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本日大晦日

⭐︎みんなの北星AdventCalendar2023⭐︎

18日目。
誕生日で1年がまわっている感覚で生きている私にとって、今日は大晦日です。

もちろん大掃除も終了。仕事ではあたふたする月曜ではあるものの、心は穏やかに過ごしています。

北星時代のクラスメイトは、誰1人連絡を取っていません。授業中ほぼ隣に座っていたあの子も、もうあだ名しか覚えていないあの子も、どこで何してるかな。Facebookで繋がっていた人たちが多かったものの、その後仕事の繋がりでどんどん「トモダチ」が増えてしまい、過去を遡られたり休日を知られたりするのが苦痛でアカウントを削除してしまいました。あの頃はLINEも盛んじゃなかった。そもそも、LINEっていつから存在してるんだっけ?流れは、あっという間に変わるものですね。

ごく稀に連絡を取っているのは、当時の担任の先生。数年前の夏、彼が住んでいるスウェーデンヒルズに遊びに行き、夏至祭で買ってきたおかずとビールで楽しい時間を過ごしました。

「夢の近くにいなさい。」

クラスの誰よりも早く就活を始めたものの上手く行かず、NZ語学研修に参加している時には志望していたマスコミの試験はほぼ終わり(実質全てを蹴る決断をしてNZへ行ったのだが)、帰国まで1週間を切ったところでカンタベリー地震が発生しました。異国の地で、あれだけ心配していた家族を残して死ぬのか。激しく揺れる地面の上で、出来る事はもう何もない。北星の生徒は皆無事が確認されましたが、同じく英語を学びに来ていた本州の学生たちが命を落としたと、その後聞かされました。

研修に参加した私を含むクラスメイトたちは、帰国の際、空港で報道陣からの質問攻め。今なら、大人たちのある種の使命である事も分かりますが…。それぞれ、おそらく長い間精神的に苦しむ事になり、先生方も大変だっただろうと想像します。そんな中、ラジオ局のアシスタントパーソナリティオーディションの募集を見つけたのです。「ここがダメなら、マスコミは諦めよう。」

何故か、受かっちゃいました。

私が生かされた意味はなんだろう…

就活は、未来の覚悟のため辞めました。
大人からは、
「なんの保証がある?」「食べていけないのに。」

クラスメイトからは、
「いいな仕事が決まって。」「羨ましい。」

間に挟まれ、どこへも行けない状態で手を差し伸べてくれたのが、担任の先生でした。

「夢の近くにいなさい。」

大勢の大人の反対を押し切って、たった1人、就職が決まらない状態で卒業をしました。

ご縁が繋がり、今はラジオ番組やイベントをつくる制作会社に属しています。正月休みやGWなどの連休も、昇進も昇給も存在しない世界だけれど、自分で家賃を払って生活しています。

ひとつの言葉で生活の見え方が変わり、
出会いが心を前向きにするという事に気付けるー

それを体現するべく、明日からまた1年楽しく生きていけたらいいな。


読んで頂きありがとうございました。
写真のハンバーグは手作りです。料理得意じゃないですが、今回は美味しくできました。文章と関係なくてごめんなさい(笑)

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