見出し画像

【サウナ図解攻略】神戸サウナ&スパ

どうも、ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男、ササウナです。
ウェルビーを愛する者として避けては通れない神戸サウナ&スパさんにようやく到達したので張り切って図解します。つまり長いです。


◾️立地など

新幹線の新神戸駅から三宮は2分、三宮駅から徒歩1分。立地が良いです。

クリスマスですなあ

同ビル1階に31アイスクリームがテナントとして入っていて、2階にはガストが入っています。女子高生が1階テーブルでアイス食べてたりするので、普段だいたい男性専用温浴施設に行きし者として若干ビビります。ここで合ってる?

貸切して男女で入る、みたいなエリアもできたみたいす

とりあえず普通に入ってみます。なお、3階がレディースフロア。男性は6階がフロントで、8階が休憩とかレストランとか、7階がお風呂、5階がカプセルです。
サウナ・スパ健康アドバイザー割引が使えますのでお持ちの方は使って下さい。

4階は何があるんですかね。

◾️図解攻略 神戸サウナ&スパ(7階浴室)


情報量よ


なんか色々あるなおい、という図解になってしまいましたが、これでも情報量を落として洗体スペースとか館内着置き場とかを省きました。かけ湯もあるし、椅子もホントはいっぱいあるんですよ。めちゃある。

入口から、反時計回りに紹介しますね。

・ウェルカム足シャワー

地面から20cmくらいせり上がった円筒形の装置があり、両サイドから細かな霧の足シャワーが噴霧されています。

細かな気遣いですが、なんかめっちゃ嬉しいですね。

・半個室立ちシャワー室

が、3つあります。立ってやる方が洗いやすいっちゃあ洗いやすいですよね。

・洗体スペース

オーソドックスな、座って洗う全体スペースです。ざっと数えですけど、20人くらい一気にいけそうな感じでしたわ。

・ハンガリアンバス

ハンガリーに行ったこと無いもんで、ハンガリー要素がわからないのですが、円形の普通にええ感じのお風呂。地下1004mから噴出した「神乃湯温泉」だそうです。えっ、神?

結局ハンガリーなの?神なの?

・露天風呂

同じく、神乃湯温泉と思われる湯が張り巡らされた露天風呂。ここに、なにかでかい円柱形のものが浮いてます。
デッド裸眼なりに、「たぶん、丸太のような雰囲気の、浮くやつ、スポンジかなんかやつ、だろ」と思ったんですがそんなことはなく、「普通に丸太」でした。「モノホンの丸太」。

とりあえず乗ってみたり、なんだり、しました。普通におっきい。すっごい。みっしりしてる。

持ち上げようともしたんですが、水中なら動かせるけど重すぎて水上に出すのは無理ということと

そんな、ハンカチちり紙みたいに軽く言いやがって

「彼岸島」はフィクションであるということを学びました。よく見たら右手は何も掴んでさえいない。絶対持てない。

・打たせ湯

右上奥、作図上「打」の1文字しか入れられませんでしたが、露天風呂の右上奥に透明な壁だけ張られた小部屋があり、小部屋の入り口にボタンがあり、中の高いところにシャワー的なやつがあります。

ポチッ。

ドババババババババババババババババババババババババババババ
ドババババババババババババババババババババババババババババ

(中略)

ババババ…

途中、3回くらい「えっ?長く無い?」と思いましたが、なんかなにせ神乃湯温泉だから、もったいないかな、神だし、と思ってがんばって全部、浴びたんだ…

・外気浴スペース&焚き火

外気浴スペース、とっても開けていて気持ちいいんですが、特筆すべきはまず椅子です。

他で見たことない、なんか「すっごいちゃんとした木」で組まれていて、たぶん既製品じゃないというか、工業製品ぽくない味が各椅子にあり、ハンドメイドなんじゃないかなと思います。

温かみがあって、スゴく良い!

そして、まったく意味が分からないし、あぶねーんじゃねぇのかとさえ思いますが、焚き火台のようなものの中に木材があり、燃えています。モノホンの火。

焚き火は良いものですからね。木材がバチバチ燃えとる。

お湯もそうですが、丸太といい木材の使いっぷりも半端ないんですが、神戸では木材がタダなのか?と錯覚してしまいます。

・水風呂(11.7℃)

神戸の皆様にとって特別な日を表す「1.17」にこだわった温度設定の水風呂。普通にキンキンで、広さもあって良いです。がんばろう。

・フィンランドサウナ

これは2022年7月にリニューアルしたばかりで、作図上の表現は諦めましたが、なんていうか丸太が組み合わせて作られた「ログハウス」です。外には木製のベンチがあり、ログハウス自体も「木の宝石」と呼ばれるケロ材が使われるこだわりぶり。こんなにケロを大量に使って大丈夫なの?世界中のケロ使い切ってない?

入ろうとしてみると、入口スペースに給水機と、おと桶シャワーつうんすか、それのけっこうデカいやつと、ヴィヒタが浸かった水桶などがあり、「何もかもガチすぎる」というお気持ちです。

サ室内も、当然セルフロウリュできるがっちりしたストーブがあり。この小屋用に作ったストーブぽい。そしてケロ材で隙間なく作られた部屋は昼間でもかなり暗いです。香りも、暗さも、とっても好み。ロウリュの音だけが響く、至高の空間ですね。ベンチ以外にも、丸太の椅子があるのでそっちにも座れます。また木…。木材…。

と、ここまでで大分長いので、もう一回図解出します。


だから、情報量よって

続いて室内戻ってメインサウナですね。

・メインサウナ+ロウリュ

入口付近(「ポ」って書いたとこ)に、イオンウォーターかポカリかな、が桶に入れて冷やしてあるんですが、なんとこれの注文方法が画期的。

紙とペンが置いてある。飲んだ場合、ロッカー番号をここに書く自己申告システムです。

お客さんとの相互信頼がすごいぜ…ゴクリ

そして、メガネ置き場やらタオル(「タ」)とかパンツとかもあります。フィンランドサウナもそうですが、マット(「マ」)はサ室内にあるスタイルですね。

そう、サ室内。かなりパワー強いサウナストーブを擁しています。テレビも天井釣りで流れていて、本格派なのにリラックスして居られる雰囲気。3段の高さもあるし、部屋も広いしロウリュ向きだなと思ったのも束の間、早速ロウリュが始まりました。

お昼から真夜中にかけて、毎時間00分に普通のいわゆる熱波、30分には氷を使ったロウリュサービスをやってるみたいです。

ロウリュイベントは、熱波の人がとっても敬語がしっかりしていて、そしてそれはうわべの言葉だけでなく、実際に熱波を送る所作であったり、終わった後も全員の拍手が終わるまで90度に倒した腰を起こさなかったり、「一朝一夕ではない紳士な態度」を実感しました。

リンゴォ・ロードアゲインくらい紳士… 上品…

この上品さが店員さんにあるのだから、お客さんも呼応して上品なんだろうなと感心しました。ドリンク自己申告も納得だぜ。これが「男の世界」か…

「熱波、おかわりの方お知らせください」

「10回で!」

下品にもめちゃくちゃおかわりしてやったぜ。

・寝湯、ジャグジー、弱水風呂(23℃)

また温浴スペースがあるんですが、普通のお風呂ゾーンに加え、ボタンを押すとまあまあな勢いで水流が出てくる寝湯、同じくボタンを押すとすっごい勢いで水流が出てくる座る方のジャグジー。

そして、なんか一段高くなってるところに「初心者向け」とのことで23℃に設定された水風呂があります。

心意気はニクイ。ただ構造の意味はちょっと分からない。脈々と受け継がれる例の一族の狂気の片鱗が垣間見えます。

・塩サウナ

いやいやいや。

いやいやいやいやいや。

多い多い多いって。

と、思わず突っ込んでしまう塩の多さ。

中央に小さめのドラム缶サイズの樽があり、そこに円錐状に、山盛りに塩があるんです。この時点で、塩の量として異常なんですが、問題は床です。

砂浜みたいに、塩が敷かれてる。
量すご…。
神戸はお湯と木材が無料なのかなと思い始めてたんですが、塩も無料…?

そんなことを思いながら丸太に座り、身体に塩を塗り込む。じっと汗が出しながらやはり考えるのは塩。「この塩は定期的に交換するだろうとして、膨大な費用がかかるのでは?」そんなこと考えは私の足裏にも塩。心も体も塩まみれ、もうたまらんと思って出ようとすると、入口と出口が違うのに気づく。

出口と書いてある方から出ると長細い回廊になっており、自動センサーによってシャワーが噴出。なるほど、合理的…ここまでシステマティックな塩サウナ初めて見た…すご…

・ハマーム

トルコ式の岩盤浴だそうで、なんかよく分かりませんが中央に八角形の巨大な台座があります。実際、おじさんが1人そこに仰向けに寝ていたんですが、なんていうか、率直に言って「生け贄」感をヒシヒシと感じてしまい、心の中の族長オサスイッチが入ってしまいました。

第一話から「そうは読まんだろ」ルビがあってジョジョは最高だ

あとは、別料金のアカスリスペースもあります。

本当にワンフロアにこれらが全部あったのか不安になるくらいでしたが、これが神戸サウナ&スパの概要でした…すご…

◾️サ飯ももちろん美味い

レストランは一つ上階、8階です。
まず、こちらのサ飯セットをご覧になって欲しい。

これ!

カレー、サラダ、肉団子、唐揚げに、オロポかビールがついてこのお値段は破格だ。これを頼まない手はない。星飛雄馬っぽい作画の彼もこれ!と言っているので、これだよ、これ!

でも、私はカレーが生涯食べられない制約と誓約を自らに課している呪われサウナーなので、このセットにいけない。悔しす…飛雄馬スマソ…

しゃあないので、電子メニューをめちゃんこ見ました
神戸シャンペンサイダー、というのを頼みました

甘みが心なしか上品な、美味しいサイダーでした。

あと、食べ物も、いったろ。

北欧フェアというのをやっていて、まったく分からないメニューがあったのでいってやりました。

その名も「ヤンソンさんの誘惑」。

私が知っているヤンソンは、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンただ1人なのですが、なんでしょうか、植物学者のヘムレンさんが、ニョロニョロに全身エロティックに絡まれているとかそんな感じでしょうか。触手ジャンル?

ワクワクするぜ。

謎メニュー「ヤンソンさんの誘惑」はこうでした

届いた上でまったく分かりませんが、このパン粉の奥に「ニョロ×ヘムレン」なのか?と思いましたが、そんなことはなく、じゃがいもと玉ねぎかな、ちょっとアンチョビとかも入ってる「よく分からんけどアッサリして美味いグラタン」でした。美味い美味い。


◾️受け継いだ者、気高く飢えし獣

ウェルビーウェルビーと言い続けているこちらのnoteをご覧の皆様には周知の事実だと思いますが、一応あらためて説明します。

ウェルビーの米田行孝社長と、神戸サウナ&スパの米田篤史社長は、従兄弟です。

ついでにジョジョ情報をねじ込まさせてもらうと、9部の主人公ジョディオ・ジョースターは吉良吉影の従兄弟です。

混乱させてすみません。話を、米田一族に戻します。

サウナブームの昨今、「作る側」にも陽が当たることが増えてきており、私も色んなインタビューとか書籍とかで情報収集しています。すばらしい温浴施設が増えるのは大変喜ばしいことだし、それを作れる人が増えるのも最高。

そんな中でも、作り手としてウェルビーやサウナラボを経営する米田行孝社長の、サウナに対する愛と狂気は抜きん出ており、そこが私がウェルビーを愛する所以でもあります。最高。シビれる!あこがれるゥ!

では、その従兄弟の米田篤史社長の運営する神戸サウナ&スパはどうかというと、素人の私から見ても、経済合理性から考えると不可解としか思えないような愛と狂気を随所に感じました。ログハウス、丸太、お湯の量、塩サウナ、謎構造水風呂…。非常に訓練された愛のある従業員の皆様…。

温浴施設として伝統ある家系に生まれた、「受け継いだ者」であるにも関わらず、さらに「気高く飢えて」高みを目指す姿勢。獣の如き剥き出しの狂気を伴うストロングスタイル。

これぞ米田一族、さすが米田篤史社長。

すごいな神戸サウナ&スパ。愛さずにはいられないぜ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?