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お弁当にも補助を!!幼稚園の食事支援の格差を考える(2024/10/26)

せっかくの機会だしと思って、今期は上の子の幼稚園の役員をしています。

ただいま、他の幼稚園の役員さんたちと話し合いながら、園児の環境をよりよくするためにどんなことを自治体に提案するかを検討している真っ最中。

どんなことを提案しようか考えるにあたって、何とか対処しているけれど解決してくれたら嬉しい小さい困りごとを洗い出してみると、真っ先に思い浮かんだのがお弁当問題。

我が家の子どもが通う幼稚園は給食が無いので、毎日お弁当を持って登園しています。

このお弁当、用意するのがなかなか大変で。

お弁当を用意するための作業を具体的にあげると、

  • 冷蔵庫の食材を確認

  • 足りないものを買いに行く

  • 調理する

  • 栄養バランスを考えて詰める

  • お弁当箱を洗う   などなど

他にもこんなことが起こり得ます。

  • いざ詰めてみたら少し隙間ができてる

  • 隙間を埋めるための小さなおかずを用意する    

300mlほどの箱を用意するのに、結構な労力が発生しているわけです。

一方、お弁当は家庭で栄養管理ができることがメリットとして挙げられると思います。
積極的にお弁当を選びたいと思っている家庭もきっとあるはず。

園に給食室がある場合、栄養バランスが考えられた食事が提供されていることが多いと思いますが、お弁当の場合は中身は家庭任せ。

我が家のメニューはそんなにバリエーション多いわけではないので、いつも同じようなものを食べさせているけど大丈夫?という気持ちがいつもうっすらとあります。

(長期休みの時などに保育園の一時預かりを利用することがあるのですが、給食を食べてきてくれると一食分は栄養満ちてると思うとほっとするんですよね〜)


お弁当の場合、栄養バランスも食事の用意も完全に家庭の負担になっている現状を少しでも改善できないかと思い調べていると、東京都北区の事例を見つけました。

給食費に関する補助金
給食・お弁当にかかわらず、原則として8月を除く毎月、一律に月額5,000円を補助します。
(一部対象者は月額上限7,700円)

北区幼稚園連合会ウェブページより


給食の副食費は補助をしているという自治体でも、お弁当は対象外としているところが多くあった中、北区では給食・お弁当に関わらず補助をしてくれるとのこと(拍手!)。

私が住んでいる自治体でも、給食がある園の副食費は補助があるのに、お弁当は対象外。

なぜ補助は給食に限定されるのでしょうか?確実に”食事のために使われる”から??

給食もお弁当も、どちらも子どもが食べる食事には変わらないのに、通っている園に給食があるかどうかによって食事に補助が付く・付かないの違いがあるのは個人的に違和感があります。

特に、食費は節約の対象にもなりやすいと思うので、物価が上昇傾向にある今、効果は大きいかなと感じます。

食費を節約しようとするとどうしてもパンや麺類などの炭水化物に偏りやすく、タンパク質が不足しがちに。

食費にかけられるお金が月に5千円増えたら助かるという家庭は多いんじゃないかなと感じます。


少し前の杉村太蔵さんのvoicyで、アメリカ民主党ワルツ副大統領候補が、ミネソタ州知事時代に朝食と昼食に所得制限なしで無償化した話をされています。

「あの子の家は所得が少ないから学校で朝食がただで食べられるんだ」
そんな思いを子どもにさせてはいけないと所得制限無しで無償化したとのこと。

子どもの気持ちを大切にした判断、本当に尊敬するし、この視点は忘れちゃいけないなと思わされました。


役員しているからこそ、園生活での困りごとは一歩深めて、解決に向けて考えることができているなぁと感じます。

任期は残り半年切りましたが、残りも全力で頑張ります!


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さとうゆうこ | ファイナンシャルプランナー×睡眠コンサルタント
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