妊活タラレバ娘【前編】
あと2回でキメたい、という宣言を6月にしたものの、そのあとも結果が出ず。
3月から始めたタイミング法の期間(5周期)を終えてしまったので、先月からタイミング法にクロミッドの服用をプラスすることになった。これも5周期、試すらしい。
クロミッドとは排卵誘発剤のことで、排卵に問題がなくても、不妊治療の初期段階で服用することがあるそうだ。生理がスタートして5日目から、5日間だけ服用する。
クリニック(婦人科)に通い始めて、半年以上が過ぎた。この期間、不妊治療のこと以上に、授かったときのこと、産むときのこと 、産んだあとのことを考えた。産科も、子どもの名前も決まってしまった。未来に思いを巡らせる時間だけが積み重なってゆくも、現実はいっこうに変わらない。
かたやまわりをみわたすと、母親になった友だちや知人がすごく増えた。おなかが大きくなったり、赤ちゃんが産まれたり、産まれた赤ちゃんが大きくなったり、ふたりめを授かったり。なんだか自分だけ、時間が止まっているようだ
。
思うように結果が出ないと、どうしても原因をつきとめたくなってしまう。
「受けた検査では異状はなかったけど、卵管造影とかまだやっていない検査をすれば原因がわかるんじゃないか」「コーヒーを多少控えていたら、今ごろ授かっているんじゃないか」「あのとき排卵日のズレを考慮して、回数を増やしてれば…」
妊活をしていれば、まあこういう時期はあるんだろう。
とはいえ、タラレバ娘的に妊活を続けるのもモヤモヤとつらいものがあるので、夫とともにクリニックへ行き、現状と今後の方針を確認することにした。あと4周期もタイミング法+クロミッドを続けるなんて、ちょっと悠長なんじゃないかね、と思うようにもなっていた。
でも不妊治療が軽やかにステップアップしていくのも、ちょっと心の準備が追いつかない。
ああ、タラレバーで、タラちゃんレバちゃんにバッサリ喝をいれてほしいよ(東村アキコ先生「東京タラレバ娘」参照)。
後編に続きます。
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