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(8)見えない炎 /第一部「産みの母」

まちゼミセミナーには行かない

そう決めていたある日

突然、お店に大東市の職員さんがやって来ました

産業労働課の男性職員Yさんでした

Yさんとは何度か話したこともあり、顔見知りでした

Yさんは少し困った顔で

「まちゼミセミナーに参加しませんか?」

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セミナー参加を誘いに来たようでした

「ああ、やっぱり参加する人が少ないんやな?」

と感じました。

私も「まちゼミって何?」っていまさら聞かんでも知ってる

それと、今だから正直に言うと

岡崎まちゼミの松井洋一郎さんは

「まちゼミセミナーでビジネスをされている人」

と、斜に構えて見ていたのも事実です。

しかし、そんなことより、知っている人から何か頼まれたら、断るのが苦手な性質

おもわず「分かりました。人が集まってないんやったら。。」

とりあえず、参加することにしました


2017年3月17日「まちゼミセミナー」

当日は、思っていた通り、参加者は20人そこそこ

決して盛況とはいえない状況でした

講師の岡崎まちゼミ代表、松井洋一郎さんの話も

「岡崎まちゼミの経緯」「全国に広がっているまちゼミ」

など基本的な内容で個人的には知っている事が多く、ビックリするような発見はありませんでした

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参加者を見渡しても、商店街関係者は少なく、全体的に静かな雰囲気

セミナーは大きな盛り上がりもなく、あっさりと終了

セミナーが終わった後も、すぐに帰る人が目立ちました

講師の松井さんと名刺交換している人もほとんどいません

私も「年度末でセミナー開催せなあかんから、松井さん呼んだんかな?」

と、ちょっと疑いました。

それから、改めて実感しました

「やっぱり大東でまちゼミするんは厳しそうやな~」

私もそのままセミナー会場を後にしました

講師の松井さんに一切の挨拶はせずに(すみません)

その後、大東市からまちゼミの連絡や情報、動きはまったく見られませんでした

そして4月になり、2017年の新年度が静かに始まりました。

(つづく)

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