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前日銘柄分析総集編_B

お疲れ様です、R.です。久しぶりのnote投稿になりますね。(多くの方がすでに確認いただいているとは思いますが、今後の方針に関してはこちらの掲示板でまとめております)

https://note.com/sauna_and_trade/membership/boards/a0aadd770673/posts/095a639957df?from=self

8月末に5本どかっとまとめて更新していますので、パンクされないよう1つづつ咀嚼して吸収していってもらえたらなと思います!



さて、今回は、前回の前日銘柄分析総集編_Aの続きである「前日銘柄分析総集編_B」をまとめていきます。

_Aの内容を鮮明に覚えていらっしゃらない方は再確認しながら読んでもらった方が良いかなと思いますので、リンク置いておきます。

Aの方では、前日銘柄分析の目標と目的
そして、①出来高と②足形の途中まで解説をしましたのでそちらを理解されている前提でその続きと③周辺状況の把握項目まとめていきます。



②足形(続き)

----長くなりすぎたので続きは_B以降で解説します----
・移動平均線
・重要ラインとその効き方
・アルゴの存在
・場中ふるい落とし
・出来高の推移

移動平均線

次に移動平均線を確認します。これは多くのトレーダーが参考にしている指標なので"効きやすい"という理由と「マシ担保規制」の"規制適用基準"の1つになっている指標なので需給にそのまま影響する為です。

3年日足

移動平均線はそれ単体をまじまじと見る。という感じではなく、前述した3年日足、6ヶ月日足、1分足チャートを確認する際に同時に確認するという形で、ちょっとわかりにくいかもしれないですが、「どう効いているか」を把握する様にしています。

3年日足だと移動平均線は200日と75日に設定していて、白色は200日、赤色は75日になります。(楽天証券のマーケットスピード forMac 色は自分で変更できるはず。)

大抵私が意識しているパターンはサポートですね。
上昇トレンド時は押し目での反発ポイントでサポートが効いているかどうか。
下落時はどうかみたいな形。
今回はのIMAGICA_6879は長期上昇時の押し目下げ止まりを200maでサポートしているのがわかります。超絶単純なんですが、1~2回効き出すと「相場でコンセンサス」が取れてさらに効きやすくなるので案外侮れなかったりします。FXとかよく知らないですけど、板読みが存在しない相場の場合はこのようなテクニカルな指標が"ほぼ全て"だったりするので板読みができない短期トレーダーはこのような指標やオシレーターをかなり頼ってくるので、
相場では有効性が一定あると私は考えています。
(もちろん板読みが一番強い指標ですが。)

6ヶ月日足

6ヶ月の場合は、緑が5日、黄色が25日、紫が75日で設定しています。

意識しているポイントは2つで
①緑(5ma)との乖離率
②黄色か紫でのサポート

この辺。
単純に①で5日移動平均線で激しく乖離している場合は一定の警戒が必要。窓を開けての上昇パターンが大半なので遅かれ早かれ陰線を叩くしマシタンもかかる。これは銘柄特性によってかなりパターンが違うが、移動平均線が追いつくまで押し目で横横して、追いついたら再騰チャレンジ。みたいな形になるケースもあれば、完全に仕手タイプであればそういう相場心理を逆手にとって全然無視して登り続けるパターンもある。


ちなみに、このような間欠泉タイプの銘柄は足形を見れば一撃でわかるので、初動急騰狙いのデイトレではほとんど選出することはない。(通常の板読みが効きにくいから。)

間欠泉銘柄

(間欠泉銘柄は間欠泉銘柄で別に利益の"取り方"があるので、過去のコンテンツを遡ってもらえればどこかに格納していたはずなのでそちらを読んでみてください。)


重要ラインとその効き方

次に重要ラインとその効き方について。
この領域の知見、ノウハウはこれ単体で十分期待値の高いトレードが出来ると言われているくらい強くて、いわゆるライントレーダーの真骨頂とも入れる要素です。

本などではほとんどまとめられていないですが、sns時代の中でライントレードを突き詰めている発信者もいらっしゃるので詳しく研究したいという方は探してみると良いと思います。私も初心者時代3名ほどの考え方をトレースしていました。

兎角要点だけまとめると、デイトレでの重要ラインは2つだけです。
①割ってはいけないライン
②抵抗線(場中目標値)ライン

これだけ。
①はアルゴの話になる&本筋と外れるので今回は割愛しますが②抵抗線(場中目標値)ラインはこれまでも何度か登場しているので"銘柄選定"の中でも非常に重要だということはご認識いただいていると思います。

この②抵抗線(場中目標値)ラインも銘柄のパターンによって、いろいろとみるべきポイントは複数あるのですが、一旦"一番熱い"パターンだけまとめると、

これ。

4570 6ヶ月日足

"2回"弾かれて、中期の抵抗線が形成されている形。綺麗に横に水平線を引けるパターン。今回の8月中旬の免疫生物に関しては760円ラインに綺麗に引けた。
出来高が持続している形での中期Wボトム型ですね。
ここのラインをブレイク出来る位置まで前日の終値が向かってきていれば、めちゃ熱いです。
相場コンセンサスとして"抵抗線"をブレイクしにいっているという姿勢ですし、"2回"弾かれている分、売りサイドとしても抵抗線への意識が強まりここをブレイクすれば一気に青空圏だからですね。

このような中期での重要ライン、
"2回"効いていて、次に"3回目"というのをしっかりと意識するようにしてください。
これが"3~4回"弾かれて次に"5回目"みたいな形ですと、短期資金が「同じ狙いを持って」集まりきらず騙しに会う可能性、途中で出来高が萎んでいく可能性が高いですから、まずはこの激アツパターンなのかどうかだけ見てもらったら良いかなと思います。

その他のポイントは個別具体化していくと際限がないのですが、以下のポイントを意識して前日銘柄分析時に確認し、データを貯めていくとどのようなパターンが期待値が高いのか、自分のトレードスタイル、性格と相性が良いのかが見えてくるのでおすすめです。

ポイント
・直近の高値ラインに対するチャートの動き
・前日終値や前日高値に対する意識のされ方(場中チャート)
・心理支持線や心理抵抗線での意識のされ方(場中チャート)


アルゴの存在

次はアルゴの存在です。
今回の記事はアルゴに特化した内容ではないので、ここでは2種類のアルゴにだけ言及します。
①大口の売りに連動してナイアガラの初動で売り抜けるタイプ(ベクトル方向への追随型アルゴ)のアルゴ
②ゴールデンタイム以外のやれやれ売りや損切り売り、大口撤退売りを下で買い支えるタイプのアルゴ

この2つに関しては、板データがなくてもチャートだけで読み取る(仮説を立てることは可能です。)※もちろん高い精度で読み取るなら板データが必要ですが。

特に②が重要で、

↓の白○のようなやつがその"サイン"に該当することが多い。

もっと細かくみると、こんな感じ

大体1%~2%くらいを1分で陰線ズドンと落として次の1分で回復しているような足形で、かつゴールデンタイム(9~10時)以外の時間帯であることが最低条件。

これはいろいろな理由で売り払ったトレーダーに対して、
"買い支え"(後々に仕手的に急騰させる目的を持つ)を設定していたアルゴが作動している可能性があるサインとなる。

買い支えをしている=資金体力があり、今後も上げる可能性が高いので、
このようなサインが出ていると期待値が高い。(あんまり広まると困るレベルで)

ただ、買い支えなのか、ただの板薄状況で一回下がって、上がっただけなのかは"チャートだけ"を見ても判別が難しいことが多い。

なので、その情報の精度を上げるためには追加で「出来高」と「板情報」をみる必要があってそこにもポイントがあるのですが、これ以上の情報は優位性に大きく関わってくるのでこのあたりで。
ここも勝率に大きく関わってくる知見になるので、皆さんも独自で研究して、理詰めでロジックを組み立ててもらったらかなり優位性の高い「前日銘柄分析のチェック項目」を獲得出来るかなと思います。


場中ふるい落とし

次に場中篩落としに関して。

ちょっとわかりにくいかもしれないですが、チャートでいうところの赤マルの部分。下髭をつけている陰線。
場中のふるい落としは、大口による利確で発生するナイアガラという訳だけではなく、場中に煮詰まった需給を改善させる目的で対象の銘柄をリーダーシップしているトレーダー(資金源)がいきなり売り叩く行為のことですね

値動きが大きいゴールデンタイム以外では、成り行き優勢⇨指値が基本になり、結果的に板が重くなって出来高も生まれず値動きとしてこう着状態になることがかなり多いと思います。
このような状態では、次第に出来高も萎んできますので上への期待値がなくなりますから、まだまだ中期的にも株価を上げたい仕込み済みのトレーダーからすればそのような状況は好ましくないため、
無理やり重い板であっても持ち玉を売り叩き、陰線を作ります。これが篩おとしのパターンの1つ(他のパターンももちろんあり。)

陰線を強引に作り出すことによって、場中出来高を再度復活させて他トレーダーや機関のアルゴの作動条件を満たしつつ、板の裏にべっとり張り付いたスイング勢や小口の逆指値を巻き込み"需給を改善"します。

私が見ているポイントとしては、日足ベースで高値更新が止んで、前場の出来高の勢いを後場も継続できなくなった形、出来高が萎んでいっているような状況で、1本、2本と下髭陰線がガツンと出ていれば"好材料"として睨んでいます。

これもいわば、「意図読み」の一つではありますが、上昇を継続させるような銘柄ではしばしば見かけることがあるので期待値を上げるサインの一つとして認識していますから、前日銘柄分析の際に着目してもらえれば良いのかなと思います。


出来高の推移

最後に「出来高の推移」です。
日足ベースでの出来高の話は_Aの方でまとめていたと思いますから、

こちらは場中(直近3日間くらいの場中出来高推移)での話。

先ほどまでのアルゴと場中ふるい落としに関しては結構難しい応用的な話でしたが、場中の出来高推移に関しては基礎的な要素です。

銘柄特性の中でも"出来高銘柄特性"という観点で私の場合は監視していて、
①寄り付き初動だけ出来高が集まるタイプ
②場中コンスタントなタイプ
③10時以降、後場などから突如噴き上げるタイプ

大抵3パターンに区分できたりします。
ここでは具体例のスクショはあげませんが、多分①と②と③で出来高推移が全然違うのは皆さんも一見すればお分かりになるかなと思いますから、毎度の銘柄分析でどのタイプなのかは確認してデータを取っておきましょう。

加えて、動意初動フェーズなのか、動意から数日立っているのか、旬の終了段階か、旬の再燃(抵抗線突破)フェーズなのかとの3✖︎4の掛け合わせでどのような出来高の集め方をするのか、どのようなチャートを描きやすいのかなどといった癖が明確に出てきますからそこのデータを取っていくと、
「あ、このパターンね」や「このパターンは寄り付き初動トレードとの相性が悪い」などと面白いほどわかってくるので銘柄選定技術がぐんぐん高まります。

こんな感じで、前日銘柄分析_Bは終了です。

残りの_Cは、
・市況データと回転日数の確認
・規制関連材料&動意材料内容の確認
・過去の板データの確認
・次回カタリスト把握
・日柄の確認

このあたりをまとめていますから、続けて読んでもらえたらなと思います。

それではこのあたりで、お疲れ様でした~~












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