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無意味を生きる

こんなクソみたいな社会に産み落としやがって。そう思う時、復讐のために無意味に生きようと思う。誰のためにもならず、何も作らず、私という生き物はただ本当に美しい魂の炎だけで、この世において価値をもつものではない。

誰かが傷つけられるのを見た時、そして自分もたくさん傷つけられてきたことに気づく時、「やっぱりこんなとこにいないでさっさと死のうかな」と心の中で決意したり。

私は私の中の美しい世界だけで生きていたい。ただ、幸せになりたいだけなのに、どうしてこんなに苦しまなければならないのだろうね、人間は。それでも、私の人生は美しいということだけを信じている。悲劇における唯一の救いは、美しさなんだよ。美しさだけ。

あぁ、私の人生はどうしようもなく美しいね、私は素晴らしい人間なんだ。そういう死の迎え方をする。私の中の死のあり方はそんな感じだ。私という存在の賞賛とともに、死は存在する。

無意味も賞賛されるべきだ。無意味の価値を認めてきたのは芸術だけだった。みんな、頑張ることや努力することに価値なんかないんだよ。頑張ることを異常に評価したがる人間は、自分が頑張れなくなった時、そこで自分を愛せなくなる。

私はわたしを愛している。こんなに無意味で誰からも理解されない、どうしようもなく素晴らしいちっぽけなニンゲン。


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