さつらみ🐳印のトレンドフォロー手法

このnoteは2部で構成されています❕

前半部分：FX初心者向けのテクニカル基礎知識。
後半部分：さつらみ🐳印のトレンドフォロー手法。

この手法はMT4/MT5環境での分析を行います。

🌟6/10　有料部分の最後に無期限の相関表示インジ『(SR)MultiCorPanel』をダウンロード可能にしました。

🌟12/24　noteの再販と(SR)TrendFollow_Whaleの軽量版を実装しました。

　はじめまして❕さつらみ🐳です❗
　Twitterでつながってくれてる方、フォロワー5000人本当にありがとうございます(><)

いつもお世話になっている、フォロワーさんに感謝の気持ちを込めてテクニカルの基礎知識をnoteにまとめました❕❕❕

今回のnoteで初心者の方がテクニカルを使うきっかけになれたら幸いです。また、公開する手法は私が運用している手法です。
勝てずに悩んでいる方、FXをこれから始める方にとってオススメする手法なので興味がある方はご購入ください。

このnoteは70000文字以上で非常にボリュームがあります📖

私がこれまで勝ち続けられている理由は、これらの「FXの基礎」を頭に入れているからだと思います。

これを読み終わるころに、みんなが少しでも自信を持ってトレードできるようになったら私はとっても嬉しいです❗❗❗

手法の方が気になる方は、目次の『さつらみ🐳印のトレンドフォロー手法』に記載しております。

簡単な手法の概要

今回ご紹介するのは私が実際に使っているトレンドフォロー手法です❗
まず、どんな手法か簡単に説明していきます。

🔸全通貨・全時間足対応（ゴールドでも使えます❕）
🔸再現性が高く初心者にもオススメ
🔸さつらみ🐳が古くから使ってる
🔸30~100pipsの利幅

説明の通り、私が古くから使ってて非常に優位性の高い手法の一つです❗
せっかく公開するのであれば、誰でも使いやすい再現性の高いものを公開することにしました❕

なので
みんなに自信をもって提供することができる手法です。
こんな感じ👇👇👇

でも、もちろんどんな手法も必ず勉強が必要です❕
この手法をしっかり理解して、みんなにはちゃんと勝ってもらいたいです❕


無理して購入する必要はないですが、勝てずに悩んでいる方、FXをこれから始める方にとっては非常にオススメできます。

ＦＸとは？

　ＦＸとは、外国為替「Foreign Exchange」の頭文字であり、「ＦＸ」と頭文字で書かれる場合、外国為替証拠金取引のことを指します。
と、念のため紹介してみましたがそこはどうでもいいです(笑)
　ＦＸと言うものは、ズバリ、投資です。
「それも何となくわかってるよ！」
と、思うのですが、では何に対して投資をするのでしょうか？　株？不動産？　そうです。ＦＸが投資であるということは何となくわかるのですが、他の投資と違って投資する「物」が想像しにくいです。
　しかし、答えをいいますと、ＦＸというのはズバリ、「お金」に対して投資していくのです。
　「お金を安く買ってお金を高く売る」
それがＦＸという投資です。
「お金でお金を買う？売る？どういうことだよ！」
と、思われる方もいると思うのですが、実は無意識のうちにＦＸを行っているかもしれません。
　それが、海外旅行などに行く際の「両替」です。
　アメリカに旅行に行くことを仮定してみましょう。まず、アメリカで買い物などをするために、日本円をアメリカドルに両替します。
これが、「アメリカドルを日本円で買う」という「お金でお金を買う」行為です。
　アメリカ旅行から帰り、余ったアメリカドルを日本円に両替します。
これが、「アメリカドルを日本円で売る」という「お金でお金を売る」という行為となります。これを合わせた、

「日本円からアメリカドルへ両替して、その後しばらくして、両替したアメリカドルを日本円へと再び両替する」

この一連の流れで利益獲得を目指す資産運用（投資）を「ＦＸ」といいます。

ＦＸで利益を出すには？

　先程と同様に、アメリカ旅行に行くと仮定して考えてみましょう。
　あなたがアメリカ旅行に行くとき、1ドルが１００円だったとします。お小遣いを10万円両替したとしたら、それは１０００ドルになりますよね。そして、お小遣いを用意したものの、まったく使わずに帰国したとします。
　あなたは、アメリカドルが１０００ドル手元に余ってしまったので日本円に両替して戻すことにしました。この時、帰国後に為替レートが変動していれば、アメリカドルを円に戻したとき、円の価値は変化します。仮に1ドルが１１０円になっていれば、１０００ドルは11万円になり、1万円の利益が生じます。これがＦＸによる利益となります。
※以降　日本円は「円」、アメリカドルは「ドル」と表記します。なお、オーストラリアドルなどは豪ドルなどと表記します。

ＦＸの魅力はズバリこれ！

　ＦＸの魅力として一番最初に挙げられるのが、「レバレッジ」です。　　
　レバレッジとは、実際持っている資金の何倍もの力で取引を行う事ができるシステムで、証拠金取引だからこそできる魅力の１つです。

　※証拠金取引※とは、取引の結果生じた損益を、証拠金に対して足したり、引いたりする取引のことです。ＦＸにおいてドルを売って、円を買うトレードがありますが、このとき実際にドル紙幣や円の紙幣をやりとりするわけではありません。ドルを売り、円を買ったことにする取引をして、その結果として1万円の利益が出れば、取引口座に入金している資金が1万円増えるのです。

担保となる手元の資金（証拠金）に「レバレッジ」をかけて、何倍もの金額の外貨を取引できることがＦＸの特徴です。 普通なら、10万円の資金であれば10万円分の取引しかできないはずなのですが、10倍のレバレッジを使うと、取引できる金額が10万円の10倍、つまり１００万円となります。レバレッジをかけると、手元の資金の何倍もの金額を取引できるのです。
　よって、少額資金でも大きな取引ができることにより、大きな利益を狙えることがＦＸの最大の魅力の１つです。
　しかし、レバレッジを高くするほど、スプレッド（エントリー手数料）が大きくなる傾向があります。後程、もう１度紹介するのでここでは先に進みます。

　次に、取引時間が昼間に限られる株や先物取引などの金融商品と違い、ＦＸのマーケットは世界中に開かれているため、平日であれば24時間いつでも取引することができることです。仕事で忙しいサラリーマンの方や家事で忙しい主婦の方でも、その合間の時間を使って取引することができるのです。特に大きく値が動くニューヨーク市場が開くのが日本時間22時頃ということもあり、短時間で大きな利益を狙うことができることもＦＸの魅力です。
　さらに、パソコン１つ、またはスマートフォン１つでも取引が可能であり、サラリーマンの方や主婦の方からの人気が後押ししてか、ＦＸを始めるための敷居が低いこともあげられます。口座開設もスピーディに行われるため、他の不動産投資などに比べ敷居が低く投資を始めることができることもＦＸの魅力です。

FXの隠れた魅力

　ＦＸ投資はよく、ゼロサムゲームといわれます。誰かが勝てば、誰かが負けるゲームです。よって、自分の投資知識、技術も大切ですが、それ以上に周りの敵（他トレーダー）も大切になってきます。
　まずは、株に関して考えてみましょう。株の取り引きをするとき、勝ち負けを考えずに取引することはまず少ないと思います。
　一方で、ＦＸに関して考えてみましょう。例えばドル／円です。ドル／円で投資取引を行う際は勝ち負けをもちろん考えて取引を行うでしょう。しかし、ドル／円の取引は投資取引だけでしょうか？いいえ、違います。例えば、旅行に行く際にドル／円の両替を行ったとします。この際に、今のレートがいくらだから底値でお得だなどと考えて両替をする人は少ないと思います。また、輸出輸入もそうです。いま、円安だから一切輸出しないでおこうなどというわけにはいきません。このように、ＦＸでは、実際のお金の価値（国の価値）に対して投資をするので、敵がすべてトレーダーであるというわけではないのです。

　普通では、投資の知識、技術を少し学んだだけで勝てるほど投資は甘くありません。しかし、ＦＸでは、このように投資の知識、技術を関係なく取引をしている人がたくさんいるのです。その人たちが損をしてしまっている分のおこぼれをもらってくることを狙えることがＦＸの特徴です。
　例えば日本でオリンピックが開催されるとします。当然、日本にお金が集まることが予測できますよね？観光客はもちろん、多大な円が外国から欲されるのです。よって、円の価値は大きくなることが予測できます。この、円の動きは、トレーダーが起こしたものでしょうか？いいえ、違いますよね？これは、勝ち負けを考えていない人たちの行動によって起きた動きです。よって、おこぼれをとてももらいやすい環境となるのです。
　この例はなるべくわかりやすくと、大きなイベントで紹介しました。しかし、オリンピックなどの大きなイベントはそう多くはないではないかと思った方もいると思います。しかし、大きなイベントがなくても、勝ち負けを考えずに為替取引を無意識に行っている人は常に多数います。ゼロサムゲームといわれる投資の中では、この存在はとても大きなことなのです。

ＦＸでやること

　ＦＸでやることは、２つしかないといっても過言ではありません。
　それは、「安く買って、高く売る」「高く売って、安く買う」の２つです。
　「安く買って、高く売る」は、あたりまえなことですね。一般的な商売や株の取引と同じなので、すぐになじめるでしょう。買った価格より高く売ることができればその差額が利益に、安くしか売れなければその差額が損失になります。　
　一方、ちょっと難しいのが、「高く売って、安く買う」です。実生活においては、「売→買」という流れは成り立たないですよね。しかし、ＦＸは証拠金取引（先ほど紹介済み）ですので、実際の紙幣をやりとりするわけでなく、取引で生じた結果を証拠金に対して増減するため、このような取引も可能となります。

　ここではあまり難しいことは考えず、上昇を予想したら買い（ロング・ＡＳＫともいう）、下降を予想したら売り（ショート・ＢＩＤともいう）をし、予想が的中したら利益になり、外れたら損失になることを押さえましょう。
　ＦＸの流れは常に、「新規（エントリー）買い→決済（利確or損切）売り」、または「新規売り→決済買い」です。よってＦＸは、新規に買ったものは決済の売りで、新規に売ったものは決済の買いで必ず終了します。

　新規の売買しかしておらず、決済待ちの状態を「ポジションを持っている・ポジションを保有中」などといいます。この時点でも、相場の動きによってリアルタイムに損益は変動しますが、あくまで損益の確定はしていない途中経過の状態になります。

　また、ポジションを持っている、未確定の利益のことを「含み益」、未確定の損失のことを「含み損」と呼びます。ＦＸを行う上で、よく出てくる単語なので押さえておきましょう。

「ロング」と「ショート」

　ＦＸは、通貨を買ったり売ったりすることで、その差額が利益になったり損失になったりする金融商品です。よって、ＦＸは2つの通貨の組み合わせで価格が表示されています。
　ここでは、通貨ペアの「ドル/円」を使って確認していきましょう。
　ドル/円をロングというのは、結論からいうと「ドルを円で買う」という意味になります。
　円ではありません。買うのはドルです。
　もう少しだけ詳しくいうとドルを買うのに円では○○円必要ですよ、ということで、「円を売ってドルを買う（ドルを買うのに円を支払う）」という意味になります。

　ＦＸは通貨と通貨の「両替」ですので、1ドルが１００円となっていれば、今なら「1ドル⇔１００円」で交換できますよ、ということになります。
　さらに言い加えると、1ドルが１００円のときには、1ドルを買うには１００円が必要となります。また、1ドルを売れば１００円が手に入りますよ（1１００円を買うことができますよ）、という意味になります。
　1ドルが１００円のときは、1ドルと１００円が同じ価値ということを意味します。

　通貨ペアの表記が「ドル/円」であった場合、「ドル」を中心に考えるのでした。よって、ドルの値（価値）の上昇を予想した場合は、新規注文で買い、決済注文で売ります。決済したときの値が、買ったときより値上がりしていれば差額が利益に、値下がりしていれば差額が損失になります。

　ドル/円を買うということは、「ドルを円で買う」という意味になることから、もちろん、ドル/円を売るということは、「ドルを円で売る」という意味になります。
　「無いものは売れない」と思い躓いてしまう方が多くいますが、ここまで読んでくださっている方はＦＸは証拠金取引であるため可能であることを学びました。
　繰り返しになりますが、「ドル/円を売る」とはドルを売って円を買うという意味です。もしくはドルを円に交換した場合、1ドルは１００円になるよ、という意味になります。
　いずれにしても、1ドル＝１００円ならば、1ドルと１００円は同じ価値で交換することができる、という意味になります。
　そのためもちろん、ドルの値下降を予想した場合は、新規注文で売り、決済注文で買います。決済したときの価格が、売ったときより値下がりしていれば差額が利益に、値上がりしていれば差額が損失になります。

ＦＸの利益って？

　ＦＸを始めるにあたり、「運用益がどのくらいになるのか？」ということは、非常に気になるところです。
　トレードの利益は「売買の数量」と「取引の結果生じた差額（獲得pips）」を掛け算することで求められます。
　特に、ドル/円やユーロ円など、円が絡んだ通貨ペアを「クロス円」と呼びます。クロス円の損益計算は非常に簡単で、1万通貨取引の場合、1銭（＝1pip）が１００円に相当します。なので、1円（＝１００銭）は1万円ですし、0.1銭は10円となります。
　例えば、ドル/円を1万通貨、１００円のときに新規で買い、１０１円のときに決済売りをした場合は、１万（売買数量）×1円（値動き差）で1万円の利益となります。
　「１ドル１００円の時に1万通貨、すなわち１００万円分のドルを買っても１０１円まで値が動いてやっと１万円の利益なのか。少なくない！？」
と、思ってしまうかもしれません。
　しかし、ＦＸには「レバレッジ」というものがありました。レバレッジは使用する証券会社によって各々設定されており、異なりますが、私が使用している証券会社の１つの例を使い今回はレバレッジが５００倍であるとします。
　レバレッジが５００倍。すなわち、１万円を用意すれば５００万円分の取引ができるということです。
　よって、先ほどの１円（１００pips）　値が動いた例は、「１万円を用意して５万円の利益がでた」ことになります。
　レバレッジシステムにより少額でも大きな利益を期待できることもＦＸの特徴です。

ＦＸの手数料

　ＦＸの取引では同じ時刻でも買値と売値に数pipsの開きがあり、この買値と売値の差額のことを「スプレッド」と呼びます。なお、この数pipsのスプレッドが取引のコスト（証券会社への実質の手数料）になります。
　仮に、１pipsのスプレッドがある通貨ペアで1万通貨の取引をするときにかかるコストは１００円です。
　投資を行う際の手数料が低いこともＦＸの特徴のつです。

どこのＦＸ証券会社がいいの？

　ＦＸの口座は大きく分けて国内業者と海外業者の２種類に分けられます。
　どちらにもメリット、デメリットがあり、各々、国内派と海外派がいるのでどちらが良いとは一概には言えません。
　自分のトレードスタイル、資金量などによって選択することが必要です。
　国内、海外の主な違いとして「レバレッジ」「スプレッド」「税金」の違いがあげられます。
　まずレバレッジの違いについて、海外のＦＸ口座を使うメリットの１つとして、ハイレバレッジがあげられます。

　　日本国内のＦＸ口座は、最大レバレッジが25倍となっていることに対し、海外口座は１００倍～高いところだと１０００倍ものレバレッジが適用できるところもあります。

　例として、25倍程度のレバレッジの場合、ドル/円で1万通貨ポジションを持つのに約５万円ほどをＦＸ口座に証拠金として振り込まなければなりません。ドル/円1pipsの動きで１００円の利益ですので、初心者の１つの目標数値となる、１日10pipsで１万円くらいの利益をとりたいとなると、10万通貨取引するためにＦＸ口座に50万円ほど入金しなければなりません。
　お金に余裕がある人なら良いですが、はじめのうちは、ＦＸ口座に入金できない方も多いでしょう。
　そういった場合、海外ＦＸ口座で例えば５００倍の業者を使えば、10万通貨ポジションを持つのに5万円程度の入金でも十分取引できます。
　仮に国内口座と同じ50万円を入金するのなら30万通貨、50万通貨ともっと大きなトレードをすることも可能です。
　50万通貨なら1日10pipsでも５万円稼げます。
　資金効率もとても良くなるので、資金が少ない時や、良い相場で一気に利益を出したいときなどにはとてもおすすめです。

　次にスプレッドの違いです。
　スプレッド（手数料のようなもの）は、レバレッジが高くなるほど、大きくなる傾向があります。
　そのため、基本的には海外口座よりも、国内口座のほうがスプレッドが狭く、安い傾向にあります。よって、レバレッジ、スプレッドを考慮してどの証券会社を使うことが自分に適しているかを選択する必要があります。

　結論を言いますと、資金力がある人は国内口座、資金力がない人は海外口座がおすすめです‼
　理由としては、国内口座は、１００万円以上入金してやっと大きな利益が見えてきますが、海外口座であれば１０万円や５万円程度からでも十分に稼ぐことができます。

　確かに、スプレッドが国内に比べ海外のほうが大きいですが、しっかりとFXを学び、しっかりとトレードしていれば勝てますし、スプレッドの差以上のリワードが大きいです。

　ではなぜ私はメイン口座をDMMFX（国内）にしているか？
　それは、税金の違いです。
　現在国内のＦＸ口座で得た利益に関しての税率は一律２０.３１５％（所得税15％＋復興特別所得税0.３１５％＋住民税5％）となっています。
　稼いだ金額に関係なく、だいたい2割が税金と考えておけば良いでしょう。
　一方海外ＦＸ口座で得た利益はどうかというと、こちらは雑所得の総合課税というものが適用されます。総合課税は累進税率が適用されるので稼いだ金額によって税率が変わってきます。

１９５万円以下→15％
１９５〜３３０万円以下→20％
３３０〜６９５万円以下→30％
６９５〜９００万円以下→33％
９００〜１８００万円以下→43％
１８００万円以上→50％

　と利益額によっては国内FX口座よりも安く済む場合もあります。　

　でも、高レバレッジを利用して、税金以上に稼げばいいじゃないかという案もあると思います。

　確かに理論上はその通りなのですが、私の場合、１回のエントリーで数千万円の動きは、感情が耐えられないためです。

　１回のエントリーで数百万円までが私の許容範囲だと実感しており、それであれば資金力的にレバレッジ２５倍でも充分なので私は国内口座をメイン口座としています。（DMMFXで取引できないGOLDなどは海外口座で取引しています）

おすすめの（私が使っている）証券会社

DMMFX
→私が現在メインで使っている口座。スマホアプリがシンプルで好きです。スパンモデルとスーパーボリンジャーが常設されており、他のインジケーターも見やすく操作がしやすいです。
最大レバレッジ２５倍

XM（スタンダート）
→とにかくボーナスが多いです。（登録するだけで入金しなくてもボーナスがもらえ、トレードをはじめさせてくれるほど）
初心者のころ友人で、トレードで負けてゼロカット（強制退場）されても、ボーナスをトレードに回すことで復活をくりかえして今では立派なトレーダーになった人がいます。スプレッドが私が使っている３社では最大ですが初心者にとってボーナスはありがたいです。しかし、XMで勝てれば将来的に国内などで勝つことがさらに容易になるため、練習としてもとても良いです。
そして何より、ゼロカットを公言しており、借金のリスクなしと公言していることも初心者トレーダーさんにとって嬉しいポイントです。
また、レバレッジも高く、低資金からでも十分に稼ぐことができます。
最大レバレッジ８８８倍

チャートのみかた

　ＦＸで取引をできるようになるためには必ずと言ってもよいほどチャートを見れるようになる必要があります。
　今、相場がどのような状況にあって、この先どのように値動きしていくかを予測し「安く買って、高く売る」「高く売って、安く買う」を繰り返していくのです。
　その、チャートを見て今後の値動きを予測することを「チャートを分析する」と呼びます。その分析の基本中の基本となるのが、チャートを使って分析を行う、テクニカル分析です。
　一方、経済指標や経済に関係するニュースによる値動きを予測することを、ファンダメンタル分析と呼びます。
　ここで学ぶことは、チャートの基本なので、テクニカル分析のための基礎知識となります。　
　チャートは、為替レートの動きを時系列に並べて視覚化したものです。
　チャートの基本的な見方として、チャートの縦軸は価格、横軸は時間を表しています。価格は上にいくと高く、下にいくと安くなります。時間は右に進むほど新しく、左に進むほど古くなっていきます。
　『FXとは？』でも少しお話ししましたが、為替レートは需要と供給の関係によって変動します。
　その中でもトレーダーは、実需や投機を合わせて、ロング派とショート派がいます。為替市場では常にこの両派が綱引きしていて、人数が多い方に価格が動いていくのが原則です。チャートはそれを視覚化したものといえます。

ローソク足の基礎

　チャートでは、ティックなどのローソク足以外が集まってできているチャートもありますが、ほとんどの投資家がローソク足のチャートを見てトレードしています。そのため、様々なテクニカル（ＦＸに勝つためのお助けアイテム・インジケータ）がありますが、殆どにローソク足が関係してきます。
　始値よりも終値が高いローソク足のことを陽線といい、始値よりも終値が安いローソク足は陰線といいます。
　始値より終値が高値よりも低い位置で終わるローソク足のことを上ヒゲといい、始値が安値よりも高い位置で終わるローソク足のことを下ヒゲといいます。
　5分足であれば5分間の価格変動を表し、5分経つと足が確定し、新しいローソク足が出現します。１時間足であれば１時間、日足であれば1日の価格変動を表します。

　また、ローソク足を使用する理由には、様々なテクニカルが使えることとは別に、ローソク足自体から、たくさんの情報を得ることができるという理由がもあるので、ぜひ押さえましょう。

トレンドとレンジ

　為替相場には、価格変動の「波」があります。
ずっと上がり続ける訳でもなく、下がり続ける訳でもない。
上がったり下がったりを繰り返し、ジグザグの波を形成しています。
　そして、上昇している波を「上昇トレンド」下降している波を「下降トレンド」どちらとも言えない波のことを「レンジ」といいます。
　相場は一度動いた方向へしばらく動き続ける特徴があります。
　チャート分析によりトレンド相場を探し、「上昇トレンドのときにロングを狙う」「下降トレンドのときにショートを狙う」（トレンドフォローを行う）ということがＦＸトレードの王道です。

トレンド（大局観）に逆らわなければFXは勝てる‼

　私が常に意識をしていることです❕

　特に執筆時現在はコロナや戦争など複数の要因が相まって大きなトレンドが何度も発生していますね！
有名トレーダーも結構な人数退場させられてしまっているのを見ました。
逆張り手法トレーダーには厳しい相場です。（もちろん逆張りが強い時もあり、逆張り事態を否定はしません。しかし、私は徹底順張り派です）

　ただし、トレンドも常に出ているものではありません。
　今の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを見極めることがとても大切です。

様々な時間軸のローソク足を確認する

　週足ではレンジだが、1時間足でみると下降トレンド。１時間足で見たら下降トレンドだが、5分足でみると上昇トレンド。というような場合が多々あります。見る時間軸により、トレンドは違ってきます。
　そうです。気づきましたでしょうか？
　１時間足で上昇トレンド、５分足でも上昇トレンドのように、上位足（大きな時間）と下位足（小さな時間）の方向が同じときのエントリーは信頼度の高い勝てるエントリーとなります。

　これを徹底することが、私の大切にしている『大局観に沿ったトレード』です。そして、私の手法のほぼすべてにこの条件が組み込まれています。詳細はまた手法noteで書かせていただきます。

（※私は実際にすべての足を毎回確認するのはめんどくさいのでひとめで確認できるインジケータをオリジナルで作っています。）

テクニカル（インジケーターorインジケータ）って何？　

　テクニカル（インジケーター）とは、一言でいうと、トレードのお助けアイテムです。
　ＦＸのトレードにはチャート分析が欠かせません。その分析を手助けしてくれるものがテクニカルです。
　テクニカルは大きく分けて、トレンド系とオシレータ系の二つに大別されます。
　トレンド系は今のトレンド(相場が上昇傾向にあるか下落傾向にあるか)を分析することで利益を生み出そうとするもので、オシレータ系は買われすぎ、売られすぎを追い、その逆に動いて利益を出すものです。

今回はDMMFXであらかじめ常設されているテクニカルを紹介します。

移動平均線って何？（Moving Average）　

　いくつものテクニカルがある中で、最も使われているのが移動平均線です。テクニカルの王様といっても過言ではないほど、ほとんどのトレーダーに知られており、使われています。
　そのため、移動平均線は意識されることが多く、相場を分析しやすいテクニカルの代表です。
　移動平均線は、過去一定期間の終値の平均値を線で結んだものです。移動平均線を表示させることにより、今の相場のトレンドが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それともレンジなのかを判断することが出来ます。
　例えば、21本移動平均線であれば、　現在から過去21本間の終値の平均値となります。この移動平均線の位置と傾きを見れば、相場のトレンドが見えてきます。
　移動平均線の傾きが上向きでかつローソク足チャートが移動平均線より上に推移している時は「上昇トレンド」、逆に、移動平均線の傾きが下向きでかつローソク足チャートが移動平均線より下に推移している時は「下降トレンド」のような見方をします。
　また、移動平均線が「押し目」「戻り目」（ローソク足が移動平均線に当たると反発する傾向がある）として働くため、取引のタイミングを計ることが可能です。
　移動平均線は、複数本表示することでさらに明確なトレンドの方向、取引タイミングをみつけることができます。
　移動平均線に関連する用語で、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」「パーフェクトオーダー」などがあります。
　他のテクニカルとも組み合わせやすく、シンプルなテクニカルなので、初めて使用するテクニカルとしてもおすすめできます。
　また、移動平均線は「Moving Average」と表記されることがあります

移動平均線の種類
　移動平均線には代表的なもので3種類あります。（細かいものや、オリジナルの移動平均線も含めると無数に存在します）
　代表的なものが、単純移動平均線（SMA）、加重移動平均線（WMA）、指数平滑移動平均線（EMA）です。

単純移動平均線
（SMA：SimpleMovingAverage）

　単純移動平均線は、一定期間の終値を平均して表示させたものです。
　一番シンプルな平均線ですが、相場が急に動いた場合など、期間内の全ての終値を単純に平均しているので、過去のレートとの乖離が大きくなってしまう傾向にあり、相場の急な動きに追随できないというデメリットがあります。

指数平滑移動平均線
（EMA：ExponentialMovingAverage）

　SMAは、過去の一定期間における、終値の平均値ですが、指数平滑移動平均線は一定期間の直近の値をより重視しています。
　つまり、SMAよりも売買サインを早く確認できることを得意としているのが、EMAです。
　同じ移動平均線でも、日本ではSMAの方が人気で欧米ではEMAやWMAの方がよく利用されていたりします。
　SMAとの比較として、SMAは、長期的なトレンドの方向性を見るのに向いているが、直近の値動きによる売買サインが遅れがちになります。
　一方、EMAは、SMAよりも直近の値動きに早く反応するが、大きなトレンドやレンジ相場では「だまし」（テクニカルが思うとおりに働かないこと）が多くなります。
　つまり、全体的なトレンドを把握して行うトレードではSMAの方が向いており、スキャルピングやデイトレードなど短期売買を行うトレード手法の場合はEMAが向いている、という風に使い分けることができます。

　EMAは、SMAの計算式で直近の終値を2倍にしたもので、SMAよりも実際の価格に近い移動平均線となります。5日EMAを例にすると、5日目の終値のみを2倍にして計算します。

加重移動平均線
（WMA：WeightedMovingAverage）

　加重移動平均線は、一定期間の価格を過去になるほど低く、直近になるほど高く評価して算出した移動平均線です。
　5日平均線の場合、5日目の価格を5倍、4日目の価格を4倍、3日目の価格を3倍、と、直近の価格をその日数で掛けて、価格に重み付けをします。
　トレンドの転換をより早く捉えることが出来ますが、EMAよりも更に反応が早すぎるので注意したいです。
　WMAは移動平均線の中で値動きに一番早く反応をする指標で、短期トレード向きと言えるのですが、過去の価格を盛り込んでいないのでダマシが多いという欠点もあります。
　SMAは過去のレートの平均値を表しますが、直近の値動きに対して反応が鈍いというSMAの欠点が指摘されました。それを補うためにEMAが使われるようになり、EMAよりも更に直近の価格に比重をおいて算出した移動平均線がWMAです。
　WMAとEMAは「直近価格を重要視している」点では同じですが、WMAはEMAよりも過去の価格を軽視しているという点が異なります。
　WMAは押し目買いと戻り売りを仕掛けるときに有効です。

結局どの移動平均線をつかえばいいの？

　その答えは、ズバリ、答えることができません。
　理由は、どのようなスキャルピングなのか、スイングトレードなのか、トレードスタイルでトレードをするかによっておすすめされる移動平均線の種類がことなります。
　また、トレンドの方向の分析に使用する、売買のタイミングをつかむために使用するなど、使用用途によってもおすすめされる移動平均線がことなります。
　各移動平均線の特徴をまとめた早見表で、どの移動平均線が自分のトレードスタイルにあっているか確認しましょう。

移動平均線の期間は何がいい？

　移動平均線の期間については、５、８、１５、２１、２１、２５、５０、７５、１００、２００などの期間がよく使われています。
　「移動平均線の設定期間はどの数値が一番いいのか？」という永遠の疑問がありますが、結論からいうと、短期は５か８、中短期は21か25、中期は50か75、長期は１００か２００を使うことがおすすめされます。
　しかし、厳密には細かな数値にこだわりすぎる必要はありません。
　というのも、移動平均線のパラメーター（期間）は、世界中のトレーダーによってどの期間を採用しているかは完全にバラバラです。全員がEMAの２５だけ見ている、ということはないのです。
　基本的にテクニカル分析は、市場参加者が使用することによりチャートに変化が現れます。多くのトレーダーが同じ分析を使用することで、そのテクニカル分析の予想に近い相場の変動が起こりやすくなります。このように、多くのトレーダーが使っているテクニカル分析を使用することは、自身の取引の根拠を強めることに繋がります。
　また、これらの期間の移動平均線が意識されている理由は、各期間が時間や日に対してきりが良い数値となっているためでもあります。　
　しかし、その数値もあいまいなものなのでそこまで意識しすぎる必要はありません。

移動平均線の位置で相場の方向を分析する

　移動平均線は指定期間の平均値を取ったものだということを学びました。
　そして、移動平均線から今の価格が大きく離れると、再び移動平均線の近くに戻ってくるという傾向があります。（乖離を埋めると表現されることが多いです）
　よくあるトレンド判断の使い方としては、移動平均線より上にローソク足があれば上昇トレンド、移動平均線より下にローソク足があれば下降トレンドという判断がよく使われます。
　なぜこれが成り立つかというと、移動平均線が平均値なら、その平均値より高い値で推移しているなら上昇傾向と見ることが出来ますし、反対に平均値より低い値で推移していたら下降傾向と見ることが出来ます。

　そのような理由からトレンド判断として使うことが出来ますが、トレンドが出ていなくても価格が移動平均線の上下を推移することもあります。
　それはいわゆるレンジ相場です。
　価格の動きより移動平均線が遅れて反応するので、移動平均線より上に価格が行ってもレンジ相場ならすぐ押し戻されて移動平均線の下に落ちていくということもあります。
　メリットとしては、一目瞭然でトレンドが分かるが、デメリットとしてレンジ相場では機能しないという傾向があります。

移動平均線の傾きで相場の方向を分析する

　移動平均線とローソク足の位置関係で相場の方向が分析できることを学びました。同様に、移動平均線の傾きでも相場の方向を分析することができます。
　こちらは、実際にチャートを見れば一目瞭然ですが、移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドと判断することが出来ます。
　そして、移動平均線の向きが平坦かほぼそれに近い状態の相場はレンジ相場であると判断することが出来ます。
　移動平均線の傾きは常に変化するので、大きな目で把握するようにしましょう。

移動平均線の角度で相場の強さを分析する

　移動平均線の角度は、相場のトレンドの強弱を表します。移動平均線の角度が急な程、そのトレンドが強いことを示します。逆に、角度が緩やかであれば、そのトレンドが弱いことを示し、そのトレンドの終りが近づいていることを示唆しています。
　次図のチャートの場合、下降トレンドから上昇トレンドに転換し、最初は緩やかな上昇でしたが、次第に上昇の勢いが強まり、移動平均線の角度が急になっています。
　その後、上昇の勢いが弱まると、移動平均線の角度も緩やかになり、最後はトレンドが転換し下降トレンドに転換しています。

　このように、相場は波形のような動きをしているので、上への上昇はいつか弱まり、そして下向きへと変わります。移動平均線のこの動きをとらえるだけでも、トレードの勝率は一気に高くなります。

移動平均線はレジサポラインとして働く　
　移動平均線は抵抗線（レジスタンスライン）、支持線（サポートライン）としても使えます。
　相場の上昇時、下落時に相場を移動平均線が支えている、抑えている流れになっていると、また値動きが押し返されるかもしれないとトレーダー達は注目していて、ここでの反発が今後も機能する想定で移動平均線をみることができます。

　また、抵抗線と支持線を抜けるとトレンドが発生しやすいという性質を持っています。
　今まで値動きの止められていた価格を抜けるということは、新たなトレンドの始まりを意味するためです。
　また、移動平均線をレジサポラインとしてみていて、そこに損切を置いているトレーダーがおおいことも、価格がレジサポラインを抜いた際に新たなトレンドが発生しやすい要因の１つです。
　このように移動平均線は、見方によって様々な役割を担っており、取引を行う上で非常に重要な情報を読み取ることができます。

移動平均線で大局観（大きな相場の流れ）を把握する

　移動平均線はマルチタイムフレーム分析の考え方をすることが可能です。マルチタイムフレーム分析とは、1つのチャート画面で短期から長期までの相場の流れを分析することです。例：5分足のチャート画面で1時間足の相場の流れをつかむことができる。
　複数の時間足のトレンドが確認できればより高い精度のトレンド判断が出来きるようになります。
　方法は非常にシンプルで、例えば１時間足でトレードを考えていて４時間足の２０SMA（単純移動平均線）を表示したい場合、1時間足の４倍が４時間足になるので、1時間足の２０SMAの４倍になる８０SMAが４時間足の２０SMAになります。
　他の例であってもそうですが、１５分足でトレードを考えていて4時間足の２０SMAを表示したいとなると１５分足の１６倍が４時間足になるので、２０×１６＝３２０なので、３２０SMAを１５分足で表示すれば１５分足で４時間足の２０SMAを表示することが出来ます。
　この方法で大きい時間足のトレンド決定もトレードをする時間足で出来ることも移動平均線の強みです。

複数の移動平均線ゴールデンクロス・デッドクロス

　移動平均線は複数の期間のものを組み合わせて表示することにより、重要なシグナルを判断することができます。
　その一つに「ゴールデンクロス（買いシグナル）」と「デッドクロス（売りシグナル）」があります。
　この２つのクロスは、期間の短い移動平均線（短・中期線）が、期間の長い移動平均線（中・長期線）を上に越えるとゴールデンクロス。
　反対に期間の短い移動平均線が、期間の長い移動平均線を下に抜けるとデッドクロスとなります。

　ゴールデンクロスは下落のあとに出る現象です。期間の長い移動平均線は、下落する以前から買っていた人が多いため、売りたいという重りがあるといえ、期間の短い移動平均線が越えてくるということは、この重りが除かれたということで、上がりやすくなります。
　反対に、デッドクロスは上昇のあとに出る現象です。これまで安心して買っていた人の価格を、短期間で割り込むことにより、下がりやすくなります。

移動平均線の王道パーフェクトオーダー　

　パーフェクトオーダーとは、移動平均線を３本表示させて、短期・中期・長期の3本の移動平均線が順番にキレイに同じ方向に並んでトレンドが発生している状態のことです。
　買いの場合は下から、長期→中期→短期の順番にキレイに並んでいてかつ移動平均線が上向きのとき。
　売りの場合は下から、短期→中期→長期の順番にキレイに並んでいてかつ移動平均線が下向きのときがパーフェクトオーダーとなります。
　パーフェクトオーダーは、トレンドの期間が短いと発生しない特徴があるため、しっかりとしたトレンドに乗ることができます。
　なぜなら、短期間で終わるトレンドは、パーフェクトオーダーになる前に、それぞれの移動平均線が収束(交差)してしまうからです。
　また、同じパーフェクトオーダーでも、それぞれの移動平均線の角度が急なほど、トレンドが強いことを意味し、トレンドが継続する期間も長くなる傾向があります。
　パーフェクトオーダーは、徹底順張りシグナルです。
　トレンドフォローという、トレンドの流れに合わせた売買戦略（順張り）で使うのが基本です。
　パーフェクトオーダー中の押し目、ゴールデンクロス・デッドクロスでエントリーをするようにしましょう。

信頼度の高いゴールデンクロス・デッドクロス

　パーファクトオーダーを紹介した際、気づいた方も多いのではないでしょうか。
　そうです。パーフェクトオーダーが起こる際におきる、ゴールデンクロス・デッドクロスはとても信頼度の高いシグナルとなります。
　ゴールデンクロスを例にあげ確認しましょう。
　次図の赤丸が信頼度の高いゴールデンクロスです。下から、長期→中期→短期の順番にキレイに並んでいてかつ移動平均線が上向きのときのゴールデンクロスで、相場もその後上昇していっています。
　一方、青丸は移動平均線の順番が買いのパーフェクトオーダーでないかつ、傾きも上向いていないため、信頼度の低いゴールデンクロスとなります。
　前図では、信頼度の低いゴールデンクロスの後、長期線が抵抗となってしまい価格が上抜けにくくなってしまっています。

グランビルの法則

　移移動平均線を使った有名なトレード手法として、グランビルの法則があります。グランビルの法則による売買手法は、計８パターンにより構成されています。
　移動平均線の流れに対して現在価格が接近した時や離れた時売買シグナルで示したものです。

一目均衡表って何？

　一目均衡表は、多くのテクニカルがチャートの縦軸である「価格」に着目しているのに対し、一目均衡表は横軸である「時間」も重視し、価格とともに「いつ相場が変化するのか」という、そのタイミングを示唆してくれる数少ないテクニカルのひとつです。
　一目均衡表は「基準線」「転換線」「遅行線」「先行スパン１」「先行スパン2」という5つのラインから形成されており、先行スパン１と先行スパン２の塗りつぶされている範囲を「雲」と呼びます。
　一見すると複雑で難しそうですが、しっかり学ぶことにより、一目均衡表の名の通り、一目で相場観がわかるようになるとても魅力的なテクニカルです。

　ＦＸで一目均衡表が広く使われている理由は、雲のみで相場観がわかるからです。シンプルに「ローソク足が雲を上に抜けると上昇トレンドであり、ローソク足が雲を下に抜けると下落トレンド」になります。特に雲が薄いところをローソク足が抜けるとトレンドの変わり目です。逆に雲が厚いところをローソク足が多少抜けても、ブレイク（抜き切ること）せずに戻ってくることが多いです。つまり、雲は抵抗を意味します。雲が厚いときは突き抜けることが困難であり、ぶつかっても戻ってきやすいわけです。
　また、転換線と基準線のクロスと位置が売買サインとなります。

基準線

　基準線は過去26本の最高値と最安値の平均値を表す線です。
　基準線の重要な役割は、相場の方向性を示してくれるところです。基準線が上向きでローソク足が基準線より上にあれば強気相場（上昇相場）、チャートが基準線を下抜け、基準線も下向きであれば弱気相場（下降相場）となります。また基準線が平行であるときは高値、安値の更新がないことを示し、レンジ相場であると判断できます。
　使い方、見た目共に移動平均線に似ていますが、移動平均線は過去の終値を使用していて線が滑らなのに対して、基準線は高値と安値を使用しているため、高値または安値が更新されない限り値が変わらないので線は階段状のカクカクしたラインになります。

転換線

　転換線は基準線の期間を短くした過去9本の最高値と最安値の平均値を表す線です。
　基準線より短期的な動きを示唆するラインです。
　転換線の見方も基準線と同様、転換線が上向きでローソク足が転換線より上にあれば強気相場、チャートが転換線を下抜け、転換線も下向きであれば弱気相場となりますが、基準線より先行して動くのでトレンド転換をより早く知ることが出来ます。
　転換線が基準線の上にあれば強気、転換線が基準線の下にあれば弱気と見ることができます。
　基準線や転換線は、移動平均線と同様にサポートやレジスタンスとして機能します。
　チャートが転換線を下抜けても、転換線が基準線を下回っていない場合は基準線がサポートとなり、「チャートが基準線まで落ちたところで反発を期待してロング」と売買ポイントを判別します。

遅行線

　遅行線は、単純に現在チャートの終値を過去26本分ずらして表示した線です。
　すなわち、移動平均線の期間１終値をマイナス26本先行させた線です。
　遅行線の見方はシンプルで、遅行線がローソク足より上にあれば強気相場、下にあれば弱気相場と判断できます。
　遅行線の動きを利用すると未来の価格推移が予測しやすくなります。
　遅行線があと何本後にローソク足を上抜けるか、下抜けるかでトレンドの起点時間を予測し、反対に遅行線が何本後にローソク足と重なりトレンドが終わるかを予測することができます。
　遅行線はよく、紹介を省かれてしまったり、軽視されがちですが、私は遅行線こそ、しっかりと活用したい強いテクニカルだと考えています。
　一目均衡表以外でも、移動平均線をずらすことにより簡単に表示することができるので、様々な手法で活用していきたいテクニカルです。
　遅行線１つで未来の価格変動を予測できることは他にはない遅行線の強みです。

先行スパン１・２雲

　先行スパン1は基準線と転換線の平均、先行スパン2は過去52本分の最高値と最安値の平均をそれぞれローソク足26本分先行させて表示させた線です。
　この先行スパン1と2で囲まれた範囲を「雲」と呼びレジスタンスもしくはサポートの役割をします。
　この雲が厚いところではレジスタンスやサポートが強く働きやすいですが、雲の薄くなっているところはレジサポが弱くローソク足が抜けやすくてトレンドが変わりやすい相場になります。
　なぜかというと、先行スパン１と２に開きがあるときはその前からボラティリティが高く、ボラティリティが高いということはそっち側にトレンドが発生しているので、反発があってもまだトレンドが続いていく可能性があるためです。
　反対に先行スパン１と２に開きがないときはレンジが続いている可能性があり、トレンドが発生していく可能性が出てきているためです。

　そして、雲の色にも意味があります。雲が先行スパン１と同じ色（先行スパン１が先行スパン２よりも上を推移している）のときは強気相場、雲が先行スパン２と同じ色（先行スパン１が先行スパン2よりも下に推移している）のときは弱気相場を示唆します。
　さらに、雲は26本先行して表示されるので、この先の未来の相場が強気相場なのか、弱気相場なのかを示唆しこれからのトレードの手助けとなります。

三役好転・三役逆転

　一目均衡表のエントリー手法に、「三役好転」もしくは「三役逆転」があります。
　これらはトレンド転換のシグナルで、厳しい条件を達成して成り立つのでとても信頼度の高くなります。

　三役好転は一目均衡表を利用した信頼度の高いロングエントリーです。
　三役好転の条件は、
①転換線が基準線を上抜け、基準線が横ばいもしくは上向き
②遅行線が過去のローソク足を上抜け
③現在のローソク足が、雲の上限（先行スパン１）を上抜けた
を満たしたときロングエントリーとなります。
　特に、①・②が既に成り立っている時に（①・②が成り立った後に）③が成り立ったときは信頼度が高くなります。
　また、②の遅行線が過去のローソクを上抜けているかつ過去の雲も上抜けているとだましの回避につながります。
　また、未来の雲が陽転していると、先のトレンドが強気だと予測できるので、エントリーの後押しとなります。

　三役逆転は一目均衡表を利用した信頼度の高いショートエントリーです。
　三役逆転の条件は、
①転換線が基準線を下抜け、基準線が横ばいもしくは下向き
②遅行線が過去のローソク足を下抜け
③現在のローソク足が、雲の下限（先行スパン１）を下抜けた
を満たしたときショートエントリーとなります。
　だましの回避や、さらに信頼度の高いエントリーは三役好転の追加項目と同様の逆意です。

一目均衡表の注意点

　三役好転・三役逆転は、大きなトレンドが形成されたあとに売買サインが発生するため、数あるテクニカル指標の中でも、信頼度は高いとされています。
　そのためだましが少なくなりやすいのですが、売買サインの発生が遅れがちなことから、エントリーポイントとしては遅くなる場合もあります。
　長期的なトレードや大きな変動の後には有効的ですが、より早いエントリーポイントを見るには、他のテクニカルの併用などで早めのポイントを探る必要があります。
　スキャルピングより、デイトレード・スイングトレード向けのテクニカルとなります。

ＲＳＩって何？（Relative Strength Index）

　ＲＳＩはオシレーター系を代表とするテクニカルです。「現在の相場は売られすぎか、買われすぎかを判断する」ために用いられています。
　一定期間の相場における「値上がり幅」と「値下がり幅」を使って、値動きの強弱をパーセンテージで表します。一定期間における変動幅から相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を一般的に、70％以上ならば買われ過ぎているので「売り」、30％以下ならば売られ過ぎているので「買い」と判断します。
注意点として、ＲＳＩが有効とされるのは、一定の値の中を上がったり下がったりしているレンジ相場です。
　相場の強弱を指数化したＲＳＩは、一定幅で推移するレンジ相場に有効的なため、逆張りの売買タイミングを見るために広く使われています。強いトレンドがある時は、ＲＳＩは上下どちらかに張り付いたまま機能せず、ダマシが多くなります。
　トレンドフォローを行う起点として、ＲＳＩが買われすぎ、売られすぎになっていないかを考慮したのちにエントリーするなど、トレンド相場でもトレンドの起点ではとても役立ちます。
　トレンドを見るものではなく、指定期間に対して今の値動きがどうかというのがわかる指標となります。

ＲＳＩの算出方法　

　ＲＳＩは、直近ｎ期間の上昇幅の累計と下落幅の累計を合計し、その上昇幅の累計が全体の何％を占めているかを数値で示したものです。
　ＲＳＩ（％）＝１００×（直近ｎ期間の上昇幅の累計）÷（直近ｎ期間の上昇幅の累計+直近ｎ期間の下落幅の累計）
　実際に５本間（ｎ＝５）の例で計算してみましょう。

ＲＳＩの基本的な使用方法

　ＲＳＩはパーセンテージ（％）で表示されます。50％を中心にして、買われ過ぎ売られ過ぎの水準を示します。
　一般的に値が70％以上の水準になると買われ過ぎ、30％以下の水準で売られ過ぎを示します。
　よって、ＲＳＩが70以上は買われ過ぎなので、反落を狙って売りでエントリー、ＲＳＩが30以下では売られ過ぎなので反転を狙って買いでエントリーします。
　ＲＳＩのレベル（パーセンテージ）は変更が可能です。数値を80、20などに変更することによりＲＳＩの買われすぎ売られすぎ条件を厳しくすることも可能です。

ＲＳＩの注意点

　オシレーター系指標の多くに当てはまることですが、非常に強いトレンドが発生したとき、ＲＳＩは0%・１００%付近に張り付き、だましとなって機能しなくなってしまいます。
　また、ダイバージェンスが発生したときはトレンドが発生してまい、逆張り手法ではだましとなってしまうため注意が必要です。

ダイバージェンス

　オシレーター系のテクニカル分析に共通していることですが、「ダイバージェンス」という非常に重要なトレンド転換のシグナルがあります。
　「ダイバージェンス」とは、為替レートとオシレーター系指標が逆行する現象のことを言います。
　今回はＲＳＩでダイバージェンスを確認してみましょう。

　前図のチャートにおいて、①では為替レートは上昇していますが、ＲＳＩは高値を切り下げて下落して、レートとＲＳＩがそれぞれ反対の方向に動いています。
　また、②でも同様に、為替レートは下落していますが、ＲＳＩは安値を切り上げて上昇しており、為替レートとＲＳＩがそれぞれ異なる方向に動いています。
　ダイバージェンスはトレンドの転換が近いことを示唆しているトレンド転換のシグナルであり、今回は、①にて為替レートはその後下落し、②ではその後為替レートは上昇するサインとなります。
　つまり、ダイバージェンスを分析することで、今後相場がどう動くのかを予測することが出来ます。

　ダイバージェンスには、トレンド転換を示唆する理由があります。
　ＲＳＩの意味をもう一度振り返ると、ＲＳＩは買われ過ぎか売られ過ぎを指数化するインジケーターでした。
　相場が急に上昇している時は、ＲＳＩも一緒に急上昇して70以上に到達します。なぜなら、計算式からも上昇幅の累計が占める割合が大きくなるからです。
　では、上昇の勢いが弱まってきたらＲＳＩはどうなるのかを考えてみましょう。
　その時は、ＲＳＩも同様に上昇への勢いが弱まり、70以下になるか、もしくは70を超えていても、高値の切り下げが見られます。
　要するに、レートが上昇しているにも関わらず、ＲＳＩが下降トレンドであるということは、上昇トレンドの勢いが弱まっているシグナルであり、近々トレンド転換が発生するかもしれないというサインになります。
　下降トレンドの場合も全く同様に考えることができ、レートが下がっているにも関わらず、ＲＳＩの安値が切り上がっている場合には、下降トレンドの勢いが弱まっていることが示唆され、トレンドの転換が近づいていることのサインとなります。

ＭＡＣＤって何？(MovingAverageConvergenceDivergence）

　ＭＡＣＤはとても使いやすくて人気なテクニカルの１つです。
　ＭＡＣＤの人気な理由は仕組みが非常にシンプルで、見やすい点もあります。
　ＭＡＣＤは、2つの期間の指数平滑移動平均線（ＥＭＡ）の差をとった「ＭＡＣＤライン（ヒストグラム）」と、ＭＡＣＤラインの移動平均線である「シグナルライン」から構成されています。
　つまり、移動平均線をより発展させたものが、ＭＡＣＤです。
　ＭＡＣＤラインのデザインは、ヒストグラムを採用している方と、ラインを採用している方とそれぞれですが、各々の使用方法は同じです。

このテクニカルはＭＡＣＤとシグナルの２つで構成されていますが、
　ＭＡＣＤがシグナルを下から上に抜いた時、または、ＭＡＣＤが0ラインを下から上に抜けた時が「買いシグナル」。
　逆に、ＭＡＣＤがシグナルを上から下に抜いた時、または、ＭＡＣＤが0ラインを上から下に抜けた時が「売りシグナル」といった使い方がされます。
　また、ＭＡＣＤもRSIと同様に「ダイバージェンス」というチャートとオシレータとの矛盾を見つけやすいテクニカルなので、愛好されています。
　ダイバージェンスがおこると、チャートとオシレータの矛盾を埋める方向に値が動きやすいので、取引タイミングをつかみやすくなります。

ＭＡＣＤの算出方法

　ＭＡＣＤの算出方法は、
　ＭＡＣＤライン・・・短期ＥＭＡ―長期ＥＭＡ
　シグナルライン…ＭＡＣＤラインのＥＭＡ
です。
　次図で、一般的な初期値は短期ＥＭＡが12、長期ＥＭＡが26、ＥＭＡが9のＭＡＣＤを使って、ＭＡＣＤの表示されている意味を確認しましょう。

ＭＡＣＤの使い方ゼロラインクロス

　最初の使い方は、ＭＡＣＤとゼロラインとのクロスです。
　ＭＡＣＤは、12ＥＭＡと26ＥＭＡ（一般的な数値設定）の差でした。つまり、ＭＡＣＤが0になる時は、12ＥＭＡと26ＥＭＡが交差している時であり、それは移動平均線のトレード手法の一つである「ゴールデンクロス・デッドクロス」と同じシグナルであることを表しています。
　次図のチャートのように、ＭＡＣＤが下から上へゼロラインを交差すれば、それはゴールデンクロスと同じであり、買いシグナルとなります。一方、ＭＡＣＤが上から下へゼロラインを抜ければ、デッドクロスと同じであり、売りのシグナルとなります。

ＭＡＣＤの使い方ＭＡＣＤの傾き

　二つ目の使い方は、ＭＡＣＤ自体の傾きの変化を見る事です。
　次図のチャートのように、ＭＡＣＤがプラスの領域にあり、かつ右肩上がりに上昇している領域（赤塗）では、短期ＥＭＡが長期ＥＭＡからどんどん離れている状態であり、上昇トレンドの勢いが強いことを示します。
　つまり、押し目があれば、積極的に買いでエントリーしたい局面です。
　一方、青塗の領域では、ＭＡＣＤが右肩下がりとなり、これは短期ＥＭＡと長期ＥＭＡの幅がどんどん狭くなっている状態であり、上昇トレンドの勢いが落ちて、レンジ相場に入りつつあることを示唆しています。
　なので、この時であれば、トレンド転換のリスクを考える必要があります。

ＭＡＣＤの使い方ＭＡＣＤとシグナルのクロス　

　三つ目の使い方は、ＭＡＣＤラインとシグナルラインのクロスです。
　ＭＡＣＤラインがシグナルラインを下から上へ抜ける時、買いシグナルなり、ＭＡＣＤラインがシグナルラインを上から下へ抜ける時、売りシグナルとなります。
　ＭＡＣＤラインを短期線、シグナルラインを長期線とした移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスと同じ使い方です。
　具体的には、次図チャートの場合、赤印の箇所では、ＭＡＣＤラインがシグナルラインを下から上へ抜けているので、買いシグナルになります。
　一方、青印の箇所では、ＭＡＣＤラインがシグナルラインを上から下へ抜けているので売りシグナルです。

ＭＡＣＤのダイバージェンス

　ＭＡＣＤを使って相場の反転を判断するサインにはダイバージェンスがあります。
　次図のようにローソク足の高値は切り下がっていますが、ＭＡＣＤの高値は切り上がっているという逆行現象が起こっていると反転のタイミングとなる可能性があります。

ＭＡＣＤの注意

　ゴールデンクロス、デッドクロスのトレンドフォロー時やダイバージェンスのトレンド反転を見る際もですが、基本的にＭＡＣＤのボリュームが高くなっている時が信頼度が高くなります。
　例えば真ん中あたりでゴールデンクロス、デッドクロスが発生しても相場がレンジ状態でボラティリティが低い状態になっている可能性があり、トレンドが出づらい可能性があります。
　ですが、下方向にボリュームが高い状態でゴールデンクロスしてくると下落相場からの反発上昇の局面になっている可能性が高く、底でのエントリーを狙えます。
　ダイバージェンスの時もそうですが、反転場面はボラティリティが高くなっているところから、反対方向に動くことが多いのでこの時にダイバージェンスが出ていると信頼度が高いです。環境認識は土台としてありきですが、更にボリュームが高いところだとＭＡＣＤの良さが発揮されやすいです。

ボリンジャーバンドって何？

　ボリンジャーバンドは、相場のボラティリティ（価格変動率）を示す標準偏差が利用されており、相場の方向性を示すだけでなく、ボラティリティの変化に応じてバンドが収縮（スクイーズ）したり拡大（エクスパンション）したりして次の値動きをも予想できる非常に優れたテクニカルです。
　非常に優れたテクニカルであるため、利用しているトレーダーもとても多いです。
　ボリンジャーバンドは、移動平均線(黄線)の上下に標準偏差ラインが帯のように表示されます。内側の上下ラインが±1σ(赤線)、その外側にある上下ラインが±2σ(緑線)、さらに外側にある上下ラインが±3σ(青線)です。（σはシグマと読みます。）
　ボリンジャーバンドの間に価格が推移する統計学的な確率は、1σ=約68.3%、2σ=約95.5%、3σ=約99.7となっており、価格変動がこの確率中で推移するという考え方で相場を判断するインジケーターです。
　ボラティリティが高いトレンド相場では2本のバンド幅は拡大し、ボラティリティが低いレンジ相場ではバンド幅は収縮します。
　つまり、標準であればレートは±2σないし±3σの範囲内に収まると考えられるため、±2σ、±3σを抜ければ為替レートの異常値と判断ができま。
　「買われ過ぎ・売られ過ぎたため、レートは平均値に徐々に収束するだろう。」とするのが、ボリンジャーバンドの根本的な見方となります。

ボリンジャーバンドの逆張り手法

　ボリンジャーバンドの下弦を下値支持線・上弦を上値抵抗線と考え、
価格が下弦にきた時に買いポイント、上弦にきた時に売りポイントです。
ボリンジャーバンドの使い方として一般的で一番有名なのがこの方法なのではないでしょうか。
　しかし実はこのボリンジャーバンドの発案者本人は「逆張りで使うべきではない」と言っています。
　逆張り手法が成功しやすいのは、相場が静かなレンジ相場時のみで、相場が荒い強いトレンドが発生している時には失敗しやすいという欠点があります。
（値幅が決まっているボックスレンジ相場で有効な手法）

ボリンジャーバンドの順張り手法①

　ボリンジャーバンドを使った手法の中でも、最も勝率が高いとされていておすすめするのが、スクイーズからエクスパンションが発生する際のトレードです。
　スクイーズは次のレートが急に動き出す前に相場がエネルギーを溜め込んでいる状態であり、ボリンジャーバンドでスクイーズが確認されたら、エクスパンションが起こる時を狙っていきます。
　次図のチャートでは、最初、長いスクイーズの後、何かの拍子に拮抗が破れ、レートが急騰しています。この時、ボンジャーバンドは上下にバンドが拡大していますので、このままレートが走る可能性が高く、ローソク足がバンドの２σの外で終値を付けたのを確認して、買いエントリーします。

ボリンジャーバンドの順張り手法②　

　±２σでのスクイーズとエクスパンションがボリンジャーバンドの順張りでは利益を伸ばしやすく有名なトレード手法ですが、エントリータイミングが少ない手法です。
　そこで、±１σを使った損切ラインも浅い手法を紹介します。
　それは、±１σを超えたタイミングで順張りのエントリーをし、±２σで決済をするという手法です。
　前に、±２σは95％の確率でレートがそのバンド内に収まることを紹介しましたが、エクスパンションなど、レートが一気に拡大することがあるので、逆張りでエントリーすることは危険が伴います。
　しかし、逆に、±２σもしくは±３σに到達したら、ポジションをクローズするということであれば、特にレンジ相場や緩やかなトレンド相場の場合など、±２σ、±３σは有効に機能します。
　例えば、次図のチャートであれば、＋１σのボリンジャーバンドを下から上へ突き抜けた時点で買いでエントリーをし、+２σか+３σへ到達した時点で売りの決済をします。
　この時、中心線は移動平均線なので、トレンドの方向を示唆します。
　中心線の傾きに順張りするエントリーをすることが大切です。
　もちろん、意に反してレートが+１σを付けた後に反転する可能性もあるので、損切りもボリンジャーバンドの真ん中の中心線か反対の-１σに設定をしておけば、リスクは限定されます。

スパンモデルって何？

　スパンモデルは一目均衡表を根底にしたテクニカルです。
　この一目均衡表でとくに重要とされている「雲」と「遅行スパン（遅行線）」だけを表示させ、シンプルにしたチャートがスパンモデルです。
　雲が26本先にずれておらず、押し目としての役割が強化されており、より短期的なトレードでも力を発揮してくれます。
　雲、遅行スパンの算出方法は一目均衡表と同様です。
　特に、遅行スパンは様々な手法で応用できるので、移動平均線期間１を先行値マイナス26orマイナス21でも表示できることをおさえておきましょう。

先行スパン１・２雲

　先ほども紹介したように、スパンモデルの根底は一目均衡表です。
　そのため、各ラインの基本的な使い方は一目均衡表と同様となります。雲の色の関係や、雲の厚さなどにピンとこない方は一目均衡表を復習しましょう。
　しかし、スパンモデルと一目均衡表の大きな違いは雲が先行していないところです。雲を構成する、先行スパン１と先行スパン２の使い方が一目均衡表とは少し異なります。
　スパンモデルでは、先行スパン１、先行スパン２が各々、押し目、戻り目として働きます。先行スパン１、先行スパン２での反発がエントリーポイントとなります。
　特に、先行スパン２が横ばい（まっすぐ）な時は、相場の勢いが強すぎないことを示唆しているので、先行スパンが押し目、戻り目として機能しやすいので注目しましょう。

遅行スパン

　スパンモデルの遅行スパンの使い方は、一目均衡表の遅行線の使い方と同様です。
　遅行スパンがローソク足より上にあれば強気相場、下にあれば弱気相場と判断できます。
　とてもシンプルで強力なラインなのでしっかりと一目均衡表で復習をしておさえましょう。

スーパーボリンジャーバンドって何？　

　スーパーボリンジャーバンドは、ボリンジャーバンドをベースに、遅行スパンを加え、横軸の時間分析の要素を加味したテクニカルです。
　スーパーボリンジャーバンドは、相場の大局観の把握からトレンド分析、売買ポイントの見極めに力を発揮します。
　スーパーボリンジャーとスパンモデルの発案者は同じ人物であるため、とても相性が良いです。
　そのため、スーパーボリンジャーで相場の大きな大局観を確認し、スパンモデルで押し目、戻り目のエントリーチャンスをうかがう使い方がおすすめされます。

スーパーボリンジャーバンドとローソク足の関係

　中心線が上向きで、次述の状態の時は、弱い上昇相場を意味しています。
　①ローソク足の終値がセンターラインと+1σの間にいる時
　②ローソク足の終値がセンターラインと-1σの間にいる時
　③ローソク足の終値が-1σと-2σの間にいる時
　次に、④ローソク足の終値が+1σと+2σの間にいる時は上昇相場であることを示唆します。
　そして、⑤ローソク足の終値が+2σよりも上にいる時はとても強い上昇相場を意味しています。
　下降相場のときは逆意で考えます。
　中心線が下向きで、次述の状態の時は、弱い下降相場を意味しています。
　①ローソク足の終値がセンターラインと-1σの間にいる時
　②ローソク足の終値がセンターラインと+1σの間にいる時
　③ローソク足の終値が+1σ+-2σの間にいる時
　次に、④ローソク足の終値が-1σと-2σの間にいる時は下降相場であることを示唆します。
　そして、⑤ローソク足の終値が-2σよりも上にいる時はとても強い下降相場を意味しています。

スーパーボリンジャーバンドと遅行スパンの関係

　遅行スパン（遅行線）は、ローソク足との位置関係でトレンドの方向を示唆してくれるテクニカルでした。
　加えて、遅行スパンはボリンジャーバンドとの位置関係でもトレンドの方向と強さを示唆してくれます。
　遅行スパンが+２σより上を推移していたら強い上昇相場。
　遅行スパンが-2σより下を推移していたら強い下降相場です。

ＡＤＸ／ＤＭＩって何？　

　ＡＤＸ／ＤＭＩは、ＲＳＩと同じ発案者によって考案されたテクニカルです。
　逆張り系指標のＲＳＩなどは、上下一方方向に推移するトレンド相場では、頻繁にダマシが発生し使いものにならなくなってしまうことを改善すべく、ＡＤＸ／ＤＭＩは考案されました。
　そのため、オシレーター系テクニカルなのですが、トレンドの方向性や強弱を計る指標ですので、基本的には順張りで使用します。
　強いトレンドの発生時を狙ってトレードをすることで、無駄なエントリーを減らし、大きく利益を重ねることを狙うテクニカルです。

ＤＭＩで相場の方向性を確認する

　ＤＭＩは、現在の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを計るために用いられているテクニカル指標です。
　ＤＭＩは、「前足の高値・安値」と「現在足の高値・安値」をチャート化したものです。
　例えば、前足の高値を現在足の高値が上回っていれば、プラス方向に上昇したパワーを「+ＤＩ」として、反対に、前足の安値を現在足の安値が下回っていれば、マイナス方向に下落したパワーを「-ＤＩ」として表されます。
つまり、2つのＤＩは逆相関関係にあるので、+ＤＩが上昇すれば-ＤＩは下降し、+ＤＩが下降すれば-ＤＩは上昇します。

　　ＤＭＩは、この2つの位置関係を見て、トレンドの方向性を判断していきます。
そしてこの上昇トレンドと下降トレンドの境目となるクロス地点は、ＤＭＩの売買サインとなります。
　しかし、±ＤＩがゴールデンクロス・デッドクロスは、レンジ相場（ボックス相場）で保ち合っているときほど、線同士の距離が近くなり、頻繁にクロスをしてしまいます。
　このだましを極力減らして、より信頼度の高い売買判断をするために、ＡＤＸも併用して分析していきます。

ＡＤＸでトレンドの強さを確認する

　ＡＤＸは、現在のトレンドの方向性がどのくらい強いのか、弱いのかを示唆します。
　ＡＤＸは、+ＤＩと-ＤＩの差を指数化し（ＤＸ）、さらに移動平均化（ＥＭＡ）させたものです。
　そのため、ＡＤＸは上昇トレンドか下降トレンドの区別はなく、単純にトレンドが強くなれば上昇し、弱くなれば下落していきます。
　つまり、トレンドが強く続いているときは2つのＤＩの差は拡大してＡＤＸは上昇し、トレンド転換やレンジ相場へ推移するときは2つのＤＩの差は縮小し、ＡＤＸは下降します。
　ＡＤＸ、+ＤＩ、-ＤＩはそれぞれの位置関係を見れば、上下どちらにトレンドが出ているのかが、より明確になります。
　+ＤＩとＡＤＸが上昇しているとき は上昇トレンドの勢いが強いと判断ができ、-ＤＩとＡＤＸが上昇しているときは下降トレンドの勢いが強いと判断ができます。

ＡＤＸのレベルと角度を確認する

　ＡＤＸが上昇するときは、その角度も重要です。
　ＡＤＸの緩やかな上昇は、上昇トレンドも緩やかであり、急な角度の場合は、上昇力の勢いがより強いことを示唆します。
　そして、ＡＤＸの位置にも注目します。
　ＡＤＸがどのあたりに位置するかで、どのような相場であるかを把握することができます。
　一般的に、ＡＤＸが20%～25%以下のときはレンジ相場の可能性が高いので、逆張りが有効と考え、ＡＤＸが25%以上のときは強いトレンド相場なので、順張りが有効と考えます。
　例えば、ＡＤＸが「0%」に近い低い位置から、右肩上がりに上昇してくれば、相場は勢いを持ってトレンドが出てきた、という判断ができます。
　また、ＡＤＸは「60%」を上抜けてくることは、さほど多くはありません。
　そのため、ＡＤＸが「50%～60%」以上になったら、上昇を続けたトレンド相場の終焉は近いだろう、と心構えしておくと利確の目安にもなります。

ストキャスティクスって何？

　ストキャスティクスはＭＡＣＤやＲＳＩとともに、オシレーター系を代表とするテクニカルで、「売られすぎ」「買われすぎ」を判断するために使われています。
　ストキャスティクスとＲＳＩの違いは、ＲＳＩは買いゾーン、売りゾーンで判断するのに対して、ストキャスティクスは2本の線を用いて明確に売買シグナルが出るので、相対的に判断しやすいテクニカルとなります。
　ストキャスティクスは一定期間の高値と安値を活用して、買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを判断します。現在の価格が一定期間の高値および安値と比較して、どの位置にあるかで算出されます。

ストキャスティクスの基本的な使い方

　ストキャスティクスの一般的な使い方は、％Ｄが80を超えていれば「売りサイン」、20を下回っていれば「買いサイン」となります。
　そしてさらに、ストキャスティクスは、％Ｋ(赤色ライン)を％Ｄ(緑色ライン)が下から上へ抜けた時はゴールデンクロスとなり買いサインを示し、20％以下の売られ過ぎゾーンで発生した時には信頼度が高いです。
　逆に、％Ｋを％Ｄが上から下に抜けた時はデッドクロスとなり売りサインを示し、80％以上の買われ過ぎゾーンで発生した時に同じく信頼度が高くなります。
　ストキャスティクスはレンジ相場・ボックス相場で最も機能するとされています。
　ストキャスティクスは敏感に反応するオシーター系のテクニカル指標なので、チャートを見ると確認できますが、レンジ相場で特に有効なシグナルとして機能していることがわかります。
　特に、長い時間足で値動きの幅が少なく、直近の高値・安値がサポート・レジスタンスラインとして意識されている相場では、5分足や15分足のストキャスティクスが使いやすく機能します。
　ストキャスティクスなどのオシレーター系指標全般に言えることですが、強いトレンドがある相場ではシグナルが頻発して使いづらいことが弱点です。
　レンジ相場・ボックス相場では、単純にクロスの位置が20以下80以上かだけで売買を行っても勝率が高い可能性がありますが、下落トレンド・上昇トレンド真っ只中のトレンド相場ではストキャスティクスは上手く機能しません。
　ストキャスティクスは最高値と最安値という2点にのみ注目して計算されているので、大きな値動きの中では反応しすぎてしまいだましが多く発生してしまいます。

ＲＣＩって何？

　ＲＣＩは、売られ過ぎ・買われ過ぎを見極め、売買タイミングを判断するオシレーター系のテクニカルです。
　一般的なテクニカル指標の多くは、「価格の上昇・下降率や、上下の変動幅」を元に計算されていますが、このＲＣＩは価格だけでなく、「時間と価格に順位をつけて、その相関関係を元に指標化」しています。
　そのため、売られすぎ・買われすぎを見て売買を行なう逆張り以外にも、トレンド系の性質もあることから順張としても使えることがＲＣＩの特徴です。
　ＲＣＩは基本的に「0」ポイントを中心に-１００と＋１００の幅の中で動きます。
　-１００に近づくほど底値圏、逆に＋１００に近づくと天井圏と判断します。
　チャートの価格が急激に上昇した場合は、天井圏に張り付き、逆に大きく下げ続けた場合は、底値圏に張り付きます。
　この時、＋１００を横ばいの場合「売りの待ち」、-１００を横ばいの場合「買いの待ち」となります。
　似たテクニカル指標にＲＳＩがありますが、ＲＣＩの方がよりなめらかな動きをするため明確なシグナルを出しやすいです。

ＲＣＩの基本的な使い方・逆張り

　ＲＣＩは、期間内に連続して価格の上昇があれば１００%となりますが、１００%に近づくほど、上昇した相場は過熱したと見られて、高値圏であると判断されます。
　連続して価格の下落が続き-１００%に近づくほど、売られて下降した相場は過熱したと見られて、安値圏であると判断されます。
　これが、ＲＣＩを逆張りで判断する基本的な見方となります。
　一般的には、70〜80%以上が買われすぎ、-70%〜-80%以下が売られすぎのラインとして使われているので、まずは±80%を基準に見ていくといいでしょう。
　しかし、±80%ラインに差し掛かった地点を売買ポイントにした場合、さらに上昇や下降が継続する可能性もありますので、天井圏や大底圏で反転した地点を見ていくと、シグナルの信頼性も高まります。

ＲＣＩの基本的な使い方・順張り①

　ＲＣＩは、相場がもみ合ってくると、時間と価格の相関性が見られなくなってくるため、0%に近づいてきます。
　相場の過熱感を見るオシレーター系ながらも、トレンド系の性質を持つＲＣＩは、この0%を基準としてトレンドの方向性を探っていきます。
　ＲＣＩが0%以上で推移しているなら上昇トレンド、0%以下で推移しているなら下降トレンドと判断していきます。

ＲＣＩの基本的な使い方・順張り②　

　次に、天底でトレンド転換後の順張りを狙ったＲＣＩの使い方です。
　トレンドとなって価格の上昇（下降）が続くと、ＲＣＩは１００％（-１０％）に近い水準で横ばいで推移しました。
　そのため、大底圏から上昇トレンドに転じたとき、下落した短期線が再び上昇すれば、買いサインとすることができます。
　長期のＲＣＩで大局観をつかみ、短期のＲＣＩの押し目でエントリーします。
　天井圏から下降トレンドに転じたときの売りサインも、見方は一緒です。

　また、他のテクニカルと同様に、ＲＣＩでもゴールデンクロス・デッドクロスが売買判断に利用されています。
　ただ、短期線は上下に頻繁に推移しますので、天井圏か大底圏において、中期線とクロスする位置を見ることが重要となります。

テクニカルの基礎は以上です‼

今回紹介した使い方はFXトレーダーならだれもが知っておくべき基本的な内容で、これだけで勝てるというわけではありません。

これらを理解していることで、やっと勝てるトレーダーになるための第一ステップを踏み出したところです‼

いままで商材を買ったことがあり、よくわからなかったなというところがありましたら、このnoteを読んでから改めて見返してみてください❕

もしかしたら理解ができて、新たな成長につながるかもしれません❕

私の手法も、このnoteの知識をすべて使うわけではありませんが、このnoteに書かれていることはすべて理解していると、より深い習得につながりより勝てるトレーダーにつながります‼

続いて、トレードスタイルとファンダメンタルズ分析について簡単な説明です❕

FXにはどんなトレードスタイルがあるの？

　FXには、1回の取引期間（新規注文から決済まで）に応じて、短期、中期、長期に分類されるトレードスタイルがあり、それぞれをスキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードの4つの名称で呼ばれることが多いです。また、スワップ金利を目的としたスワップトレードがあります。
　まず簡単に違いをみていくと、スキャルピングは数秒～数分、デイトレードでは数時間から１日単位という短期間での取引になっており、集中力が求められます。時間軸が短くなるほど、だましも多くなるため、基本的にトレードしている最中はチャートに張り付いていることになります。
一方で、スイングトレード数日～数週間、ポジショントレードは数週～数年間を目安に行うトレードになっています。取引の際には高い分析力、ファンダメンタル的な要素が必要になってきます。１日に何度もエントリーするわけではないので、日々分析をしていく中で、ここぞというポイントを狙っていきます。　待つことが苦手で、瞬発的に狙っていきたいタイプの人は、スキャルピング、デイトレードを実践してもいいかもしれません。しかし、性格的に「熱くなりやすいタイプの人」「感情的になりやすいタイプの人」は、スイングトレードや長期トレードをおすすめします。また、ルール通りでない取引につながるような、感情的な短期的なトレードは、大きな損失を生じる可能性が大きく注意が必要です。

スキャルピング

　スキャルピングとは、数秒から数分という超短期間にトレードを繰り返し、数pipsから数十pips程度を狙い、利益を少しずつ積み重ねるトレードスタイルです。　
1日に何回も取引を行うため、取引が成功すれば資金効率（資金が増えるスピード）の良い運用を行うことができます。
　例えば、1日に10pipsの利益を10回成功させた場合、1日で計１００pipsの利益を得ることが可能です。しかし、FXで１００pipsの利益を狙うとなると、1のポジションを持ち続ける場合だとボラティリティにもよりますが、通常の相場であれば早くても2～3日程度かかります。
　スキャルピングは何日間もかけて狙う利幅を、取引が成功すれば1日で狙うことも可能です。従って、スキャルピングは資金効率が良く、取引が成功すれば資金が増えるスピードも速い取引手法といえます。また、1回で狙う利益の幅が少ないため、損切りの値幅も少ない傾向にあります。
　損切りの値幅が少ないということは、大きな損失をだすリスクを抑えた取引を行うことができます。
　FXの基本は、損失は小さく利益は大きくのため、利益よりも損失のほうが大きくなってはいけません。例えば、1回で狙う利益が10pipsの場合、トレーダーによって異なりますが損失は約5pips以内となります。従って、スキャルピ
ングは、1回の取引の損失が少ない傾向にあるため、1回の取引で大きな損失を出すリスクを抑えることが可能です。

スキャルピングのデメリット
トレードのスタイルにはそれぞれにデメリットもあります。
　スキャルピングの特徴として一番にいえることは損大利小の取引となりやすいことです。FXで利益を増やしていくには、損小利大が理想とされています。つまり、買ったときの利益を最大限伸ばしつつ、負けたときの損失は最低限に抑えることが理想的ですよね。スキャルピングは1日に数十回以上あるトレードチャンスを使って、利益を積み重ねていきます。そのため、損失よりも利益が小さくなる可能性があるのです。
　スキャルピングは何度も取引をするので、常に取引をしていないと落ち着かない状態になる可能性が高めです。これは稼ぎたいという強い思いが原因です。こうなってしまうと過剰な取引による損失を出す可能性が高くなるでしょう。スキャルピングは取引回数が多いですが、基本的にFXのトレードは、全て根拠に基づいた取引で行われるべきです。取り返すまでやめられなくなると、資産を失う可能性もあるので、落ち着かなくなったときはすぐに取引を中止してパソコンから離れることを意識しましょう。
　また取引コストが高くなることにも注意しなければなりません。FXで取引を行う度に取引手数料やスプレッドがかかります。
　スキャルピングは他のトレードスタイルと比較して１日におけるトレードの回数がかなり多いため、その分取引コストがかかってしま
います。スプレッドは0.5銭や1銭などと固定されている為、一度にかかる金額も少ないですが、数十回の取引をすると一度に得られる利益も少ないスキャルピングでは影響も十分あります。

デイトレード

デイトレードは、1日に1回から数回程度取引を行ってその日のうちに売買を終わらせるトレードスタイルです。スキャルピングと比較すればポジションを保有する時間は長くなりますが、後日や翌週にポジションを持ち越すことはありません。次の日に取引を持ち越さないので、寝ている間の価格変動リスクを抑えることができます。狙っていく利益幅は、およそ20pips～100pips程度です。
　デイトレードは数十分から数時間で取引を完了させるため、スキャルピングよりもゆったりと取引できます。日中に何度もチャートを確認する必要がないため、サラリーマンや兼業トレーダーなど、夜しか取引時間が確保できない方におすすめで、自分のスケジュールに合わせてメリハリのある取引ができます。その日のトレードを振り返りやすいという特徴もあります。スキャルピングにもいえることですが、デイトレードは翌日にポジションを持ち越さないため、スワップポイントを気にする必要がありません。スワップポイントは毎日発生するため、マイナススワップの損失額にも注意していく必要があります。

　通貨ペアやその日の状況によっては1日の値動き（値幅）は違いますが、デイトレードは短時間で大きな利益を狙うことも可能です。例えば、米ドル／円であれば、1日の平均的な値動きは30pips～50pipsほどなので、1万通貨の取引であれば、1日3,000円～5,000円の利益と考えることができます。

デイトレードのデメリット
　デイトレードでは、含み損であっても当日中にポジションを決済することが重要です。
　損切りしたくないからといって、翌日に持ち越すと深夜の為替変動リスクで大損する可能性があります。
　デイトレード目線でエントリーしたのに、スキャルピングのように短期売買を繰り返してしまったり、途中からスイングトレードに切り替えたりするのは、初心者にありがちな悪手です。どんな取引手法でも、FXでは損切りできないと成功するのは難しくなります。
　相場の方向感がなかったり、激しく上下動したりするなど、相場が難しいと感じたときは、取引を控えましょう。
　デイトレードを続けていると、値動きの乏しい横ばい相場（レンジ相場）が続いてしまうと、チャンスを待つ時間が長くなります。その為、トレード回数が減ってしまい、思ったように収益を上げていくことができないこともあります。エントリーチャンスを待つことが必要になるトレードスタイルですが、普段よりも利益が取れていないことに焦り、適当なポイントでエントリーしてコストがかさんだり、売買回数が増えてしまうこともあり、スキャルピングと同様に「常に取引をしていないと落ち着かない状態になりやすい」状況に陥る人が多くなりがちなのも、デイトレードの特徴です。横ばいの相場だけでなく、急騰や暴落など、想定外の値動きが多い日もあります。勿論、米国の大統領選など、予め相場が大きく動くことが予想されてしまう日もあります。自分の手法を無視して無理な取引をした結果、退場することにならないように、休むという選択も時には必要になります。

スイングトレード

　スイングトレードとは、ポジションを数日間から数週間程度の期間でポジションを持ち、中期的なトレンドで、より大きな利益幅を狙うトレードスタイルです。
トレードする時間軸はデイトレードに比べて長く、1時間足～週足が中心となり、狙っていく値幅も100pips～数100pipsです。トレンド発生時にエントリーすることができれば、大きく利益を生み出すことができますし、1日に数回程度チャートを見る程度で取引も可能であることから、日中にチャートを見ることができない人にもおすすめできるトレードスタイルと言えます。
　まず重要になるのが、高い勝率もよりも、資金に対するレバレッジの比率を低めにしたうえで許容できる損失を把握しておくことです。その準備をするからこそ、比較的ゆったり構えた取引を行うことができます。
　利益を伸ばして損を少なくする、「損小利大」の取引を意識することができれば、決して勝率は高くなくとも、トータルの収益がプラスになる可能性が高いです。例えば、損切り幅を20pips、利食い幅を１００pipsに設定したトレードを行った場合、0.3銭のスプレッドを取引コストとして考慮し、2勝8敗であったとしてもトータルの収支はプラスになります。
　スキャルピングやデイトレードと違い、常に高めの勝率を維持し続けなくても収益を出すことが可能となります。チャートは時間足が長くなるほど、だましが少なくなるといった傾向があるので、1分足や5分足といった短期足に比べると、だましが少なくなります。
長期足を使用するスイングトレードはだましが少ないので、FX初心者の方でも比較的トレードを行いやすいと言えるでしょう。

スイングトレードのデメリット
　中期、長期、どちらにもいえることですが、スキャルピングやデイトレードとの大きな違いはエントリーポイントが極端に少ないことです。毎日のように取引チャンスが訪れるわけでもありませんし、むしろポジションを持たない時間帯が長くなることもあります。またポジションを持つ期間も長くなるため、短期のトレードスタイルと比べると、その分、資金効率が劣るという点にも注意が必要です。複数の通貨ペアでのエントリーをしたうえで、並行してスイングトレードを行おうとすれば、それなりの資金も必要になってきます。
また、短期間で資金を何倍にも増やせるようなスタイルではない為、早く収益を出したいと考える方にはあまり向いていません。
　またスイングトレードはポジションを保有する時間が長いため、為替変動リスクが高くなります。
スキャルピングやデイトレードといった短期的な取引であれば、頻繁にチャートを確認するため、急な為替変動があったとしても、すぐに対処をすることが可能です。
　スイングトレードの場合は、ポジションを保有している間、常にチャートを注視しているわけではありません。そのため、経済指標が予想外の結果だった場合や要人のサプライズ発言があった場合など、相場が急変した時に対応しづらいというデメリットがあります。　　
　長めの値幅を狙うスイングトレードの場合、エントリー後に想定した値動きにならないことが度々あります。そんなとき、特に予測と反対方向に動いた局面では、買い下がりや売り上がりでポジション量を増やしていく行為（ナンピン）に陥りがちです。これを繰り返すと、含み損を抱えたポジションが増えていくことになってしまい、最悪の場合、そのまま資金がなくなることもあります。相場を読み誤ったときはポジションを決済して、次のトレードへ気持ちを切り替えることも必要です。

ポジショントレード

　スイングトレードよりも長い期間ポジションを保有するトレードスタイルを長期トレードと呼びます。具体的な期間は決まっていませんが、約半年から数年の間ポジションを持ち取引を行っていきます。ポジションを持つ期間が長いほど根気が必要です。
　長期取引の特徴は、チャートに張り付く時間が圧倒的に少ないことです。1度ポジションを持つと数カ月は保有した状態となるため、毎日チャートをチェックする必要もありません。
　目標とする値幅の目安は数100pips～1000pips以上と、かなり広くなります。
　ポジショントレードの大前提は、相場の大きな流れに乗る、順張りになります。長期にわたってトレンドが続きそうだと判断したときに、そのままエントリーするか、押し目や戻りを待ってのエントリーが一般的です。金融ショックなどで、一時的に相場が大きく変動した局面を狙ってエントリーするケースもあります。週足や月足といった長めの時間軸チャートを使って、長期トレンドの発生やトレンドの転換を捉えるやり方が一般的です。
　エントリーや決済のときには日足チャートを使うこともありますが、日足チャートだけですべてを判断するのはとても危険です。週足や月足ではまだレンジ相場で、大きなトレンドは発生していなかったというケースもあります。
スワップポイントがプラスの銘柄であれば、毎日少しずつ利益を得ることができます。しかし、ポジショントレードはあくまで、相場のトレンドを狙ったトレードスタイルです。仮にマイナススワップのポジションを保有していても、相場のトレンドを的確に捉えていれば、スワップポイントの支払い分を補ってあまりあるトレード収益は、十分に得られます。

ポジショントレードのデメリット

いくら市場分析を重ねても数か月先、何年先の相場になるほど正確な見通しは難しくなります。こうした側面から、ポジションを長くもつほど相場変動のリスクが付きまといます。その為、ポジショントレードは大きな利益を狙える可能性がある一方、損失も大きくなりやすいという考え方があります。大きなトレンドを見ていくことから、短期売買よりも売買判断が遅れやすいことで含み損も大きくなりやすいです。予測と反対方向へ動いてしまったときに「いつか戻るだろう…」と損切りを決断できず、ポジションを持ち続けてしまえば、長い時間をかけて損を積み上げてしまうことになります。

またポジショントレードは保有期間が長い為、多少の損失を許容するためにも必然的にLot数を減らすか、レバレッジを下げなければいけません。これによりレバレッジ効果も活かしにくいため、短期売買よりも元手が必要になりますし、売買回数も少なく、長期でポジションを保有すると、証拠金として資金を動かせなくなる時間が長くなることから資金効率も高いとはいえません。
　またスワップポイントにも注意が必要です。トレンド相場であっても、そのポジションがプラススワップとは限りません。とはいえ多くの先進国は低金利である為、大きなトレンドの波に乗れたらマイナススワップは充分相殺できます。
　長期トレンドの場合、相場の反転を狙って大底を買ったり、天井を売ったりするピンポイントでのエントリーも困難です。とは難しいです。押し目や戻りを待ってエントリーしたつもりでも、そこからさらに押し目や戻りが深くなることもあります。ポジショントレードでは、ポジションを保有したら一時的にせよ、含み損が生じる場面は必ずあると考えて取引を行うのが無難です。

スワップポイントとは？

　スワップトレードを学ぶ前に、スワップポイントの理解をもう少し深めておく必要があります。
FX投資では「安いときに買って高いときに売る」、いわゆる売買差益が基本となりますが、スワップポイントは、FXで売買差益以外に利益を得る唯一の方法になります。
　スワップポイント（スワップ金利）とは、通貨間の金利差調整分のことをいいます。一般的に、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、2通貨間の金利差からその差額を、土日祝を除き原則毎日受け取ることができます。
　一番注意が必要な点は、高金利通貨を買い建てる場合にはスワップポイントを受け取ることができますが、逆に高金利通貨を売り建てる場合にはスワップポイントを支払う必要があります。

スワップトレード

　ポジションを長期間保有して、スワップポイント（スワップ金利）の継続的な受け取りによって収益を増やしていくスタイルをスワップトレードといいます。
　長期保有という意味ではポジショントレードと同じ分類になりますが、ポジショントレードは為替差益を狙ったトレードなのに対して、スワップトレードはスワップ収益による利益を狙ったものです。したがって、スワップポイントを受け取れる方向のポジションを長期保有することが大前提となるスタイルになります。
　スワップトレードは他のトレードスタイルと比較すれば為替差益を狙ったものではないこともあり、運用効率はそれほど高くないのですが、売買回数を減らすことができるというメリットがあります。
　例えば定期的に利益を得るという点、金利という視点では、外貨預金よりも高金利という点があげられます。銀行の外貨定期預金はＦＸに比べて手数料は高く設定されているだけでなく、途中解約ができないか、違約金が発生してしまうという縛りが存在することが多いです。しかしＦＸの場合には、コストはスプレッド分しか発生しないことが多く、自分でポジションを決済できるので、外貨預金を活用した資産運用よりもスワップトレードのほうが付き合いやすいかもしれません。
　ポジションを建てるときは、相場のトレンドを確認することも大切です。買いポジションを保有することでスワップポイントを受け取ることができる通貨ペアなら、相場が上昇トレンドにあるときか、もしくはそろそろ上昇トレンドに転換しそうだと思ったときに、少しずつエントリーするようにしたほうが良いでしょう。スワップポイントだけに目を奪われて、下降トレンド真っ只中にエントリーするのは、できれば避けるべきです。もしくは、方向感が乏しく、レンジ相場が続いている通貨ペアを選択するのも良いと思います。相場がレンジで推移している間は、含み益や含み損が一方的に膨らんでいく可能性は低くなります。その間に、安定したスワップ収益を積み重ねていくことができます。

スワップトレードのデメリット
　まず、先に把握しなければならないのは、スワップポイントを受け取れる方向へポジションを保有していれば、何年、何十年にわたってポジションを放ったらかしにしているだけで簡単に資産が増えるというわけではない、という点です。安定収益が必ずしも期待できるわけではありません。というのも、為替差損が大きく発生してしまい、スワップ収益を超えてしまう場合には、トータルの収支はマイナスになります。
　ポジションがロスカットされる可能性も、絶対にないとは言えません。ポジション量を増やしたり、レバレッジを高く設定した場合、受け取るスワップポイントも多くな
りますが、それに比例して、為替レートの変動によるリスクが高まることは必ず覚えておくべきです。
スワップで利益を出すためには南アフリカランドや、トルコリラ、メキシコペソといった新興国通貨の金利は高い水準にあり、スワップトレードを行う場合には高金利通貨として選択肢に入れるトレーダーは少なくないと思いますが、これらの新興国通貨はその国の経済状況が悪化したり、政治的なリスクが高まるような不安要素が伝わると、為替レートが急落する可能性もあります。
　市場の流動性も低いため、必要以上の値動きに発展することも少なくありません。こうしたリスクが常にあることは、忘れてはいけません。また、スワップポイントは2国間の金利差に変化がなくても、為替レートの水準によって変わります。また、基本的にスワップポイントの額は日々変動するものなので、毎日、同じ金額を受け取れるとは限りません。そこに2国間の金利差が変われば、スワップポイントは一段と変化します。長期的なスワップ収益を予測することは難しいのです。

ファンダメンタルズ分析は必要？

　まず、ファンダメンタルズ分析は専門家でさえ正確にグローバル経済の動向や相場の予想をすることは難しいです。例えば、株式投資だと、PER（株価収益率）やPBR（株価純資産倍率）など、株価の割安割高を計算する方法や決算書を読み解く方法が確立されています。 FXには、これだというファンダメンタルズ分析手法がありませんし、会社の決算にあたる各国の経済指標がインフレ・製造業・雇用統計とほぼ毎日様々な国が発表しています。
　しかし、だからと言って「ファンダメンタルズは不要」という訳ではありません。
　ファンダメンタルズ分析で正確に相場を予想すること確かに難しいですが、大きい相場のトレンドを予想するのはそこまで難しくないためです。これが可能になればテクニカル分析を主体に取引を行い、ファンダメンタルズ分析で重要な経済指標に対しての準備が出来るので勝率が劇的に上がります。
　例えば、テクニカル分析で買いのサインが出て、なおかつファンダメンタルズ分析の流れが買い方向であれば、積極的に買いを仕掛けることができます。一方、テクニカル分析で買いのサインが出たけど、ファンダメンタルズ的には下落方向の圧力があれば、「買いはしばらく控えよう」といった判断を行うこともできます。
　さらにいえば、今日の夜に米雇用統計など重要な経済指標が発表されるとしたら、発表されること自体を知らない場合にはなぜ急に価格が動いたのかもわからず、急な損切を強いられる場合もあります。なので、どういった種類の発表が意識されているのかを知っておくだけでも簡単に損失を減らすことができるのです。

ファンダメンタルズ

　FXにおけるファンダメンタルズ分析において、最低限必要な知識として、以下の３つがあります。

・金融政策
・財政政策
・経済指標

それぞれどういう形で相場に影響を与えてくるのかを理解するだけことが重要です。またその中でも特に知っておくべき政策発表がありますので、名前だけでも憶えておくとリスク管理が容易になると思います。
金融政策
　金融政策とは、各国の中央銀行がその国の経済を支えるために実施する金融面の政策の事です。
　世界各国でそれぞれに中央銀行が存在しますが、FXで取引をするうえで把握しておきたいのは主要３か国です。

・米国：米FOMC
・日本：日銀金融政策決定会合
・欧州：ECB理事会

　必ず覚えて頂きたいのは、米国の金融政策を決める会合のことで、“FOMC”と呼び、年8回開催されています。
　米国は世界最大の経済大国です。その金融政策の動向、そして経済の動向がグローバル経済に与える影響は非常に大きいものです。
　例えば、米国が利上げをすれば、世界中のお金が、安全で、高い利回りが望めるであろう米国に集まります。そうなると、米ドル買いの圧力が為替市場で高まるので、米ドル高のトレンドが発生します。逆にその他の新興国などの国は、マネーの流出が起きるので、新興国通貨（トルコリラやメキシコペソなど）の売り材料になります。
　ドル円やユロ円などの通貨で主要な取引を行う場合には日銀（日銀金融政策決定会合）の動向に注意が必要です。２０１２年に行われた金融緩和により円安が、２０１６年のマイナス金利導入後のドル円は１割程度で円高に推移しています。
　ユーロ圏の金融政策決定機関であるECB理事会も、ユーロに大きく影響を与えます。例えばユーロ安になると、ユーロ円が下落（ユーロ安円高）、それを通じてドル円も下落（ドル安円高）する可能性がありますので、ドル円をトレードしている人も、その他のユーロやポンドの値動きには注意を払いたいところです。

ダウ理論とは？

　FXのテクニカルで一番使われているインジケーターが移動平均線だとしたら、一番使われている相場分析方法はダウ理論といっても過言ではありません。それほど、ダウ理論は多くのトレーダーに意識されているのでとても機能しやすい相場分析方法です。

ダウ理論は、以下の6種類の基本法則で構成されます。

1. 平均価格はすべての事象を織り込む

2. トレンドには3種類ある

3. 主要なトレンドは3段階存在する

4. 平均価格は相互に確認されなければならない

5. トレンドは出来高でも確認されなければならない

6. トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

①平均価格はすべての事象を織り込む

　GDPなどの経済指標やFOMCなどの金融政策といったファンダメンタルズ要因、地震などの災害といった予測不可能な事象も含めて、全の事象は平均価格（チャートの価格）に反映されているという考え方です。
　相場の値動きはこれらの事象を受けて形成される需給によって変動しており、逆に言えばすべての情報が織り込まれた結果が現在の平均価格であると考えることができます。
　そのため、今後の値動きを予測するには、あらゆる要因を織り込んだチャートを分析すれば良いという考え方ができ、これがチャート分析の有効性の根拠となります。
　「チャートがすべてである」とも言えるこの考え方は、FXにおいてチャート分析を重要視することの根拠となります。

②トレンドには3種類ある

　ダウ理論では、相場には次の3種類のトレンドがあると定義されています。

　上昇または下降の明確な方向性を表す「長期トレンド」。もっとも長い期間のトレンドで、ゆったりと流れる大河にも例えらます。期間はかかりますが、大きな値幅が期待できます。

　長期トレンドと逆行する調整局面を表す「中期トレンド」。長期の動きに逆行する値動きで、上昇に対する逆行を押し、下降に対する逆行を戻りといいます。この押しや戻りの動きが相場のエネルギーをためる役割になり、長期トレンドが強固になり、長持ちします。

　中期トレンドの短期的な調整局面を表す「短期トレンド」。もっとも短い期間のトレンドで、頻繁に方向を変えますが、その波形の集合体が中期・長期トレンドを作っています。

　また、ダウ理論は上昇トレンド/下降トレンドについて、明確な定義付けをしており、多くのトレーダーが意識している基礎的な考え方です。

　トレンドの定義は、連続する高値および安値が、それより前の高値・安値より上に位置する（切り上げる）限り、上昇トレンドであると考えます。その反対に、連続する高値および安値が、それより前の高値・安値より下に位置する（切り下げる）限り、下降トレンドであると考えます。

③主要なトレンドは3段階存在する

　主要なトレンド（長期トレンド）は、3段階で構成されると考えます。

　第1段階では、一部の先行型のトレーダーが底値で買ったり、天井から売ったりして価格に緩やかな動きが出る時期で、価格は動意づくもののあまり動きません「先行期」。

　続く第2段階では、価格上昇やボラティリティの増加が見られ、市場に精通しているトレーダーや、テクニカルトレーダーも参入するようになります。先行期の動きに市場全体が追随して急激な価格変動が起きる時期「追随期」。

　そして第3段階では、報道での扱いが大きくなり、出来高も増え、一般トレーダーや初心者の参入も増えていきます。この段階が、最初に買い始めた先行型のトレーダーが利益確定または反対のポジションを保有するタイミングのところで、トレンドが終息していきます「利食い期」。

　④平均価格は相互に確認されなければならない

　ダウ理論は初期段階において、工業株価平均と鉄道株価平均で構成されていました。
　当時、両者はばらばらな動き方を示すものと認識されており、それらが同じ方向性を示さない限り、本格的な上昇トレンド/下降トレンドとはいえないと考えたのです。これを応用して、現代では複数の市場で相関性を確認する必要があるとされています。
　FXに当てはめるならば、相関関係のある通貨ペアや指標を確認することが重要であると言い換えられます。

　⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

　出来高とは、一定期間中に成立した売買数量のことです。一般的に株式投資では出来高を確認することができます。市場が低い出来高で動いている場合、価格を動かそうと過度に積極的な1人の買い手または売り手がいる可能性が考えられます。この状況は市場トレンドの信憑性が低いと分析できます。
　一方、高い出来高で市場に変動が発生する場合、トレンドの信憑性が高くなると考えられます。
　しかしFXでは、市場全体の出来高を正確に確認することは難しく、この法則はあまり当てはまらないと考えられています。

　⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

　ダウ理論では、発生したトレンドは明確なトレンドの転換サインが出るまで継続すると考えます。ダウ理論でトレンドと見なされるのは、上昇トレンドは、高値の切り上げ・安値の切り上げが継続する場合。
反対に、下降トレンドでは、安値の切り下げ・高値の切り下げの場合です。

　このような状況が続けば、明確なトレンドが発生していると見なすことができます。そして上昇トレンドで、高値を切り上げられず安値を切り下げると、トレンドが終わったか調整に入ったものと考え、下降トレンドでは、安値を切り下げられず高値を切り上げると、トレンドの終わりか調整に入ったものと考えます。

　テクニカル基礎知識の内容はいかがでしたでしょうか❕
これだけの知識を詰め込むとなると、ちょっとだけ頭が重くなりますよね…

　けれど、基礎がしっかりしているか、していないかではトレードの質が大きく変わると思います。

　テクニカルは、複雑なチャートに鮮明な共通点を導き出すことのできる優れたアイテムです。テクニカルと上手く付き合っていくことが『勝ち』に繋がる一番の近道だと私は考えています。

　そして、なぜ負けたのかだけではなく、なぜ勝てるのかをテクニカルを通して理解することでトレードは劇的に成長します。

　テクニカル基礎知識の内容は以上です❕
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さつらみ🐳

Tweets by satsurami

　次は私の手法の説明です❗❗❗
興味がある方はぜひ読んでください❕

🌟さつらみ🐳印のトレンドフォロー手法❗

ここまでnoteを読んで頂き、本当にありがとうございます。
ここからは、私の手法の１つを公開します。

　本当は公開するのはとっても迷ってたけど、いつも良くしてくれてるフォロワーさん達からのお願いもあって公開することに決めました(>_<)
私が使ってるのはMT４だけど、特別に手法に使うためのMT５版のインジケーターも作りました……💦

さっそく、さつらみ🐳の手法を書いていきます❕
今回ご紹介するのは私が実際に使っているトレンドフォロー手法です❗
まず、どんな手法か簡単に説明していきます。

🔸全通貨・全時間足対応（ゴールドでも使えます❕）
🔸再現性が高く初心者にもオススメ
🔸さつらみ🐳が古くから使ってる
🔸30~100pipsの利幅

説明の通り、私が古くから使ってて非常に優位性の高い手法の一つです❗
せっかく公開するのであれば、誰でも使いやすい再現性の高いものを公開することにしました❕

なので
みんなに自信をもって提供することができる手法です。
こんな感じ👇👇👇

でも、もちろんどんな手法も必ず勉強が必要です❕
この手法をしっかり理解して、みんなにはちゃんと勝ってもらいたいです❕


無理して購入する必要はないですが、勝てずに悩んでいる方、FXをこれから始める方にとっては非常にオススメできます。

最後にこの手法を使いこなせるか不安な場合は、DMまで来てください❗
あと、この手法で勝てるようになったら教えてほしいですദ്ദി^._.^)

それじゃあ❗手法の詳細を説明していきます🐋