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人口動態統計 2022.04追加

6月21日に2022年4月の人口動態統計(速報値)が公開されました。
まずは,いつものグラフは以下のようになります。

前回の手法に習い,ばらつきを検証してみます。
4月の過去10年間の推移をみると以下のようになります。

近似直線とのばらつきは,

σで除したら,

2月 4.62σ
3月 9.39σ
4月 2.16σ
となります。
2月3月が4σ超とか9σ超という有り得ない発生確率だったので4月の2σって少ないじゃん,とか思ってませんか?
2σの発生確率は

2σ 0.954499736103641

であり,4月の2σ超というのは発生確率5%以下です。
上表で2σを超えているのは2022年以外では2011年4月だけです。
2011年4月・・・そう,東日本大震災による死者がカウントされ始めた時です。
このような,大災害が発生した時と同レベルと考えると,発生確率5%未満というのがかなりの異常事態だとお判りいただけると思います

3月のデータ公開以降,本件は大手新聞やテレビでも取り上げられていますが,厚労省の公式見解はまだ見ていません。
人口動態統計(概算)が公開されるのは5か月後ですので,8月まで知らん顔を通すのでしょうか。
米国でも2021年の保険会社の支払いが急増しているとの報告もあり,そろそろ世界中で追及の目が厳しくなってくるように思います。

四捨数増加の謎と合わせ,今後も注目していきたいと思います。
取りあえず,データ更新ということで。

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