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今日も、鏡の中の自分に問いかける

汗をかかない、サラサラな肌に憧れる。

私はとても代謝が良く、汗っかきだ。
そのおかげで浮腫みとは無縁だけれど、夏場のメイク崩れや、暖房の効いた冬の室内でニットの下が蒸れがつらい。
そして、付け慣れてしまったマスクがさらに拍車をかける。
マスクは汗っかきには過酷なアイテムだ。
汗の匂いがしていないか、服の色が変わっていないか気になって、プレゼンどころではなくなってしまったこともある。

片っ端からデオドラントスプレーを試し、化繊の下着を止めてコットンにしたり、メイク崩れを化粧水を吹きかけてみたりしたけれど、どれも効果はいまひとつ。

そんな日々の中で、価値観が変わる出来事があった。

先日、長年ファンである推しのライブを、なんと最前列で観る機会に恵まれた。
私は某女性アイドルの推し活を人生の喜びとしており、日帰りで行ける距離ならばライブに馳せ参じる。

初めて見る最前列でのライブ。
ネイルの色が見えるほどの、手を伸ばせば届きそうな距離に彼女たちがいる。
涙をこらえながら、胸の前でサイリウムを振る。
きれいにメイクしたアイドルが、化粧や髪型が崩れることをものともせず、フルパワーで歌いながらダンスする。
髪を振るたびに汗が飛び散るのが見える。
前髪が汗で額に張り付いている。
彼女たちの姿を涙目で追いながら、

『汗をかくことは不潔ではなく、全力で一生懸命な姿が形になったものなのだ』

と認識が変わった。
まさにパラダイムシフト。
さらに、広瀬アリスさんのツイートにも勇気をもらった。

そうか、汗っかきを自称してしまえばいいのか!

理解・共感してもらえることはあっても、眉をひそめられることはないのかもしれない。
体質を隠しごまかすことはできないのだから、恥ずかしくない身だしなみでいよう!
そういえば、推しのアイドルも、広瀬アリスさんも、汗をかいていても清潔感がある。

それから、お気に入りの扇子を持ち歩くようにした。
鏡を見るときは清潔感を意識するようになった。

・ニットに毛玉ができていないか。
・パンプスはヒールやつま先がハゲていないか。
・バックの角が擦り切れてないか。
・ハンカチは色褪せてないか、アイロンがかかっているか。

マイルールは、
『この格好で商談に行けるか。このハンカチを人に貸せるか』。

これから更年期を迎えるにあたり、ますます汗をかくだろう。
加齢に伴い、爪や髪のツヤもなくなってくる。
それでも。いや、だからこそ。
清潔のマイルールを判断軸にして、しなやかに歳を重ねていきたい。
ピシッとしたハンカチで汗を拭き、背筋を伸ばして一生懸命生きていこう。

#清潔のマイルール

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