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令和2年7月31日配信の「メディア酔談」の感想

■映画「新聞記者」を観た境さんと相澤さんの感想

相澤さん「滅びの美学なんですよ。俺たちは負けを覚悟で戦ったんだ。
ちょうとあなた旧日本軍と同じですね。そこに美を求めては良くないですね・・。やっぱり勝たないと(略)政権変えるつもりで闘わないと。」

 最近、党内の不協和音が続く、左派政党?の「れいわ新選組」ですが、党首の山本太郎氏について私が評価するのは、選挙に勝って、総理大臣になる。

ここが他の野党に欠ける点です。
 権力は勝ち取ってこそ、自身の主張する政策の実現が現実味を帯びるのです。(野党で立案しても横取りされて実現することもありますが)そして権力の座に長く居座ると程度の差はあれ、腐敗します。

・滅びの美学に終始していないか

  左翼の滅びの美学というか、頑張った、よくやった感にはいつもいつもあきれかえるばかりです。
 「支持が広がっている」だとか「関心が高まっている」という評論家的で当事者感のないコメントにいつも私が思うのは「考えの近い人が集まってきてそういう雰囲気になった」もしくは「考えの近い人が集まってきてそういう意見を言う人が多かった」なのだと思います。

 この点においては相澤さんと同感です。

 世の中の大多数を占める無党派うさぎさんに共感されなければ支持も関心も広がっていないことと同義ではないかと思います。

多くのうさぎさんは、恐らく「変革を求めない」保守派であると思うのです。その多くのうさぎさん達が与党に投票する、投票を棄権して結果与党を利するのは、変革を求めない故であるのではないでしょうか。

 しかしながら、皮肉なことに与党自民党のいまの政策は、社会に大きな変革をもたらす「革新」政党の様です。
 どぶ板選挙や、行政への要望や提案などのいわゆる「口利き」は、自民党、公明党、日本共産党での事例がその多くを占めます。
 皮肉なことにいまや同じ様な地道な活動をしている日本共産党の主張の方がいまやこれまでの保守派のようなことをいう始末です。

「左翼商売」ってあるんですね言われるまで私は気にもかけませんでした。
 世の中に蔓延る(はびこる)「右翼商売」である嫌韓、嫌中の書籍、日露戦争、日中戦争や太平洋戦争等の旧日本軍の関与した戦争を美化した小説、映画、アニメ等、歴史改ざんをする作品の数々。
 右翼商売と左翼商売どちらがいまの日本社会に影響を与えているのでしょうか。


■政権や人物に対する批判は逆効果

 安倍氏の支持者が、いまの安倍政権の行っている政策や疑惑に対する説明にとても納得できない不誠実なことだと共感してもらえるか、もしくは世間の多くの人が安倍氏の支持者を異質なものと感じるような共感が必要ではないでしょうか。

 とはいえ、記者クラブ制などの弊害でサラリーマン化し、均一化した報道を待つだけで政治は変わるのかという疑問もあります。

 また、個人崇拝的な安倍氏の支持者が、そう簡単に考えを変えるとは私には思えません。ただ、相澤さんの仰るように安倍氏の支持者に向かって彼らが到底承服できない様なことを言い続けても、双方共に分断を招くだけというのはその通りだと思います。


■誰もがおかしいと感じることの共感の広がりが、為政者の息の根を止める

 私達に出来ることは、もしかしたら具体的な政策などについて「これってどうなんだろう?」という共感を広げることが一番いいのかもしれません。

 いまよりも遙かにマシだと私が思う民主党政権、でもそんな彼らの最大の失敗の2つは、政治主導を掲げ、それに固執しすぎて官僚と上手く出来ずにはしごを外されまくったこと、民主党に票を投じた人が誰も望んでいなかった消費税増税をやろうとしたことではないでしょうか。

 日本最大手の広告代理店をバックにつけた政権与党である自民党の広告戦略も相まって、このイメージが多くのうさぎさんに深く浸透しているのではないでしょうか。

 このイメージを崩すのは容易ではないと思いますが、どう変えていくのか、境さん、相澤さん、そして「メディア酔談チルドレン」の皆さんとこれからも知恵を出し合って、よい社会にしていければと思います。

 猿山のこととかいろいろと書きたいことは山ほどあるのですが、またの機会にします。

※憶測で書いたものがございましたので、削除し、8月4日0:26に再投稿しました。深くお詫び致しますと共に今後この様なことのないように注意します。

※私が見誤らないように戒める意味で、強いご批判を頂いたことに感謝申し上げます。

どうも一生懸命に書き連ねていくと、方向性を見誤り、書きすぎてしまうことが多々あるものですから、文章の書き方を勉強し直して書くことにします。

私の記事を読んでくださった方々にはお詫び申し上げますと共に、今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。