたんですね。厚生労働省は保健所に事務連絡を出して検品せよと。でも、PCRのことで忙しい保健所。人員が減ってる。何で妊婦さん用布マスクの検品までやらなくちゃいけないのか。これ、問題にしたら厚生労働省がやると変わりましたが、私は布マスク、もうやめたらいいと(思います)。莫大なお金をかけて配ることを、もうこれだけ不良品が出たんだから通常だったらなしですよね。やめて他のことに使うべきだと思っています。

医療支援への取り組み

サージカルマスクを4月末までに厚生労働省は医療機関に7,300万枚配った。フェイスシールドは204万枚、ガウンは146万枚など、報告を受けました。数が少ないんです。医療に対する支援をやる。政府は確かに重症の人に対して診療報酬を二倍にするとやりましたが、医療に対する支援、やるべきです。PCR検査、本当に受けられない。だから実態がわかりません。PCRセンターを作ることを医師会などが言って、各地でドライブスルー、ウォークスルー、やるようになりました。でもこれ政府(負担)が1/2なんですね。だからやれないところがある。ぜひ政府が全額出して、各地でPCRセンターで検査が受けられるように、とにかく医療の問題などしっかりやっていきたいという風に思っております。そのことを今やっているところです。

社会の問題が極端な形で出て来ている

最後に言いたいことは、今までの社会の問題が極めてデフォルメされた極端な形で出て来ているということです。非正規雇用が4割になって、貯蓄が全くない、実質賃金が下がっている中で、今回この問題が起きて、解雇や派遣切りが続出しています。だからみんな本当に生きていけない。今日生きていけない。また、保健所を減らし、なんと病床数減らし、ICU減らし、そして今、厚生労働省は感染症対策やっている公立病院424のリストを出して、統廃合廃止をしようというリストを去年出しました。だから私達が目指す社会は、医療や介護のインフラをしっかりやり、雇用をちゃんとやって、みんなが食べられる社会を今から本当に全力で作っていかなくちゃいけないと思います。

「今日の命と暮らしと生業を救え」

未来の株価、未来の経済政策じゃなく、「今日の命と暮らしと生業を救え」これがキーワードです。政治に愛がなかったらみんな本当に生きていけない。一年後、コロナが終息して、そうしたらGo To キャンペーンでとか、「その時ミニシアター頑張って下さい」「その時ライブハウス頑張って下さい」「その時飲食店頑張って下さい」ではバタバタ潰れていく。日本で中小企業潰れたら、実は日本の経済も成り立ちません。その意味で、狭い意味での経済ではなく、命を救え。そのために、政治は命を救うというところに軸を置き、根性を置いて頑張るべきときだと思います。その立場で頑張りますし、超党派で、野党でもっと法案を成立させ、第二次補正予算にしっかり盛り込んで、命を救う。そのことをやっていきたいと思います。ありがとうございます。

【新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるあらゆる人の仕事と生活を守る継続的な支援を求める署名】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfmg6jhOPO2P6uHGb2RcH4GWzCb7b3_cr1WLulJVUoCHv4E7g/viewform

Photo: Yosuke Torii