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【サウナ図解攻略】ありがとう ウェルビー名駅

どうも、ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男、ササウナです。

本日は私の心のホームサウナ、そして2023年3月31日で名古駅前再開発のためビルごと、名鉄レジャックごとなくなるウェルビー名駅に、愛と感謝を込めて図解したいと思います。

■サウナ部分図解

ご覧の通り、斜めの線を多用しないと表現できない構造になっていて個人的に今回の図解大変苦労しました。


・メインサウナ

向かって右のところ。オレンジのサウナパンツまたは尻パッドが無限に使えます。ちなみサウナ出て右のちょっと出たところに冷たいタオルもあるので、頭部や下半身を冷やすのに使えます。

温度は高すぎず低すぎず。湿度もちょうどいい。なんというか、ぬるいわけでもないのに「柔らかな暖かさ」とでも言えば良いんでしょうか。

それでいて決まった時間でロウリュサービスもあるし、テレビもある。イベント感もあるのだ。

このテレビでいくつかのオリンピックも見たし、なんなら何故かSMAP×SMAPの気まずい最終回もここで見ました。

2018年頃は、毎日20時に「ヴィヒタロウリュ」があり、これは通常のロウリュ(というか熱波)サービスに付け加えて、ヴィヒタ(白樺の葉の束)で背中をバシバシしばかれるうえに「ヴィヒタで悪霊を退散する」という説明を受けるエモいシステムがあり、私は職場の後輩ともども愛用してました。

通称「葉っぱ」。

「悪霊溜まってきたから、ぼちぼち葉っぱキメる?」

というような朴訥な会話をしていましたが、今思えば誰も通報しなかったことに感謝しています。

・ミストサウナ

軽く3桁は行ってるんですが、「そういえばミストサウナもあるな」くらいの感じで2回くらいしか入ったことなくてよく分かりません。ごめん。

ただ、「熱いのが苦手」な人向けにこれを残し続ける米田社長の優しさは伝わってます。さすがっす。大好きっす。嘘じゃないっす。

・森のサウナ

確かコロナくらいのタイミングで改装されて今の形だと思います。

こちらはメインサウナとことなりセルフロウリュも可能で若干体感温度高め。寝台もあるのでここでウィスキングも可能です。

・水風呂

そこそこ冷たい水風呂です。以前は、謎にここからバックヤードにある熱帯魚?水槽?が見えたんですけどいつのまにかなくなりました。

そして、天井付近からダバダバと水が落ちてくる、いわば「滝」が奥の方にあるんですが、水圧がすごい。周りに人がいる場合、めっちゃ跳ねて迷惑なのでお気をつけください。こういうことね。


絵が怖くてごめん

・普通の風呂

普通の風呂もしっかりある。なんなら寝れるスペースもあるし、ジャグジーもある。最近だと「風呂の中に寝椅子をぶち込んでいる」部分もあるし、外にはインフィニティチェアもあって休憩もできる。

シャンプーとかボディソープも良いやつだし、夏場はひんやりするシャンプーもあるし、歯ブラシもカミソリも無料だ。

つまり最高である。

・ウェルビー名駅サウナの思い出

たくさんあるんですが、かいつまんで2エピソードだけ。

「シャワードラゴン事件」

なぜかシャワーの水圧が尋常じゃない強い日があり、普通に置くところにセットしただけでも水圧の強さでシャワーが上昇、水圧だけで宙を舞うその様子はまさに昇竜、これぞ中日ドラゴンズ、などと思っていたら背面方向にいたおじさんにガッツリとシャワーがかかり、「おいっ!」って怒られたので「すいません!」って速攻謝りました。

そのあとサウナで同席してちょいと気まずかったです。

「滑り込み葉っぱ事件」

上述のヴィヒタロウリュですが、開始に間に合わず20:03くらいに入館してダッシュで脱いで向かったんですが、ほぼほぼ終わってました。ダメもとで「すいませんが、ロウリュってまだ頼めますか?」とお兄さんに聞いたところ「良いですよ!僕の腕が千切れるまで仰ぎます!」とジャンプ主人公のような熱い神レスをいただき、タオルで熱波と、ヴィヒタで背中のしばきをやっていただきました。その節はありがとうございました。

でも、熱波のタオルが漏れなく顔面にヒットしていたのと、ヴィヒタも心なしか強かった気がするんですが、もしかして怒ってました?


「ウェルビーを愛しウェルビーに愛される」と豪語してきましたが、もしかしたら私の片思いかもしれません。

気を取り直して、サウナじゃない部分も図解します。

■全体図解

・ラウンジ

かつては、今でいうと札幌ニコーリフレとか、新橋アスティルとかにある「寝れる椅子」が整然と並んでおり、カプセルに泊まる人はそうとして、そうで無い人がここでそのまま寝るという棲み分けがありました。

その頃は、図で言うと右端の方、漫画の本棚の先の部分がいわば「インターネットカフェ」のような半個室になっており、たぶんそこでオンラインゲームをしたりなんだりできるようになってました。

2023年現在は、寝椅子も半個室もすべて撤去され、ヨギボー的なクッションがわらわらとあること、あとは充電もできるちょっとしたワークスペースなどがあるようになってます。

漫画のラインナップはあまり変化なく、「雑誌・新聞」と書いたところには、他にもサウナ関連書籍「サ道」とか「湯遊ワンダーランド」とかが鎮座しています。

ほか漫画は、流行りものも一通り揃ってるんですが、「築地魚河岸三代目」とかの渋漫画も謎に揃ってるので、「いいぞ!」と思います。

・レストラン

ウェルビー名駅が入る名駅レジャックは安くて美味しい飲食店もめちゃくちゃ入っているのでアレなんですが、サウナ後30秒以内にはビールを飲みたいというガチ勢向けにおすすめです。

こちらも名古屋に居た当時は割と利用してたんですが、焼酎のボトルキープがけっこうエグい量保管されてスペースを圧迫していたこと、あとはどんな注文でも箸がセットで付いてくる謎運用だったことが印象的でした。

たとえば「えいひれ」「キムチ」「枝豆」「タコの唐揚げ」など頼むと、これで8本箸が来ます。

ウケました。

今はそんなことないと思います。たぶん。

・プレミアルーム

これも気がついたら出来ていて、これになる前がもう思い出せませんが、名古屋を離れてからは良く出張で使いました。

完全に個室ではないので、周りの人のいびきとか聞こえるんですが、でも大丈夫。耳栓ついてくるから。

あと。プレミア特権で美味しいコーヒーが無限に飲めます。

・ロッカーから見るウェルビーの進化

それにしても、サウナブームが始まる前から見ても、ウェルビーの進化は凄まじい。

そもそも、かつては「ビジネスマンが安く出張するカプセルホテル、に付随したサウナ」の側面が強かった。たとえば、これは2017年とかそんくらいのウェルビー名駅のロッカー上空にあった看板である。

この看板好き

どうだろうか。

まず、モデルの男性がすばらしい。

「斬影拳ぽい」ことで高得点である。

加えて、「ボディラインが親近感を持てる」し「ネクタイの流れ方も最高」だ。

キャッチコピーも「時間がない」「欠かせない」と地味に韻を踏んでいるのがポイントが高い。

おめでとうございます、数え役満です。


そういえば現在は終了しているが、そもそも宿泊者には肌着、靴下、下着の3点を無料でクリーニングするサービスが付いていたし、表示の通り90分でシャツもクリーニングしていたんだろう。

おそらく、名古屋出張できた東京モンが、接待の飲み会の疲れをここで癒し、シャツとかをクリーニングに出してサウナ、ちょっと仮眠して、またシャツを着て今度は接待ゴルフに早朝から出かけるとか、そういう時代のニーズがあったのだろう。

しかし、時代の流れは変わった。接待なんて流行らなくなり、さらにコロナがトドメを刺した。

最早この看板は、どこにも無い。

客層も、私が30代になりたてだった名古屋在住時、2015年ごろは、50代、60代のミドルが中心で「この中で言えばおれが一番若い」と謎の優越感を感じていたが、サウナブームを経て今の客層は20代、30代が中心になっている。
2023年現在、40代の私は「この中でおれが一番ジジイかもしれんな」そんなことをウェルビーで感じるようになった。
光陰矢の如しであるが、恐るべくは時代に合わせて、いや、時代を先読みして変化していける米田社長である。

・ウェルビーのここが好き

私がウェルビーガチ勢だということはそろそろ伝わったと思う。名駅も終わってしまうのでもうちょっと愛を語らせてもらいたい。

ウェルビーというサウナ施設が業界の中でも非常に挑戦的、最先端を攻めているということに誰も異論はないだろう。

私が一番すごいなと思うのは、「これだけ尖っていても、なお広い客層に支持されるその懐の大きさ」なのである。

サウナガチ勢では無い人も、ウェルカムな雰囲気がある。それは店からも、店員さんからも感じるし、お客さんたちからも感じる。「売れっ子なのに気取ってない」とでも言えば良いのだろうか。確かにすごい速度で進化はしているのだが、既存のお客様も新規のお客様も、決して蔑ろにしない。

そこが好きだ。

もしも米田社長プロデュースで都心一等地に会員制の高級個室サウナとか作れば流行るだろう。なんなら私も行くだろうし。

だが、米田社長はそういうことはしないのだ。

ここでいう、「人々」とは、私たちのようなサウナガチ勢だけのことでは無い。ご本人に聞いたわけでは無いので保証はできないが、私が思うにこれは「全人類」のことを指している。

サウナブームで一儲けしようとか、そんな近視眼的なことではない。いやまあ、株式会社だから当然利益は確保するだろうが、もっともっと遠くを見ているのを感じる。
そこにはいつも、サウナに対する愛、ひいては人類に対する愛を感じる。言葉にしなくとも、ウェルビーの、サウナラボの端々から私は感じ取るのだ。果てしない、大きな愛を。

そういうところだ。

そういうところを、私も愛しているのだ。

私はウェルビーから、特にウェルビー名駅からサウナのいろはを学んだ。おかげさまで今こうして、サシミンクさんはじめサウナを通じて素晴らしい友達もできた。
ウェルビー名駅は辛いときも、疲れたときも、いつも暖かく癒してくれた。本当に感謝しかない。ジャイロ・ツェペリから鉄球の回転を、人生についての様々なことを教わったジョニィ・ジョースターの言葉を借りてお礼を重ねたい。

ありがとう…

ありがとう ウェルビー名駅…

本当に…

本当に…

『ありがとう』

それしか言葉が見つからない…


■とはいえ、誰にでも欠点はある

ウェルビーへの狂信ぶりを見せつけたところで、最後に一つだけウェルビー名駅の欠点を指摘したい。

ものすごく根本的な欠点だ。

エレベーターから更衣室が一直線に見えるのだ。

良くない。

名鉄レジャックビルには、4階のウェルビーより上にも、5階にエスカイヤクラブ、6階にボウリング、8階にエイベックスのスクールとかがある。

バニーガールと遊びに来たおじさんとか、初デートの中学生カップルとか、未来の浜崎あゆみを目指すガールとかが、4階でドアが開くとうっかりおじさんのケツとかを目にする危険があるのだ。

それは良くない。

早くどうにかした方がいいと思う。

うん。

ま、ビルごとなくなるから、もう、いっか。

■おまけ フリー素材

最後に良く撮れた外観写真を置いておきます。

私のスマホのロック画面これです
夜もいい 2023年2月撮影 ありがとう またね



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