見出し画像

#SaveOurLife 記者会見より ー 逢坂誠二 衆議院議員 (立憲民主党)

今までの危機とは違う異様な状況

どうも皆さんこんにちは。立憲民主党で政務調査会長を務めております衆議院議員の逢坂誠二でございます。

私の人生の中でもこれまで様々な危機がありました。例えば私が中学生の頃、オイルショックというのがありました。あるいは私がニセコという町で町長を務めていたとき、バブルの崩壊というのがありました。さらに国会議員になってからリーマンショック、東日本大震災。様々な危機がありましたけれども、私の人生の中で今回くらい今までの危機とは違う異様な状況はないと感じております。そして時間の経過と共に、多くの分野、様々な人、社会的な身分がどうであるこうであるということとは全く関係なしにあらゆる方に今この影響が及んでいる。私はそういう風に感じています。

国民の命、暮らし、仕事を守る

この状況の中で政治がやるべきことは何か。国民の命を守ることです。政治の究極の目的は何か。国民の命を守ること。これが政治の究極の目的であります。命を守るためには、暮らしを守らなければなりません。そして暮らしを守るためには仕事を守らなければならない。とにかく命を守り、暮らしを守り、そして仕事を守る。このために政治は今、全力を上げてやらなければいけないと思っています。ところが残念ながら今、私たちの国の対応・対策、十分なものと言えるでしょうか。私にはそうは思われない。端的な例が例えば検査ひとつ取ってみても、世界の国の標準から随分かけ離れている。未だに新型コロナウイルス感染に関する陽性率、これすらわからないというのが私たちの国の状況です。この状況を何としても変えていかないといけない、そう思っています。

スピードと安心感

そしてそのために必要なことは何か。スピードと安心感です。「国民の皆さん、大丈夫です。今は苦しいけれども、大丈夫。きちんと予算を措置するから。みんなの仕事が守れます。みんなの仕事が守れるから暮らしもしっかり出来ます。そのための予算を確保します。そしてそれをスピードを持ってやります。安心しましょう。だから大丈夫です。」こういうメッセージが政治から私は必要だと思っていますが、残念ながら今それが聞こえてこない。私は野党だから言うのではありません。

先日の補正予算も残念ながら十分なものではありませんでした。今、国に先駆けて全国の都道府県や市町村で具体的な対策をやっています。仕事を守るために個人に給付をする。あるいは事業を守るためにそれぞれの事業をされている方にお金を出す。あるいは家賃の支援をする。こういうことを自治体が先駆けてやっている。それはなぜか。それは目の前に困っている人がいて、そこを助けなければならない。そういう使命感がびしびしと伝わるからであります。だから自治体は先にいろんなことをやっているんです。でも今その自治体に対する支援、わずか一兆円しか出さないという、どう考えてみても、規模の点から言ってもあるいはスピードの点から言っても十分なものとは言えない。こういうところを何としても変えていかなければいけないと、私は思ってます。

そして今回、多くの人が辛い立場になっていますけれども、それはこれまで社会の中で「やっぱり課題だよね」「問題だよね」と思われていた社会的弱者の皆さんからどんどん辛い立場になってきています。それは前から「ここは直さなきゃいけない」「これは改善しなきゃいけない」と言われていたものを放置しておいた、そのツケが今たくさん来ているんだと思います。これも政治の力で何とかしていかなくてはいけないことだと、そう思います。

独自の活動をしている人達が先に潰されようとしている

そして最後です。実は今回、私達は、そして私自身も改めて大きなことに気が付きました。それは、社会の中で資本力があったり大きな活動をしている人、それはものすごく目立って、価値が高いように多くの場面では思われていたかもしれません。もちろんそういう大きな資本力があったり、大胆な活動をしている人達も重要でしょう。でも、私たちの人生に、私たちの社会に必要なのは、小さくて独自の活動をしている人たち、そういう人たちのそれぞれの頑張り。それぞれは大きくないんだけれども、それが人生の特徴であったり、地域の特色であったり、様々な個性であったり、多様性を育み生み出す元になる、そう私は改めて今回感じています。そして今回のコロナ感染によって、小さい独自の活動をしている、あまり資本力がない、そういう方々が先に潰されようとしているわけです。これを何としても防がなければいけない。その強い使命感で今私はここでマイクを持っています。

野党の一人ですから、必ずしも十分な力ではない、そういう部分もあるかもしれませんけれども、でも声を挙げなければ政治を変えることはできません。ぜひ皆さんも我々と共に一緒に声を上げて頂きたいし、私も皆さんの先頭に立って全力を尽くして頑張って参りたい。そう申し上げて、私の発言を終わります。

皆さん、共に頑張りましょう。ありがとうございます。

【新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるあらゆる人の仕事と生活を守る継続的な支援を求める署名】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfmg6jhOPO2P6uHGb2RcH4GWzCb7b3_cr1WLulJVUoCHv4E7g/viewform

Photo: Yosuke Torii