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メディア密談に参加してみて

1.メディア密談とは
 「メディア密談」は、メディアコンサルタントをされている境治さんが、ご学友の大阪日日新聞記者の相澤冬樹さんとYoutube配信番組「メディア酔談」をされている中で、視聴者参加型番組として初めて試みられたのが「メディア密談」です。
 令和2年7月24日(金)20:00から21:47(JST)まで、100人限定の有料番組としてビデオ会議システム「ZOOM」を使用して開催されました。
 ちなみに私は、財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの手記が、週刊文春に掲載された際の回から「メディア酔談」を拝聴しています。


2.今回のメディア密談のテーマ
 主題は、「我が国では中々、政治の話題が広がらないこと」について、前半は、境治さん、相澤冬樹さん、笛美さん(「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグ発案者)で、視聴者アンケートを交えながら行われました。(前半23分くらいのところで相澤さんが週刊文春今号で安倍昭恵氏に直撃取材されたときの裏話や、笛美さんのコーナー(どうしたら政治の関心を広げていけるか)もあり、お得感満載でした。)
 後半は、視聴者参加(現実世界で言えば、発言したいと挙手した参加者が司会者に指名されて壇上に上がると想像してみてください)のパネリスト討論形式での進め方でした。


 なお、パネリストに参加してもしなくても、出演者、パネリスト、視聴者の誰もが書き込め、読めるチャットが用意されています。

メディア酔談に参加してみて(補足)
https://note.com/moomin_toyotama/n/n6a58b64c6293


3.参加してみて

 私もパネリストに加えて頂き、他のパネリストの方々のお話を傾聴したり、私の考えなどを述べさせて頂きました。
 パネリストの方々は例えば、シングルマザーの方、経営者の方、私のようなサラリーマンなど年齢や性別、職業もまちまちで、原発事故で移住された方のお話だったり、お嬢さんが婚約者を連れてくるというお父様、子供の将来の社会を案じるお母様、我が国では官民問わず経営層も含めて女性が活躍できない現状のお話だったり、そんな中でも女性が活躍している職場のお話も伺うことができました。

 多種多様な悩みや、今後への課題などを共有することが出来たのではないかと思っています。

 相澤さんが52分頃で語られた中での気づき「政治の話を政治の話じゃないフリしてする」いきなり政治の話はハードルが高い、日頃の生活で困っていることを話しつつ、政治の話題にシフトしてみたらどうかということには非常に共感しましたし、私が日常で話している話題の導入部もいきなり「○○大臣はどうですかねぇ」ではなくて、「最近の○○(政策や施策の名前など)って、どうなんですかねぇ」とかで始めているかなぁという気がします。

4.今後への期待
 何かテーマを決めて、今後も定期的に開催されることを望みます。
 これに限らず「メディア密談」を通じて、議論の輪が広がっていくことを願います。(メディア密談を通じて知り合った方々同士で、今後もZOOMで議論を深めるというのもいいかもしれません)

 ここで知り合った方々がお一人お一人が現実世界で、共通の問題意識を広めていって、我が国でも政治の話を気軽に出来る世の中にすることで、多くの人が笑顔で暮らしやすい社会にしていけたらと思います。

 若年層を除き、ネットを使いこなしているのは社会への関心が高い人が中心で、無党派層の方々はラジオやテレビ(10代~20代だとネット動画)が中心だと思います。
 特にTwitterは関心の高い人が中心ではないかと思うからです。

5.最後に
 すぐに結論を求めてしまうのが、男の悪いところなのかもしれませんが、我が国でも政治についてごく普通に話し合うことが必要だと考えます。
 国政もそうですが、特に身近な地方自治について関心が非常に低いのが私には残念なことだと思っています。

 都道府県はもとより、基礎自治体である区市町村の首長や議員の選挙結果は、自らの暮らしに跳ね返ってくることが非常に大きいからです。(教育、福祉、環境、消防、道路、交通、清掃、上下水道など)

 選挙は決して人気投票ではなく、自らが困っていることや実現して欲しい課題に取り組んでくれる候補者に投票するべきだと思います。しかしながら、不運にも自らの思いを託すことの出来る候補者がいない場合には、より「マシ」な方を選ぶというものが選挙であり、民主主義を上手く進めていくには避けては通れない道だと思います。


 問題は私のように選挙は「必ず行くという人」ではなく、「必ず行かないという人」をどのようにして社会に参加してもらうことができるかということに尽きると思います。


 つい10年くらい前まではこんなにも政治のことを私も気にしませんでした。私が問題と思う法案や政策も多々ありましたが、議論をかみ合わせず強行採決ばかりという現状とは異なりました。また、ここ数年は報道機関が「報道したり」「報道しなかったり」を恣意的に行っているのではないだろうかという疑念を抱く出来事も多くなったと感じています。


 私の両親が戦中生まれということもあり、戦後世代ではあるのですが戦争の悲惨さをよく聴いてきました。
 戦争を起こすことなくこれからも平和であるように、より多くの人が笑顔で楽しく暮らせる国になることを希求するばかりです。

 ご賛同頂ける方は、ぜひ選挙に行って、ご自身のお考えを基に投票をお願いします。